北広山487.8    天神山89

 

2018914日  晴れ/曇り

 

 

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GPSトラックログ

 

所要時間1時間35分(登山口〜山頂・休憩時間含まず)

登り・50 下り・45

 

 

 

 

 

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 国道36号線を札幌から千歳方向に走り、北広島市の大曲から右折して登山口へ向かいました。

 「北広島霊園」を過ぎてしばらく走るとゴルフ場へと続くアスファルト道路は右に折れますが、まっすぐ伸びる砂利道を進みます。ペットハウスを過ぎて林道らしくなると駐車場のある第一ゲートに到着です。

 春のタケノコ採りの時期には大勢の山菜取りが押し寄せるそうで、駐車場は満車状態になるそうです。地元の人は北広山を登山の山として見るよりも、タケノコの山と見ているのかも知れません。

 

 

 

 

 

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 第一ゲート前に車を停め、出発の支度をしている時に飲み物と軽食を買うのを忘れていることに気が付きました。

 いつも山歩きの時は登山口に近いコンビニで飲み物と軽食を調達するのですが、今回は不慣れな道順に気を取られて買い物が頭から抜け落ちてしまいました。

 絶対飲み物が必要な山歩きなら買い出しに戻るのでしょうが、往復で2時間も掛からない低山ですからそのまま出発することにしました。

 喉が渇いてどうしようもなくなったら川の水を飲めば良いのです。

 

 第一ゲートは開いていましたが林道が工事中のため通行止めになっていました。立入禁止の看板まで立っているので登山も禁止なのかと思いましたが、山菜取りらしい男性が入って行ったので自分も立入ることにしました。

 

 

 

 

 

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 歩き出してほどなく大型重機が林道工事をしていました。作業中の横をすり抜けると第2ゲートです。歩き始めから「ヤマップ」のGPSをONにしておけば良かったのですが、今日は登山口からONにしようと決めていたので、この近くに登山口があることが分かりませんでした。工事中ということもあって速足で通り過ぎたことも登山口を見逃した一因でした。

 まさか工事関係者が停めていた大型RV車の先に登山口が隠されているとは思わずに林道を真っ直ぐ進んでしまいました。

 

 

 

 

 

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 林道工事は数ヶ所で行われ、側溝の設置や太い排水管の埋没工事なども行われていました。カーブを数回曲がってからどうも進む方向が違っていることに気が付きました。

 「ヤマップ」をONにしてマップを見ると、第2ゲートの近くに登山口のあることが分かりました。途中で現場監督さんに工事中の林道を進んだことをお詫びして登山口まで戻りました。およそ20分のロスになりました。

 登山口に近付くと行く手を塞ぐように停まった大型RV車の先に登山口と書かれた標識が立っていました。

 山歩きは全てが自己責任ですから、「登山口が見えなかった」ことに腹を立てても仕方ありません。自分の甘さを反省するのみです。

 

 

 

 

 

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 気を取り直して登山道に入りました。すぐに台風21号の強風で倒れた木が道を塞いでいました。倒木を避けるようにして進むと登山道は仁井別川と並行するように延びていました。川のせせらぎが気持ち良く、何だか気分も良くなって来るようでした。

 

 

 

 

 

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 仁井別川と並行する登山道を左折すると傾斜は少しきつくなって来ます。倒木も多くなり、台風21号の強風で折れた小枝が登山道に散乱しています。これから熟すだろうコクワのツルも木から剥がされ、下に垂れ下がっていました。

 余程大量の葉が落とされたのか、腐敗が始まったせいで山全体が「ほうじ茶」のような異様な香りに包まれていました。

 普通ならスイスイ歩けそうな登山道ですが、倒木や散乱した小枝がうるさく、思った以上に時間が掛かりました。

 

 

 

 

 

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 うるさい登山道が終わると白樺の林の中にぽっかりと空間がありました。白樺の木に「白樺平」と書かれた標識が支柱ごと結わえられていました。どうやらこの山は「北広山の会」が管理をしているようでした。

 

 

 

 

 

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 白樺林の中を進み、少し傾斜がきつくなって来る頃、頭上に明るい空が見え始めます。平坦な笹原に出るとツタの絡まる白樺の木に「北広山」の山頂標識がありました。標高は492.8mと記されていますが、この数値は島松山の三角点の標高ですから、立ち入ることの出来ない島松山の代替の山として、この標高を記したのでしょう。

 すぐ後ろ隣に立て杭のような新しい山頂標識が立っていました。

 

 

 

 

 

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 山頂を突っ切りように進むと切り開かれた明るい台地上の尾根に出ます。尾根上にはレーダー基地からの作業道が続いていました。

 遥か東方面を見下ろすと恵庭市の街並みが見えました。空気が澄んでいれば夕張山地なども眺めることが出来るのでしょう。

 

 

 

 

 

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 作業道の南方面には自衛隊のレーダー基地が見えました。基地の中に島松山の三角点があるのですが、立入禁止で登りたくても登ることは出来ません。

 もう少し作業道を進めば遮る木もないので空沼岳方向を眺めることが出来たと、家に帰ってから写真を見て気付きました。少し残念なことをしてしまいました。

 レーダー基地越しに恵庭岳や紋別岳を確認することが出来ました。

 

 

 

 

 

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 登山道脇のカラマツ林の下には立派なラクヨウ(ハナイグチ)が何本もありました。しかし自分的にはキノコブームは終わっているのでスルーしました。

 

 

 

 

 

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 口にする物もないので山頂には10分もいませんでした。途中で大休止もしませんから活動時間はこの程度でした。しかし間違って進んだ林道歩きやゲートから登山口までの時間は含まれていませんから、全体で2時間少々の山歩きになりました。

 帰りに「ペットハウス」の自販機で買った冷たいコーラが渇いた喉を潤してくれました。

 

 

 

 

 

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 短時間の山歩きだったので帰りに豊平区にある天神山に寄りました。標高89mながら「札幌50山」に選ばれている名低山です。しかしここは山歩きではなく公園の散歩です。

 天神山緑地の西側にある無料の専用駐車場に車を置いて(神社の正面となる東側には有料駐車場しかありません)天神山を目指しました。10分も掛からないで神社裏の高台に着きました。

 手すりには手作りの「神社山」の標識が結わえられていました。木々の向こうのマンション越しに円山が見えました。

 

 

 

 

 

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 神社山の最高点は相馬神社が建っている地点でしょう。境内には立派な御神木があり、お参りする人が手を合わせ頭を垂れていました。自分も些少のさい銭を投げ入れて、それに見合う程度のささやかなお願い事をして来ました。物忘れをしないように〜〜と。

 

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