神居尻山   946.7m

 

青山地区から望む「かむいしりやま」

 

2003510

 

 

登り・2時間30分(Aコース)  Aコース登山口・9:45〜ピンネシリ縦走路分岐・12:00〜山頂・12:15

下り・1時間20分(Bコース)  山頂・13:00BCコース分岐・13:20Bコース登山口・14:05Aコース登山口・14:20

 

 

 「道民の森・神居尻地区」にある三つの登山コースのうち、一番距離のある「Aコース」から登る。登り始めから道の両脇には薄紫色の「カタクリ」の花が咲き乱れていた。

 

 

 ふくろうのようでもあり、ヘルメットのようにも見える「ザゼンソウ」。にぎりこぶし程度の大きさだった。数は少なく、たった一人で瞑想に耽っているような姿だった。

 

 草地や山すそに咲き乱れていた「エゾエンゴサク」。可憐な花だが、あまりの多さに美しさも半減しそう。よく見ると薄紫色や青色の色調に個々の差があり、花数も違うようだ。

 

 

 

 Aコース途中から山頂を見上げる。北側斜面だけに残雪量が多い。山頂の左側稜線には避難小屋がマッチ箱のように見える。山頂までは時計回りに尾根上を回りこまなければならない。

 

 

 先行する4人の中高年パーティ。尾根上の登山道は雪に覆われたところが多く、雪渓歩きを余儀なくされる。雪は締まっていて、ツボ足でも快適に歩くことができる。

 

 山頂から「ピンネシリ」方向を望む。深く切れ落ちた沢には雪崩の跡が見える。尾根筋のはっきりした「神居尻山」には残雪がよく似合う。

 

 

 

 Aコース途中の稜線上から縦走尾根と「ピンネシリ」を望む。丸みを帯びた女性的な「ピンネシリ」と、鋭角的な尾根を持つ男性的な「神居尻山」、隣り合わせているが好対照の山である。残雪が織り成す白と黒のコントラスト、美しい眺めに時間のたつのも忘れそう。

 

 

 

 

 「ピンネシリ」へ向かう縦走尾根に残る雪庇跡と「神居尻山」山頂。降雪量の多い山域であることをうかがわせている。北側にはまだまだスキーが楽しめそうな斜面が残っている。

 

 

 今日の昼食は「辛肉そぼろカップラーメン」と「チーちく」。何故かって言えば、来る時に寄ったコンビニでおにぎりが売り切れていたため。素晴らしいロケーションで二人は幸せそう。

 

 山頂の人混みを避けて昼食。美味しい空気と、なまら辛いラーメン。旨いっ!「チーちく」は半分食べたところで落としてしまい泥だらけに。くそっ!

 

 

 

 山頂から縦走尾根を見る。手前に避難小屋、最奥には「ピンネシリ」。南斜面と北斜面では残雪の違いが一目瞭然。

 

 

 山頂付近に見られた「ショウジョウバカマ」。太い茎にレンゲのような花が。名前とは違って骨っぽい花だ。

 

 山頂からBコースの登山道がはしる尾根を見下ろす。遠くに「青山ダム」が輝いている。この右手奥にはまだ真っ白い「暑寒別」の山なみが望まれる。

 

 

 

 

 BコースとCコースの合流点から山頂を見上げる。痩せた尾根の両側は深くきれ落ちて、深い沢となっている。

 

 

 Bコースの登山道にもまだまだ雪は残っている。この辺りに「ムラサキヤシオ」があるらしいが、まだ時季が早いようだ。

 

 Bコース登山口近くにそびえる老巨木。何世紀を生き抜いたのだろうか、風雪に耐え抜いた風格が漂う。でも傷みも激しく痛々しい。