渡島半島東南端にある活火山「恵山」は函館市街地から海岸線を東へ40キロ行ったところにある。恵山は「火を吹き溶岩が流れ落ちる」という意味のアイヌ語「イエサン」にちなんで名付けられたという。
恵山地域から火口原駐車場までの車道脇の斜面にはムラサキヤシオツツジが多く咲いていて、濃いピンク色の花が目を楽しませてくれた。火口原駐車場からは権現堂コースを登って山頂に至った。途中、エゾイソツツジが群落を作って咲き乱れ、無機質な溶岩帯に優しい空間を作り出していた。
天気が良ければ津軽海峡を隔てて下北半島や津軽半島までが望めるというが、空気がもやっていた所為で渡島半島の山々しか望めなかったのは少々残念であった。
登り・火口原駐車場〜1時間05分(休憩時間含む)〜恵山山頂
下り・恵山山頂〜1時間10分(恵山展望台コース迂回)〜火口原駐車場
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