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熊の沢コースは何度も渡渉を繰り返す。飛び石伝いにえいっ!ほいっ!ジャポン。春先の雪解け水は冷たいので、くれぐれも転ばないように渡りましょう。
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「ジョウテン」は険しさだけではありません。“花の山”としても有名です。この日は「シラネアオイ」「カタクリ」「ニリンソウ」「エゾノリュウキンカ」が満開でした。
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熊の沢には小さな滝がいくつかあります。滝を高巻いて急斜面を登り、また沢に下ります。「怪我と弁当は自分持ち」、山も職場も基本姿勢は同じなんですね。お〜怖っ。
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いよいよ沢も狭まってきます。足元には「エゾノリュウキンカ」が咲き乱れ、奥にはスノーブリッジが見えてきました。この辺までは楽勝だったんですが・・・。
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この位のスノーブリッジだと、中に落ちてしまうとたぶん命はありません。水の流れている所は当然雪が薄くなっています。くれぐれも「踏み抜き」にはご注意を。
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熊の沢本流から外れ、1峰と2峰の間にある「ウエストコル」へ向かって涸沢(この日は水が流れていた)を登り詰めます。薄紫の「カタクリ」の花が疲れを癒してくれます。
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疲れで長くなった「隊列」を組み直し、最後の難所の「ルンゼ」を登ります。この日は好天が続いたせいか足元も滑らず、全員スイスイと登って行きました。
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「ルンゼ」を登り切れば、後は山頂まで快適な尾根歩きです。「余市岳」や「無意根山」など札幌近郊の山々が見渡せます。もやった空の先に「羊蹄山」が見えました。
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「定山渓天狗岳」初登頂を果たした8人の笑顔。
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山は山頂に立っても、行程はまだ半分です。楽しい登山も帰りに怪我をしては元も子もありません。険しい「ジョウテン」は下りも気を緩める訳にはいきません。慎重に「ルンゼ」を降りるSさん。
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おっと、お嬢さんたち。帰りはずいぶん尻餅をつきましたね。それでもよく頑張りました。楽しそうな笑顔が素敵でしたよ。これに懲りずにどんどん山へ出掛けて下さい。おじさんたちにも声を掛けてね。
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帰りは滝を見ながら下りてきました。滝の上でポーズを決めるSちゃん。何やらホニャララ仙人に見えてしまうのは目の錯覚だろうか。かくして楽しい一日は終わったのでした。
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そう、楽しい山登りは終わったのですが、はるばるT市、S町から遠征してきたSさん夫妻、Gさん夫妻、Sちゃんの5名は定山渓温泉に1泊するという大名登山。温泉に浸かってたんまりと酒を浴びるというのだ。羨まし過ぎるいつものパターンで、中高年登山者の夜は更けていくのであった。
皆さんとのつかの間の団らんを楽しんだあと我が家に帰った管理人。山頂で採った「アイヌネギ」を肴に、ひとり寂しくビールを飲むのであった。
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