五天山 303.2m
2021年10月12日 晴れ
五天山公園から左回りで一周
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登り・五天山公園から山頂まで 45分 下り・南峰から五天山公園まで20分
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GPSトラックログ
茶線=私有地道路 緑線=ヤブ漕ぎ
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五天山公園から見上げる五天山は端正な三角錐ですが、階段状に採石された跡が痛々しい姿です。地域の名を取って「福井富士」と呼ばれてもおかしくない姿ですが、仏典から名付けられた「五天山」という立派な名前があるので、安直に「・・富士」などと呼ぶ必要はないのでしょう。
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公園内は整備され、球技場や炊事場、パークゴルフ場などがありました。北側から登るため、先ずはパークゴルフ場を取り囲むように延びる遊歩道からスタートしました。
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10分ほど歩くと、遊歩道の左側に登山道入口がありました。しかし立て看板には「公園区域外・・・立ち入らないで」と書かれていました。
これは困ったと思いましたが、中にピンクテープもあるので自己責任で入ることにしました。
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どうやら登山道と思えた荒れた林道は私有地のようでした。途中に朽ち果てた民家跡もありましたが、私有地のため林道の写真掲載は止めました。
林道は途中でアスファルト道に変わりましたが、その先には大きな民家があって行き止まりになっていました。地図を確認すると左側に林道があるようなので、そちらに進んで見ることにしました。廃道となった林道にはススキが生い茂り、道をふさいでいましたが、北側からの登山道と合流することを信じて突き進みました。
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「さっぽろ文庫・札幌の山々」に掲載されている五天山の写真にはジンギスカン料理などが食べられた料理店、「札幌新山」と思われる建物が写っていました。
多分、最終地点にある民家の辺りか、そこから少し上にある廃墟跡がその地点になるのかと思われました。車で行けたということですから、アスファルト道になっていたのも頷けました。
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廃道から外れてヤブ漕ぎをすると、すぐに平和地区からの登山道と合流することが出来ました。これでひと安心ですが、山頂までにはもうひと汗掻かなければなりませんでした。
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平和地区側から五天山に登る登山者が少ないのか、登山道はあまり手入れがされていないようでした。それでも道は明瞭で、行く手をふさぐヤブもありませんから、山頂までは快適に歩くことが出来ました。
北側からの尾根をゆっくり登ると、狛犬に守られた石造りの祠が見えて来ました。先ずは身勝手ながら現在苦しめられている「ギックリ腰」の全快をお願いしました。祠の後ろには三角点があり、木立には山頂標識が取り付けられていました。
静ひつな雰囲気を醸し出す山頂ですが、残念ながら木立に囲まれて眺望がまったくありません。そろそろ休憩にしたい状態でしたが、ここから5分ほど進んだところにある眺望の良い南峰まで行くことにしました。
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山頂から南側に下り、小さなコブに登り返せば南峰です。五天山公園から見える三角錐の頂点がこの南峰です。切り立った採石場跡の天辺ですから、足元は当然下が見えないほど切れ落ちていました。
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切れ落ちた崖の上から福井地区の住宅地を見下ろしました。遠くに三角山から大倉山、そして奥三角山へと続く稜線が確認出来ました。
右手には藻岩山や砥石山も確認出来て、素晴らしい眺望を満喫することが出来ました。
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足元を見下ろすと、五天山公園の全景を俯瞰出来ました。まるで真上から見下ろしているような光景で、知らず知らずに股間がゾクゾクしてしまいました。
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下りはコルから南側に下りました。登山道の状態から見て、こちら側からは結構登られているようでした。登山道が途切れたところに「第二見晴台」がありました。
見晴台の階段左にある登山道入り口にも「公園区域外・・・立ち入らないで」と書かれた立て看板がありました。どうやら公園側から五天山に登ることは「すべて自己責任ですよ!」ということなのでしょう。見晴台から下は立派なアスファルト道になっていて、赤く色付いたナナカマドを楽しみながら公園まで戻りました。最後に「水車小屋」の内部を見学してから車に戻りました。
次回は平和地区から「正規のルート」を登って見たいと思います。
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