春香山 907m

 

2014529日 晴れ

 

登り 2時間50分(休憩時間含む) 下り 1時間50分(休憩時間含む)

 

 

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GPSトラックログ

 

赤線→登り(登山道歩き)  青線→下り(土場から林道歩き)

 

 

 

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 銭函・桂岡地区の最奥にある登山口からスタート。住宅地横の駐車スペースには5台ほどが駐車出来る。

 もう一つの登山口である砂防ダム側には明確な駐車スペースがないので、道路わきの空きスペースを利用するしかない。私有地に入らないよう注意が必要だ。

 

 

 

 

 

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 スタートしてから最初の沢に架かっていた「桂春橋」が姿を消していた。雪の重みで倒壊したのか、それとも老朽化で危険になって取り壊したのか分からないが、小川の上に廃材を利用した橋が架かっていた。

 

 

 

 

 

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 2年前に伐採された山の斜面。この様な斜面が何か所もある。これから植林をするのか、それともこのまま放置するのか分からない。

 雪が積もればボーダー達の格好の遊び場になりそうな斜面だ。でもボードを抱えてここまで入って来る物好きな若者はそういないだろう。

 

 

 

 

 

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 住宅地から続く樹林の中の登山道を歩いていると、突然周囲が明るくなって林道と合流する。伐採した木材を運び出すために拡張された林道は幅広く明るい。しかし砕石を敷いた路面は足裏には辛い。

 

 

 

 

 

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 林道との合流点から間もないところにあったクマの糞。縦30センチ、横15センチほどはあるだろう。乾燥具合からして前日のものと思われる。

 「ここから先はオレ様の領域だ!」と宣言しているような異物だった。

 

 

 

 

 

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 林道が拡張されたおかげで、従来からあった登山道は寸断された。それでも元々林道歩きを余儀なくされた登山道だったので違和感はない。

 登山道を歩くのか、それとも林道を歩くのか悩まされるが、やはり登山道を歩いた方が山歩きの気分を味わえると思う。

 

 

 

 

 

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 登山道脇に咲くシラネアオイ。その他にエンレイソウ、ニリンソウ、タイツボスミレ、エゾエンゴサク等が多く見られる。とくにエンレイソウの群落は見事だ。

 

 

 

 

 

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 登山道脇に咲くカタクリの花。この日は5月として47年ぶりの真夏日となった札幌。山中の暑さも生半可なものではなかった。あまりの暑さにスポーツドリンクをがぶ飲みしながら歩いた。

 おどけた様なカタクリの花も、心なしか暑さで狂い咲きしているかのように感じた。

 

 

 

 

 

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 背丈の高い灌木が増えて、何も見えなくなった土場を通過して銭函峠を目指す。峠は銭函と定山渓を結ぶ旧街道の通過点。昔の人は重い荷物を背負ってこの峠を越えたのだろうか。

 峠にはデザインされた文字で案内板が掲げられている。ここにも「オ・モ・テ・ナ・シ」が。

 

 

 

 

 

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 峠から銀嶺荘までは起伏の少ない登山道が続く。途中、春香山の山頂部が見渡せる「山見の丘」がある。山頂にまだ雪が残っているのが分かる。

 

 

 

 

 

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 ぬかるんだ登山道の脇にはカエルの卵があった。かなりの量だから、これが一斉に孵化すると、周りはカエルだらけになるのだろうか。想像して見ると、クマの出没より怖い(気持ち悪い)画が浮かんで来た。

 

 

 

 

 

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 新緑に包まれた銀嶺荘。粉雪舞う時期に一度は泊まって見たいと思っているのだが、なかなか実現出来ないでいる。

 

 

 

 

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 銀嶺荘の裏手にある春香山頂上への登り口。案の定、雪解け水で小川と化していた。これがあるから蒸れる足を我慢して長靴を履いて来たのだ。

 下山時に、この登り口を登山道だと思わないで行き過ぎた登山者がいた。これだけ水が流れていれば、まさか登山道だとは思わなかったのだろう。それにしても以前に立てられていた案内標識は何処へ行ったのだろう。

 

 

 

 

 

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 山頂への登山道にはまだ雪が残っていた。ちょうど雪が融けて笹が立ち始める時期で、突然ザザッと笹が起き上がり、ビックリする時もあった。

 

 

 

 

 

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 山頂尾根の反対側には朝里岳や白井岳が望まれる。その背後に聳えているはずの余市岳は空気がもやって見ることが出来ない。

 

 

 

 

 

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 期待していた石狩湾の光景や、増毛の山並みも見えない。右手に先日登った銭函天狗山が小さく見えるくらい。楽しみのない山頂の雪の上に座って菓子パンを食べ、早めに下りることにした。

 写真は、今流行りのポールにカメラをセットして撮る方法を真似て見た。三脚がいらないので楽だが、腕が疲れる。また慣れないせいか視線のやり場に困ってしまった。まあ被写体が悪いと撮影方法には関係なく、良い写真にはならないということなんだろう。

 

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