迷沢山1005m) テレマークスキーツアー  20011224

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札幌西区・西野地区から手稲山方向を見ると、ほぼ正面左側に送電線が稜線まで伸びている山が見える。山頂部は尾根に隠れて見えないが、それが「迷沢山」である。あまり有名とは言えないが、積雪期には結構登られているらしい。山頂部の反対側は定山渓ダムになるのだから案外と奥深い山である。クリスマス・イブの休日に出掛けてみたのだが・・・。

 

登り・4時間 平和の滝登山口AM9:00〜発寒川徒渉点AM9:35〜旧送電線下AM10:45〜旧送電線の最上部PM12:30PM1:00引き返し

下り・1時間25分 PM1:00引き返し〜発寒川徒渉点PM2:15〜平和の滝登山口PM2:25

 

悪戦苦闘の登りで山頂まで辿り着けず無念の撤退

 

mayoisawasann-rinndou124-2427_IMGmayoisawasann-ennkei124-2423_IMG左・札幌西区・西野地区から見る「迷沢山」。旧送電線下が白い帯のようになって稜線まで伸びている。山頂部は尾根に隠れて見えない。

 

右・平和の滝入口から伸びる林道。休日とあってスノーハイキングに来ている人が多かった。最近は年配者でもスノーシューを履いている。手稲山に登る人が多いようだ。

 

 

 

mayoisawasann-sawa124-2431_IMGmayoisawasann-soudennsennsita124-2433_IMG左・送電線の下あたりで発寒川のスノーブリッジを渡り、沢を詰める。直接旧送電線下の刈り開きを登るルートもあるが、沢の方が傾斜も緩いことからこちらを選択する。沢の行き詰まった所で直登して新送電線ルートを選ぶか、右の尾根に上がって旧送電線ルートを取るか迷うが、旧送電線ルートを選択する。ここから旧送電線が通る尾根に上がるまでが大変だった。ぱふぱふパウダーはシールが効かずスリップするし、急登で狭いためジグを切って登ることも出来ない。足は痛くなるし、本当に泣きたくなりました。

 右上・やっと沢からの急登を登り切って旧送電線下の刈り開きに出る。尾根の奥には迷沢山が見える。もうこの辺では汗ビッショリで疲労困ぱい状態。しかし、ここから稜線までが正念場、まだまだ音を上げる訳にはいかない。

 

 

 

mayoisawasann-soudennsennue124-2438_IMGmayoisawasann-teineyama124-2445_IMG左・旧送電線ルート刈り開き上部から下を見下ろす。西野の街が遠くに見える。片尾根状態の旧送電線ルートは起伏もあり、急登もありといった変化に富んだ登りで、ここでもシールのスリップに泣かされてしまった。突然スキーが後ろに滑ると全身が固まってしまい、自分でも間抜けな姿になっているんだろうと可笑しくなってしまった。結局、旧送電線の最上部である稜線に出るまで3時間半もかかってしまった。

右・稜線から見る手稲山の南壁。迫力あります。

 

 

 

mayoisawasann-sanntyou124-2447_IMGmayoisawasann-syupuru124-2455_IMG左・なだらかな稜線をしばらく歩いていると左奥に「迷沢山」山頂が見えてくる。どうみてもここから1時間以上はかかりそうなので、残念だがここで引き返すことにする。

右・旧送電線の最上部にあるスロープ。ぱふぱふパウダーに刻んだシュプール。楽しいのはこの辺りだけ。後は下までヨレヨレ+転倒の繰り返しで、とても滑り降りたとは恥ずかしくて言えない状態だった。それだけ難しい斜面だったと言うことですよ。

 

 

 山頂まで登って、白く輝く定山渓天狗岳を見たかった。この山は稜線まで上がるとスキーの楽しめる雰囲気になるのだが、そこまで行くのに体力的ロスが大き過ぎた。今度は出発を早くするか、シールを工夫するか、スキーを止めてカンジキで登るかして山頂を踏みたい。昼食用にラーメンとお汁粉とガスコンロ、調理場作りにスコップを持っていったのだが、とてもゆっくり食事をしている余裕など無くなってしまった。完全に足が棒のようになった山行だったが、それはそれで楽しくもあったのだ。

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