定山渓小天狗岳 765

2006613

 

前夜はW杯ドイツ大会グループ予選、日本対オーストラリアの大事なゲーム。何が何でも勝たなければいけない試合だったのに、1点リードのあと残り10分の間に3点も取られて完敗。思わぬ負けっぷりにテレビの前で声も出なかった。あ〜残念・・・
 そんなことで気分転換に山歩きに出掛けることにした。帰りはもちろん温泉入浴で汗を流す予定。ゆっくり寝ていたので、昼からでも登れて、なおかつ温泉も近い山ということで、定山渓にある小天狗岳へ向かった。

定山渓ダムの高台に建つ「資料館」横の登山口から山頂へ向かう。息つく暇もない登りばかりの1時間、心臓の鼓動も治まらないうちに山頂に着いてしまった。気温も20度を上回り、今年いちばんの暑さとなっていた。たっぷりと汗を流し、久し振りに頭がボーッとする気分を味わった。山頂からの意外とも思える眺望に満足して山を下りた。
 帰りはいつものように、リーズナブルな小金湯温泉「まつの湯」で汗を流してから家路についた。

 

登り・1時間  下り・40

 

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ダムの下は公園化されて、立派な資料館もある。ダム内への見学通路もあり、外気は20度以上なのに通路内は7度とひんやりして鳥肌が立つ。

 

登山道に作られた階段は老朽化が進んで“鉄杭”だけが残っている。まるで地表から生えた凶器のようで、転ぶと大怪我しそう。早急な整備が求められる。

山頂へ続く尾根に上がる頃、後ろを振り返ると雪を残した無意根山が見える。大きな曲線を描く山頂は無意根山の大きな魅力となっている。

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山頂直下から定山渓ダム「さっぽろ湖」を見下ろす。背後には吊り尾根でつながった神威岳(右)と烏帽子岳(左)が聳えている。

山頂からは小天狗岳の親分とも言える「定山渓天狗岳」の1峰が天を突くように聳えているのが見える。足元は切り立っているので、景色に見惚れていては危ない。

暑さでちょっと参ったが、爽快な気分で山頂に立つ。少し下のベンチでおにぎり弁当を頬張る。今日会ったのは年配の男性ひとり。えらく辛い山だと嘆いていた。きっと“鉄杭”に参ったのだろう。

 

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