アルコンレポートat三重県文化会館


ここでは2001年の春ツアー「AUBE 2001 NEVER FADE」の
三重県文化会館でのコンサートの模様を報告します。

日時:2001年4月29日
会場:三重県総合文化センター(三重県文化会館)大ホール
座席:3階4列5番
開場:17:30〜
開演:18:15〜
終演:21:15

演奏曲順
1.Lonely Heart
2.Stand Up, Baby -愛こそすべて-
3.Long way to Freedom
(MC)
4.The Boxer
(MC)
5.Southern man
6.シュプレヒコールに耳を塞いで
7.幻夜祭
(MC)
8.Ticket to Ride[涙の乗車券]
9.ロンリーガールを抱きしめて
10. WILD BAHN!
(MC)
11. My Truth
12. Dark Side Meditation
13. 明日の鐘
14. Count Down 1999
15. NEVER FADE
(ENCORE1)
16. 恋の炎
17. 希望の鐘が鳴る朝に
(MC・闘牛)
18. 別れても好きな人
19. You don't have to say you love me.
20. D.D.D!〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜
21. 夢よ急げ
(ENCORE2)
(MC)
22. The Way
23. 終わりなきメッセージ

レポート
高校時代に四日市のコンサートに行って以来、実に6年ぶりの三重でのコンサート参加
となった今回、なんと初めて雨の日のコンサート参加となりました。晴れ男(自称)の
想いもむなしく、今回もアル中仲間の仲野幸博氏 と共に、まずは電車で津駅に到着。
ここから20分ほど歩いて会場にやっと到着。が、ここで本日の会場となった三重県
文化会館には駐車場が完備されていることに気づく。「車でも来れるじゃん!」と思っても
もはや後の祭。びしょぬれのズボンのままでの会場入りとなりました。

で、会場内を見渡してみると、GWということもあって家族で見に来ている方々が本当に
目立ちました。FM三重の協賛ということもあって、ラジオの番組で何度も宣伝されていた
せいか、小・中学生もかなり多かったように思います。

そして、開演時間の6:00!、を5分過ぎ、10分過ぎ・・・。一向にメンバーが現れない
ので、お客さんたちも少々動揺。高見沢先生恒例の遅刻?、という不安さえよぎり始めた頃
予定より15分遅れてやっと開演となりました。
ドラムの長谷川さん、キーボードの山石さんが登場した後、桜井さんと坂崎さんが登場!。
「あれ、肝心のあの方は?」と思ったらセンターからウエディングドレス(と言っても、
身動きとりやすいようにかなり短くなっていましたが)をまとった高見沢さんが登場!!。
当然、会場はいきなり大盛り上がり。「アンコールはしないでね。」という断りを入れた上で、
まずは「Lonely Heart」。自分にとっては予想外の、高見沢さんのソロアルバムからの1曲
でしたが、1曲目からいきなり飛び跳ねまくっていました。(後ろの方がずっと座って
見ていたので、少し申し訳ない気もしましたが。)

立て続けに「Stand Up, Baby -愛こそすべて-」、「Long way to Freedom」と、まるで
コンサート終盤のような盛り上がりで、こっちも夢中で拳を振り上げていました。高見沢さんは
ステージを所狭しと走り回っていましたが、3階席であったため、端の方に行ったときは
完全に見えませんでした・・・。ノリノリで歌詞を「燃える闘牛!」と変えて歌う高見沢さんが
印象的でした。

3曲歌い終わった後、「今日はどうもありがとー!」という声を残して高見沢さん退場。
当然のごとく会場内にはアンコールの声が響き渡り、しばらくして(本物の?)高見沢さん登場。
一応、この「前座」は高見沢さんにそっくりな方がやっている、ということだそうです。

MCでは、やはり話は自然と闘牛の方へ。高見沢さんは予定より骨折の回復が遅れている
みたいですが、ギターを弾くときには、人差し指を使わずに弾く特訓の成果が実って、
ほぼ問題ないそうです。

しかし、序盤からの勢いのせいか、はたまた春ツアーも1/3を終えてそろそろ疲れが
溜まってきたせいか、この日の御三方は少々壊れ気味(笑)。桜井さんがマイクを通して
「黄色いウ○コ」と発言してしまい、さすがに坂崎さんから久々の(?)レッドカードが
出されました(笑)。

そして、アルフィー初心者のためにということで、どういういきさつでアルフィーが結成されたか
という坂崎さんの話の後、コンフィデンス時代によくやっていたというS&Gの「The Boxer」と
CSN&Yの「Southern man」の2曲。テレビでアルフィーがこの2曲をやっているのは
何度も聞きましたが、生で聞くのは初めてということもあって、ハーモニーに酔いしれていました。

さらに、アルフィー結成当時の想いをこめて作られた「シュプレヒコールに耳を塞いで」と
「幻夜祭」の2曲。先のカバー2曲とあわせて、この4曲の構成はアルフィーファンならまさに
圧巻ですし、アルフィーをよく知らない人も「アルフィーってこんな曲もやるの?」っていう
感じで新鮮だったのではないでしょうか。

