子ども劇場山口県センター主催
世代を超えたミュージカル

「いのち きらら」



場所:秋吉台国際芸術村ホール
日時:2001年7月28日(土)午後7時〜
        7月29日(日)(1)午後2時〜 (2)午後6時〜

「いのち きらら」参加リポート
山口に住んでいても、決して足の便がよいとはいえない秋吉台芸術村。
遠くは富山県からみえたお客さまもあって、2日間3ステージで約1200名の方々にご覧いただき、たくさんの賛辞をいただきました。
3年がかりのミュージカルに最年少の4年生ではじめた子どもは6年生に。中学生や高校生をあわせて29名が参加しました。ただでさえ成長著しく、また複雑な年代のこの時期、最終的にステージにあがった子ども達のいきいきした笑顔はなによりすてきでした。それはドラマスクールという人と人とのコミュニケーションを大切にする土台づくりに、2年以上を費やしたことの成果だったのだと思います。歌や踊り以上に、ひとりひとりが自然な自分を舞台の上で堂々とアピールできたことが、たぶん観てくださった方の共感と感動をよべたのだといえるでしょう。
 おとなの出演者もまた、ウソのない自分と向き合いながら、作ってはこわし、のきびしいくりかえしの作業が本番直前まで続けられました。
舞台裏を支えた100名近いおとなたちの力も見逃せません。上演前1週間には、衣裳、小道具、大道具、照明、音響、コーラス…すべての裏方にボランティアのスタッフが入りました。
思い返せば気の遠くなるような事業。子どもたちからはまたやろう!の声がすでに聞こえてきています。

Made In Yamaguchi一壮大な「いのち」のロマン。
ここに発信!

Story
6年3組は学校一のバラバラ組。「登校拒否」していた担任が学校をやめ、新しい担任の音楽教師 ケイ子も、悪ガッキーズの一声で子どもたちに集団大脱走されてノックアウト…!
しかし、何故かこの日、失意のケイ子、変わり者の「ハカセ」、口を利かない転校生ミカコ、 悪ガッキーズまで秋吉台に大集合。洞窟コウモリのバッツとバイク乗りライターズの決闘シーンに 巻き込まれ、その上「縄文人」たちから、ナゾの招待状を手渡される。
ハカセの活躍でナゾの手紙を解読し、満月のカルスト大地にやって来た6年3組とケイ子が 出会ったものは‥‥‥?!


一般公募のスタッフ・キャストによる
世代間をこえたミュージカル
この作品は、21世紀未来博「山口きらら博」の「21世紀未来博舞台芸術等創造特別支援事業」として、98年度から3年間の長期プロジェクトとして取り組まれました。参加者はスタッフ・キャストあわせてのベ100人以上。スタート時小学校4年生の子どもから50代半ばの大人まで、専門家の指導のもと、世代間の枠を越えてともに創作した、山口発信のミュージカルです。
こどもステーション山口の会員も熱演しました。

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