宇多田新曲CDに追悼クレジット
大阪の児童殺傷事件被害者・山下玲奈ちゃんへ

 シンガー・ソングライター、宇多田ヒカル(18)の8枚目のシングル「FINAL DISTANCE」が25日発売され、CDケースの内側に大阪の校内児童殺傷事件で殺害された山下玲奈ちゃん(享年8つ)への追悼クレジットが記された。


宇多田ヒカルの新曲CDケース(上)に記された追悼クレジット(下)
宇多田ヒカルの新曲CDケース(上)に記された追悼クレジット(下)
 ケースを開け、CDを取り出すと現れるのは「山下玲奈ちゃんへ 守りたいものすべてへ 宇多田ヒカル 6・15・2001」という文字。宇多田は先月21日に自身の公式ホームページで、同曲を玲奈ちゃんら事件の被害者にささげることを発表していた。事件が起きたのは6月8日。「6・15」の日付の意味について、レコード会社は明らかにしていない。

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 玲奈ちゃんは宇多田の大ファンで、告別式でも宇多田の曲が流れた。レコーディング中に事件を知り大きな衝撃を受けた宇多田は「ほんとうに悔しくて悲しくて、なにか私に出来ないかっていろいろ考えた」「まだつくり始めたばっかりだったこの歌を彼女にdedicate(曲などを献呈する)しようってその場で決めたんだ(そしてもちろん事件に直接巻き込まれたすべての人たちにも…)」「玲奈ちゃんにも聞いてもらいたかったな」などと心境を明かしていた。

 同曲は今年3月に発売され大ヒットとなったアルバム「Distance」の収録曲をアレンジしたリミックス版。初回出荷と初日バックオーダーの合計が50万枚を突破し、好調なスタートをきった。
 
◆劇団四季は1400人招待

 〇…「劇団四季」(浅利慶太代表)が今秋、校内児童殺傷事件のあった大阪教育大付属池田小学校の児童全員と保護者約1400人を、特別公演に招待する。演目は、アンデルセン童話を浅利さんが演出、故寺山修司さんが台本を書いた「はだかの王様」。9月24日、万国博ホール(大阪府吹田市)での公演。劇団四季広報部は「楽しいミュージカルを見て、少しでも心を軽くしてくれれば」。

2001.07.25 スポーツ報知