硬石山(かたいしやま)370.8m
2018年5月8日 曇り後晴れ
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所要時間 2時間15分(休憩時間含む)
登山口〜最高点(西廻りコース) 1時間20分
最高点〜山頂(三角点) 20分
山頂(三角点)〜登山口(夏道コース) 35分
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GPSトラックログ
赤線=登り 青線=下り
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札幌市水道局施設「白川第二送水菅管(フェンスの中)」前の駐車スペースに車を停めました。周囲には不法投棄されたゴミが多く、ゴミ捨て場化されるのが心配でした。
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駐車スペースからフェンス沿いに山側に歩くと登山口です。巨木の根元に「西廻りコース」の標識があります。この少し右奥には「東廻りコース(夏道)」の登山口があります。
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畑の山側に沿った「西廻りコース」を少し進むと、登山道は一気に急斜面に変わります。ジグも切ってありませんから高度はぐんぐんと上がります。滑り易いところにはスコップで削った足場があり、虎ロープが張られていました。倒木の処理もユニークで、親切心があふれていました。要所には案内標識もあり、ワイルドなコースですが安心して登ることが出来ました。
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下界では桜が散り始めていますが、高度を上げるごとに満開の桜を目にすることが出来ました。山肌の桜のピンク、新芽の新緑がとくに奇麗でした。
足元にはヒトリシズカが“みんなで„咲いていて、急登で息が上がる登山者(自分)の気を和ませてくれました。
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急登が終わってから稜線に出るまで数回のアップダウンがあります。急登で喘いでいた心臓が少し落ち着きを取り戻しました。笹刈りされた登山道には行者ニンニク(アイヌネギ)が生えていました。少し細身ですが食べ頃です。しかし今回は山菜取りが目的ではありませんからスルーすることにしました。
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西から東へと続く稜線に上がると気持ち良い風が流れていました。途中、満開になった桜に目を奪われ、足元が疎かになり前のめりに転んでしまいました。大事には至りませんでしたが、親からもらった大事な鼻と頬に小さな傷を付けてしまいました。笹や小枝が眼にでも当たったら大変なことでした。やはりどんな登山道でも細心の注意が必要だと痛感しました。
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稜線は意外と細く、小さなアップダウンが続いていました。鹿の足跡が続く登山道を追うようにして登ると最高点の標識がありました。三角点は東へ500mと書いてありますから、写真だけ撮って三角点に向かいました。
もう少し眺望が良ければ一休みしたいところです。ベンチ代わり?に細い倒木が置かれてありますが、尻が痛くなりそうで長い時間休む気にはなりませんでした。
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最高点から下って三角点に向かう途中、登山道を遮るように大きなミズナラの木が行く手を塞いでいました。樹齢何百年かと思わせる巨木です。巨木の精気をおすそ分けしてもらおうと抱きついたりしましたが、何も変化はありませんでした。
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巨木を過ぎて少し歩くと東廻りコース・夏道と合流します。ここから三角点までは登山者も多いのか、よく踏まれた快適な登山道が続いています。突然、足元に三角点が現れました。進行方向からは見えない位置に山頂標識が付けられていました。ここから灌木越しに最高点を見ることが出来ました。三角点からの眺望は良くないので、少し先にある見晴台まで行くことにしました。
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見晴台は切り崩された採石場の崖の上にありました。ベンチ代わりに丸木が1本置かれていました。採石場では超大型ダンプや重機が大きな音を立てて作業していました。
帰りに車道から採石場を見上げると、結構危ない位置に見晴台があるのが分かりました。間違っても丸木の位置から先に進んではイケマセン。崖から落ちます。
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見晴台から南区やその先の札幌中心部を見ましたが、あまり見透しは良くなく、ハッキリ確認出来るのは真駒内周辺まででした。
丸木に腰かけて少し味の濃いピロシキパンとお茶で昼食をとり、少しだけ休息を取りました。
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帰りは東廻り・夏道コースを下りました。三角点からよく踏まれた稜線上の登山道を戻り、夏道コースの分岐点から急降下するように下りました。
気を付けなければ滑って尻もちをつきそうです。こちらのコースにも案内標識が取り付けられて、迷うことなく下ることが出来ました。コース途中からは眼下に石山地区の住宅街を見下ろすことが出来ました。
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曇っていた空が晴れ出し、目の前に藤野三山、その奥にまだ多くの雪を残している札幌岳が見えました。太陽が顔を出すと一気に気温が上昇し、下りなのに汗が出て来ました。これが登りの時だったら苦しい山歩きになったに違いありません。
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あっという間に登山口まで下りました。降り口の木の幹には「硬石山登山口」と書かれた標識が取り付けられていました。その下の小沢には親切にも泥落とし用のブラシが下がっていました。
ここからまた西廻りコースに進み、登る時に発見した投棄?ザック2個を回収し、拾得物として最寄りの交番に届けました。
警察官とのザックの検分などに時間が掛かり、予定していた小金湯温泉での入浴は取り止めました。
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駐車スペースの横を流れる豊平川です。上流部にある山々の雪解け水で増水し、白波を立て大きな音で流れていました。この川音は稜線に上がるまで聞こえて来ました。
登山道を整備してくれた皆さん、そしてnagaiさん、お陰様でまた初めての山に登ることが出来ました。ありがとうございました。
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