五天山  303.2m

 

20211019日  曇り

 

札幌西区・平和地区から

 

 

 

登り・登山口から山頂まで 35分(南峰経由)

下り・山頂から登山口まで20

 

 

 

GPSトラックログ

 

 

 

 五天山を北から登るコースの登山口は札幌西区・平和地区にある「西陵高校」西側の車道を上り切った左側にあります。車道の上り口正面には五天山の山頂部が見えていました。

 

 

 

 

 

 

 車道から左の山道に入ると車の通れる古いアスファルト道が続いていました。車を邪魔にならない道路脇に停めてから歩き始めると、「私有地につき関係者以外立入禁止」の看板が立っていました。

 公園側から登った時も私有地と書かれた標識があったので、どうやら五天山そのものが私有地のようでした。さて、自分は何の関係もないひとりの登山者だけに立ち入って良いのかどうか悩みましたが、今回は先週公園側から登った時に感じた登山道の不明瞭さを知る目的があったので、勝手に五天山登山道調査隊?の名目で立ち入ることにしました。万が一、不法侵入者で捕まれば釈明の仕様がありません。

 

 

 

 

 

 

 反射板が見える辺りで地図に載っている実線の登山道を探して、何度かアスファルト道から外れてヤブに足を踏み入れました。しかし、とうの昔に廃道になったのか、それらしき形跡は見つかりませんでした。

 

 

 

 

 

 

 仕方なくアスファルト道を進んで行くと、右側に「五天山入口」と彫られた石柱があり、その先に整備された明るい登山道が続いていました。地図に載っていない道ですが、石柱の古さから見て歴史のある道だと感じました。

 

 

 

 

 

 

 石柱から進んでほどなくすると、左手に五天山神社の建物が見えて来ました(写真は境内に入って拝殿の正面から写したものです)。

 ここで石柱から神社に至るまでの明るい登山道は神社を管理したり、お参りをする人のための参道なのだと気が付きました。その証拠に、ここから先は細い登山道になっていました。

 

 

 

 

 

 

 神社横の細い急坂を上り切ると、そこは先週公園側から登った際、民家横のヤブの廃道跡をたどった末に合流した地点でした。倒れた木の根には「五天山」の標識が取り付けられていました。

 

 

 

 

 

 

 細くなった登山道は徐々に広がり、明るい作業道のようになって来ました。左側には木立にピンクテープが取り付けられた山頂へ向かう枝道がありますが、今回は作業道を直進することにしました。地図には載っていない道ですが、自分の勘では南峰方向に向かっていると思われました。

 

 

 

 

 

 

 明るい作業道はやはり南峰のコルへと続いていました。このまま山頂へ向かうのも勿体ないので南峰からの眺望を楽しむことにしました。

 

 

 

 

 

 

 相変わらず股間がキューンとする高度感です。向かいの山肌は1週間前よりも色付きを増している様に思えました。

 

 

 

 

 

 

 コルのカエデやモミジはちょうど見ごろの色付きでした。黄葉の多い五天山ではひと際目立つ紅葉でした。

 

 

 

 

 

 

 山頂の祠(五天山神社奥の院)には今回もギックリ腰の早い回復をお願いしました。凛々しい顔の狛犬も、身勝手なオヤジのお願いに困惑しているようでした。

 今回の歩きで五天山の登山道を理解することが出来ましたが、五天山のような低山でも地図に載っていない道と廃道が混然となれば、意外と頭を悩ませるものだと感じました。

 もしGPSを持っていなければ本当に迷子になっていたかも知れません。低山を侮ってはいけません。