朝里天狗岳 683

2015114日 快晴

登り・1時間(休憩時間含む)

下り・40分(休憩時間含む)

山頂→5分←北峰

 

 

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GPSトラックログ

 

 

 

 

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 朝里川温泉を抜け、ループ橋を回って朝里ダムへ。ここからオタルナイ湖越しに朝里天狗岳(写真中央の三角形の山)を望むことが出来る。札幌方向からは見えない山だけに新鮮に映る。

 

 

 

 

 

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 「魚留の滝」の標識がある地点の山側が登山口になるのだが、車の停めるスペースがない。軽≠ネら路側帯に停めても良さそうだが、普通車以上は走行車線にはみ出そう。

 400mほど定山渓側に進むと、「天殻橋」を越えたところに10台は停めることが出来る駐車スペースがある。登山口まで歩いて5分ほどなので、そこに駐車する。

 駐車スペースからは送電線の鉄塔越しに朝里天狗岳の山頂が見える。直線距離なら驚くほど近いのだろうが、ここからはZ字のように折れながら進まなければならない。

 

 

 

 

 

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 車道を5分ほど歩いて登山口へ戻る。木にくくり付けられた標識には1.5kmとあるが、良く見ると6.5kmとも見える。どう考えても6.5kmの距離があるとは思えないので、誰かのイタズラだろうか。

 送電線の下を一直線に延びる登山道は「北電」の管理なのだろう。良く手入れがされて歩き易い。

 

 

 

 

 

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 送電線の下を真っ直ぐに登っていると、最初は左前方に見えていた山頂が次第に真横に見えて来る。このまま真っ直ぐ山頂に向かった方がどれだけ距離を短縮出来ることかと考えるが、道のない林の中を歩く度胸もないから、手入れされた管理道を黙々と歩く。

 

 

 

 

 

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 送電線の下から登って来た方向を振り返ると、送電線は赤井川村の方に延びていた。果てしなく延びて行く送電線を敷設するのも大変な事業だが、それを管理するのも大変な事業に違いない。節電することがそういう事業に協力することになるのかどうかは分からないが、電気は大切な文明の利器だということだけは忘れないでいたい。

 

 

 

 

 

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 大分高度を上げたなと思ったころ、目の前に水量豊富な小川が現れる。流れて行く方向からして、駐車スペースのあった「天殻橋」の下に行くと思われた。

 もう尾根も近いというのに想像以上の水量だ。時間があるなら、この流れの水源地を探して見たいものだ。きっと屏風岳の方から流れて来ているのだろう。

 

 

 

 

 

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 しばらく歩いていると、道の左側のエゾマツの幹に赤いペンキで「天狗岳」の文字。幅の広い管理道はまだ先に延びているが、山頂へはここから左折するようだ。山頂の方向からすると左折するのが遅いくらいだと思った。

 

 

 

 

 

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 踏み跡の明瞭でない登山道は赤ペンキやピンクテープの目印が頼り。途中、また水量の多い小川を横切ることになるのだが、これなら最初に出合ったところから遡行するように目印を付ければ、ずい分近道出来そうが気がした。

 

 

 

 

 

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 山頂が近くなるとシラカンバやダケカンバが密生して来る。とてもピンクテープの目印がないと歩くことが出来ない。有難いことにピンクテープは必ず次のテープを確認出来る距離で付けられているため、あちらこちらと探す必要がない。

 それにしてもずい分北側から回り込んで登るようになっている。もっと直登気味にテープを付けても良さそうだが。

 

 

 

 

 

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 雪の少し残った灌木帯を抜けると岩場の朝里岳山頂に出る。山頂標識もずい分と年季が入った代物だ。

 ここからは朝里岳のなだらかな山頂が望めるが、展望の良い北峰(展望台とも呼ばれているらしい)はここから200m北側にある。

 

 

 

 

 

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 朝里岳山頂から小枝の煩わしい灌木帯を抜けると、目の前に朝里ダムと小樽の海が見渡せる北峰に出る。右手には屏風岳の岩肌が立ち並び、眺めは最高に良い。

 空気が澄んでいたら暑寒別など増毛の山々を望むことが出来たのだろう。残雪の頃、もう一度訪れて見たいものだ。

 

 

 

 

 

 

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 往復2時間、まだ時間はたっぷり残っていたので、道路向かいにある「魚留の滝」を見に行くことにした。もう10年以上は来ていない。雪解け水で水量の多い春先とは違って、ちょっと寂しい滝の姿だった。それでも紅葉真っ盛りの時期なら少しは見応えもあったかも知れない。

 滝見台には防護柵もなにもないので、滝に近付くとチョッとスリリング。夏場は股間がゾクゾクして最高なんだろう。

 最高の天気でサクサク秋山歩き。低山ながら会心の秋山を楽しんだ。

 

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