宇多田&あゆ新作 2人で800万枚

店頭でしのぎを削る?浜崎あゆみと宇多田ヒカルのCD

若者に絶大な人気を誇る宇多田ヒカル(18)浜崎あゆみ(22)の2大アーティストが28日、新しいCDを同時に発売、歌姫アルバム対決の火ぶたが切られた。

発売初日は宇多田の「Distance」も浜崎の「A BEST」もともに約400万枚を出荷、ほぼ互角のセールスで終了。オリコン調査では宇多田がややリードしたものの、4月5日発表のチャート確定までは激しいデッドヒートが展開されそうだ。

たった1日で計800万ものCDを2人で売り上げる結果となった歌姫対決の初日。日本の音楽市場では史上最大規模ともいえる激突だけに、勝負は「がっぷり四つ」となり、軍配は簡単には上がらなかった。

発売までの初回出荷は宇多田が315万枚、浜崎が350万枚。この時点で浜崎が一気にスタート奪首するかと思われたが、ふたをあけると宇多田が猛チャージ。初日追加注文は宇多田サイドの東芝EMIに85万枚、浜崎サイドのエイベックスに50万枚があり、双方400万枚出荷が確定して第1Rを終えた。

販売に際しては大手CD店の販売競争もエスカレート。東京・新宿駅ではタワーレコード、HMVの大手CDショップ2店とも改札口付近まで臨時販売所を設け、両者のCDだけを競わせるかのように出張販売を展開。「18歳のCD日本記録保持者」VS「22歳のコギャルの教祖」のガチンコ勝負をとことんあおりまくった。

オリコンが1日当たりにまとめるデータでは、小差で宇多田のリードが判明。CD店を訪れた客の一人は「両方とも買いたい。けど真っ先に聴きたいのは宇多田。あゆと違ってオリジナルアルバムの分、聴いたことがない新曲が多いから」(22歳・女子大生)と説明。作品の性質の違いが購買欲を左右しているようだ。その一方で「あゆはベスト盤だからカラオケの練習で聴きやすいし、彼氏の車にも積める。きっと、これから長期的に売り上げを伸ばすはず」(17歳・女子高生)との見方も。

オリコンチャートに初登場するのは4月9日付(5日発表分)。「今」を代表するビッグ2の争いはまだまだ目が離せそうにない。

≪特番再放送≫宇多田が売り上げを伸ばす理由の一つに、24日に放送されたNHK「宇多田ヒカル・True Secret Story」がある。独占インタビューに加え、新曲を発売前に聴かせて好反応をもたせたものだ。当日は地震報道の影響で放送開始時間が遅れ、「27日までの4日間だけで618件の問い合わせがきた。抗議だけでなく再放送の要望が多かった」とNHK広報。急きょ、4月8日午後4時45分から再放送して異例のスピード対処する。

≪ア・カペラも≫浜崎陣営は今後の秘策として、「SEASONS」「M」など6曲の未発売ア・カペラバージョンを用意したことを緊急発表。CD収録曲とは違うアレンジ作品を29日から4月12日までの期間限定で有線放送で流し、プロモーションにつなげていく戦略だ。

2001.03.29 スポニチ