地盤改良


さいたま市でも有名な洪水地帯で、調査するまでもなく軟弱地盤なので、
地盤改良を行いました。その調査&施工を公開します


1.地盤調査

  
スウェーデン式サウンディング試験法

   スウェーデン式サウンディング試験機を用いて、土の貫入抵抗を測定し
   
その土の硬さや締まり具合、土層の構成を判定する方法

 



  
試験方法

   棒の先端にスクリューポイントがついていて、まず荷重(5,15,25,50,75,100kg)を
   
かけて、どこの荷重で貫入したか、25cm毎を記録する。
   
100kgの荷重をかけても貫入しないときは、機具を回転させ25cm貫入に要した
   
半回転数を記録する。


  
調査地点

 



  
調査結果
   
3階建ての場合、N値は3.0以上ないと地盤改良が必要。

   A地点
   B地点
 
 
深度 荷重 半回転数 推定土質 N値
0.25 掘削      
0.50 掘削      
0.75 100 20 瓦礫混じり
粘性土
7.0
1.00 100 100 15.0
 
深度 荷重 半回転数 推定土質 N値
0.25 掘削      
0.50 掘削      
0.75 100 4 瓦礫混じり
粘性土
3.8
1.00 100 1 3.2
1.25 100 30 9.0
1.50 100 45 12.0
1.75 100 40 11.0
2.00 100 6 4.2
2.25 100 4 粘性土 3.8
2.50 100 1 3.2
2.75 100 2 3.4
3.00 100 100 3.2
3.25 100 2 3.4
3.50 100 2 3.4
3.75 100 2 3.4
4.00 100 4 3.8
4.25 100 4 3.8
4.50 100 4 3.8
4.75 100 3 3.6
5.00 100 3 3.6
5.25 100 5 4.0
5.50 100 6 4.2
5.75 100 9 4.8
6.00 100 8 4.6
6.25 100 11 5.2
6.50 100 4 3.8
6.75 100 8 4.6
7.00 100 6 4.2
7.25 100 9 4.8
7.50 100 14 砂質土 5.8
7.75 100 17 6.6
8.00 100 56 15.0
8.25 100 81 15.0
8.50 100 150 15.0
8.75 100 250 15.0
8.00 100   15.0
9.25 100 100 15.0
9.50 100 67 15.0
9.75 100 47 15.0
10.00 100 45 14.1
 
   
   C地点
 
深度 荷重 半回転数 推定土質 N値
0.25 掘削      
0.50 掘削      
0.75 100 8 瓦礫混じり
粘性土
4.6
1.00 100 5 4.0
1.25 50   粘性土 1.5
1.50 50   1.5
1.75 50   1.5
2.00 50   1.5
2.25 50   2.3
2.50 50   1.5
2.75 75   1.5
3.00 50   1.5
3.25 50   1.5
3.50 75   2.3
3.75 75   2.3
4.00 75   2.3
4.25 50   1.5
4.50 50   1.5
4.75 75   2.3
5.00 75   2.3
5.25 100   3.0
5.50 100   3.0
5.75 100   3.0
6.00 100   3.0
6.25 100 6 4.2
6.50 100 7 4.4
6.75 100 8 4.6
7.00 100 3 3.6
7.25 100 26 砂質土 9.0
7.50 100 56 15.0
7.75 100 150 15.0
 
         

  原文

   地形区分

      霧敷川の影響による大宮台地の開析地に位置している。

   地盤状況

      別紙に示す通り、3測点いずでも表層部1〜2m間は瓦礫を混入する盛土層になっており、貫入状況から
      すると大きな瓦礫が多量に含まれている模様(測点Aは貫入不能)で、全体的には間隙が多く締まり具合は
      不良といえる。

      また、盛土層下部には、50〜100kg自沈が主体の非常に軟弱で含水性比も大きく圧縮性に富んだ沖積
      シルト質土層が介在しており、測点Bに於いてN値=3〜4程度と比較的良好な想定数値を示しているが、
      これは測定用ロッドが上部の瓦礫に擦りながらの貫入であったため過大な数値を得たものと思われ、実質的
      には測点Cと同様に軟弱な状態であるものと思われる。尚、各測点ともにGL−7m付近より砂質土層に移行
      しており、その強度はN値=5〜15以上を得ている。

      以上より基礎の検討を行うと、上述のとおり上位部に非常に不安定な地盤が厚く続いていることから、何等かの
      地盤補強策が必要と思われる



2.地盤改良

  
T−Wingパイル工法

   杭先端部に設置された螺旋状の羽根と掘削刃を持つ鋼管杭を、杭頭部に回転トルクを与えることにより
   
地盤中に埋設する。杭体を回転させることにより、杭先端羽根部は地盤を斜めに削りながら貫入し、
   杭本体体積分の土を側方に押圧しながら無排土の状態で支持地盤に到達し、さらに支持地盤中に食い込ませる。

 
1.杭の建て込み 2.杭の固定 3.回転埋設 4.杭の接続 5.埋設完了
 杭を吊り込んで
 杭芯に合わせて
 杭をセットする

 杭先端を杭芯へ
 セット完了した
 ら装置を固定す
 る
 杭の鉛直性を確
 認したら、回転
 を与えて、羽根
 の推進力で杭を
 埋設する
 1本目を埋設し
 たら、2〜3本
 目は溶接により
 継ぎ足し、順次
 回転埋設をする
 所定の深さまで
 埋設が終わった
 ら、キャップを
 外して施工完了


  杭先端部
  埋め込み
  施工機械


  杭の位置
  杭伏図