宇多田 倉木と和解の握手

千葉マリンスタジアムで行われた宇多田ヒカルのコンサート

人気歌手の宇多田ヒカル(17)が初の全国ツアーの最終公演を23日夜、千葉マリンスタジアムで行った。宇多田は70年代後半の歌姫、山口百恵さん(俳優の三浦友和夫人)の「プレイバックPartII」を歌うなどユニークな演出を連発。また、宇多田の「パクリ」とダウンタウンの浜田雅功(37)がテレビ番組で発言し、大騒動となった倉木麻衣(17)が21日に宇多田と初めて対面し、握手していたことが分かった。

宇多田の千葉マリン公演初日の21日に、同じ90年代後半の歌姫・倉木と宇多田が歴史的握手を交わしていた。

倉木を目撃したファンによると、母親と事務所関係者とともに招待席に座り、ジッとステージを見つめていたという。近くの席にはタモリら著名人もいた。倉木の所属事務所関係者によると、終演後コンサート製作者のはからいで楽屋を訪問。以前から「宇多田さんと比べられるのは光栄です」と明かしていた倉木は、あこがれの先輩と初めて対面することにかなり緊張していたという。

「パクリ」発言による大騒動があった後だけに、少なからずわだかまりはあったはずの2人だったが、倉木が「素晴らしいコンサートでした」とあいさつすると、宇多田もニッコリと笑顔で応対。数分間の懇親だったが、仲良く握手も交わしていたようだという。

倉木は1週間前に宇多田の名古屋公演にも姿をみせており、この時は一般席。関係者によると「すごくいいコンサートだったので、もう1度見たい」との希望から初対面が実現したようだ。

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百恵ヘアで「プレイバックPartII」熱唱

90年代後半に登場した平成の歌姫・宇多田が、70年代後半の昭和の歌姫・百恵さんを歌った。スタジアムを埋め尽くした3万3000人の観衆は、20年を経た歴史的バトンタッチに大歓声で喜びを表した。

代表作「プレイバックPartII」を百恵さん同様、低音の魅力でスリリングに歌うあたりは迫力満点。右手で正面を指さす決めのポーズもバッチリで「百恵!」の歓声に「恥ずかしい!」とテレ笑い。「私も昭和生まれだからね。昭和を忘れちゃいけないよね」と強調した。

ツアー中にイメチェンしたショートヘアはまるで百恵さんルック。 関係者によると「つい最近、百恵さんの映像を見て感激し、ビデオやCDを買い込んで振り付けまで練習するほど大好きになった」という。宇多田が尊敬する母の藤圭子(48)は結婚後も歌手活動を続けたが、百恵さんは引退した。まだ17歳の宇多田だが、いずれどちらの道を選択することになるのか。

ラストで宇多田は「いろいろあったツアーだったけど、ここまで来られて、みんなが来てくれて、いま本当にうれしい。いま本当に幸せです」と跳びはね、喜びを全身で表現していた。

<衣装は60色>宇多田は今月1日に中止した徳島公演を除く、計20公演にすべて違うパターンの衣装で登場。この試みは極めて珍しく、1回の公演で3回の衣装替えをしたため、計60パターンのヒカルルックを披露した。モノマネなどユニークな演出も多く、この日はファンのリクエストに応えて椎名林檎を披露。マイケル・ジャクソンらを手掛ける米国の大物プロデューサーチーム「ジャム&ルイス」も初来日して演奏に参加した。29日に公演を延期した徳島市で振り替え公演を行う。

2000.08.24 スポニチ