坂崎さんのMCで引き続きアルフィーの歴史を振り返った後、今度は坂崎さんのルーツとなった
ビートルズの曲から「Ticket to Ride[涙の乗車券]」。この曲を聴くと、完全にアルフィーの
曲なんじゃないの?って思ってしまうのは私だけでしょうか。本当にぴったりはまっている
気がします。

この後はいわゆる中盤の山場。「ロンリーガールを抱きしめて」に続いて「WILD BAHN!」。
やはり鈴鹿サーキットのある三重を意識しての選曲なのでしょうか?。英語バージョンも
ありますが今回は日本語バージョンでした。

ここでいよいよ高見沢さんのMC。6月発売の新曲や9月のロンドン公演について(ファンの人は
すでに周知のことですが)、そしてロンドン公演を前に最近は「U.K.Breakfast」を自画自賛
しながら聞いていることなどなど。そして、そのアルバム「U.K.Breakfast」から「My Truth」。
この曲の歌詞には個人的にいろいろな想いがあります(涙)。実は初コンサート以来、生で
この曲をきいていなかったので感慨ひとしおでした。(その初コンサートも三重だった。)

そして、次の「Dark Side Meditation」のあと、鐘の鳴り響く音が聞こえてきたので、「多分次は
「希望の鐘が鳴る朝に」かな。」と完全に思い込んでいました。ところが、ステージ中央に
スポットライトがあたり、聞こえてきたのは坂崎さんのアコースティックギターの音・・・。
何と「明日の鐘」だったのです!。一番好きな曲を生で、しかも地元三重で聞ける!!、と思った
瞬間、水道の蛇口をひねったかのように涙が止まらなくなってしまいました。(左隣の人は
こんな私の姿を不思議そうに見ていました(笑)。)

余韻に浸る間もなく、その次は「Count Down 1999」。が、正直言ってしばらくは感動
覚めやらぬ状態でボーっとしていました。
そして本編の最後はツアータイトルにもなっている「NEVER FADE」。さすがFM三重の
ヒットチャートに去年末以来ずっとランクインしている曲だけあって、会場も大盛り上がりの中
本編終了となりました。

で、アンコール1発目は「恋の炎」。初めて坂崎さんがステージの袖の部分にやって来たのですが、
それを邪魔するかのように(?)ステージの上に飛び乗り写真を撮るカメラマン。まっ、仕事だから
仕方ないですけど。
そして、個人的には特に深い思い入れは無いものの、ファンでない一般の人にも人気の高い
「希望の鐘が鳴る朝に」。しかし、この曲のときは大抵高見沢さんのエンジェル・ビーナスギター
が見れるのでちょっと嬉しい気もします。

続いてのMCでは、恒例となっている桜井さんの変身(?)コーナー。今回は闘牛に掛けて牛
(ホルスタイン)の着ぐるみで登場!。何か乳首の数やけに多くねーか?、って思ったのは私だけ
でしょうか?。とにかく、三重名産の大内山牛乳を飲んだ後で、「誰か戦う相手いねーかなー?」
という振りに対して、「Ole(俺?)!」と叫びながら闘牛士姿の高見沢さん登場!。もちろん
その場で闘牛の再現とはなりませんでしたが、坂崎さんを交えて三人が大内山牛乳で乾杯。
そのままの壊れた勢いで「別れても好きな人」とエルビス・プレスリーの「You don't have to say you love me.」
を熱唱する桜井さん。いつ聞いてもプレスリーを歌うときの桜井さんの声には惚れ惚れさせられます!

そして、「D・D・D!」の掛け声と共に始まった「D.D.D!〜Happy 65th Anniversary for Donald Duck〜」。
サビ部分では恒例のパラパラダンス。今回は間違えずに踊れました!(ちょっと自己満足)。
そのままの勢いで「夢よ急げ」に突入。会場内には5色(たぶん赤・青・黄・緑・紫)の風船が
放り込まれたのですが、これがどういうわけかやたら端の方ばかりに行ってしまうので、
会場内の警備の係りの方が何度も打ち返していました(笑)。しかしよく考えてみると、21世紀の
アルフィーの1発目の曲がこれなんですよねえ。

この後二度目のアンコールとなったのですが、正直ここからは時間との闘いみたいなもんでした。
予定していた最終の1本前の電車には間違いなく乗れないことが分かったので、完全にあきらめて
アンコールをしていました。
そして、二度目のアンコールはもはや定番になりつつある「The Way」から。最後のサビの部分での
マイク無しでコーラスも会場が小さいおかげではっきりと聞こえました!
ラストは「終わりなきメッセージ」。6回目のコンサートにして初めて生で聞きましたが、
やはりこの曲を聴くと、「Nouvelle Vague」ツアーで消滅の決まった横浜フリューゲルスの
旗を振りながら歌う高見沢さんの姿を思い出してしまいます。
久しぶりの三重でのコンサートでしたが、満足度は遥かに前回を上回っていたような、
そんな気がしました。

(おまけ)私の記憶が確かならば、今回のコンサートでは高見沢大先生は一度も歌詞を
間違えなかったような・・・。これって珍しい??


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