ニセコ山系 目国内岳岩内岳 縦走

 

20081012日 曇り時々晴れ

 

同行者 海坊主さん夫妻 川仙人さん

 

縦走所要時間 6時間45(休憩時間含む・車での移動時間含まず)

 

歩行時間合計 5時間10分  ート 

 

新見峠40前目国内岳1時間10目国内岳45パンケメクンナイ湿原1時間岩内岳1時間35岩内スキー場

 

 

 

 岩内スキー場に集合し、車を1台置いて新見峠まで戻る。新見峠の目国内岳登山口で入山届出帳に記入した後、記念撮影。左から海坊主さん、川仙人さん、姐御さん。ちょっと風が強いが、暑くもなく寒くもなく、絶好の登山日和にみんなの気持ちがはやる。

 

 

 

 白樺山の向こうにシャクナゲ岳やチセヌプリ。遠くには雪を頂く羊蹄山が見える。ニセコ山系中心部を背後にして前目国内岳を登る海坊主さん。前目国内岳までは準備運動のようなもので、キツイ斜面もなく程好い汗が額を流れる。

 

 

 

 

 心配していた天候も徐々に良くなり、青空も広がり始めた。心なしかみんなの表情も明るい。これから向かう目国内岳もハッキリと山頂の岩塊を見せている。

 

 

 

 前目国内岳からはコルまで大きく下る。風に吹かれながら快適快適と喜んでいた川仙人さん、上りになると息が上がり始め大きく遅れる。どうも腹周りの肉塊が原因のようだ。

 

 

 

 目国内岳の山頂までもう少し。先を歩く団体さんの笑い声が聞こえてくる。総勢十数名の中高年登山者さんたちだが、すこぶる元気が良い。我々と同じように岩内岳まで縦走して行った。

 

 

 

 岩の積み重なる目国内岳山頂で記念撮影。風が強くておちおち立っていられない状態で海坊主さんの腰が引けている。しかし考えて見ると最高点の岩に上がって写真を撮っている管理人がいちばん危険なようだ。

 

 

 

 山頂の岩塊から下りて、少し岩内岳方向に向かったハイマツ帯に中に三角点がある。海坊主さんに教えてもらわなければ知らずに通り過ぎるところだった。

 

 

 

 

 目国内岳からパンケメクンナイ湿原まではダケカンバが生い茂る斜面を大きく下る。前方にはピラミダルな山容の岩内岳が我々を待っているかのように聳えている。しかし、それにしても歩き難い道だ。

 

 

 

 パンケメクンナイ湿原の中央部にあるパンケ沼で記念撮影。静謐な雰囲気が漂う湿原で心が和む。一度は花の咲き誇る初夏に訪れてみたいものだ。でも熊が出そうな雰囲気で、一人で来るにはちょっと度胸がいるようだ。

 

 

 

 下り、平地と歩いて、急に上りになったものだから息が上がってしまった姐御さん。ちょうどお昼時なので、お花畑脇に座って昼食休憩とする。湿原を見下ろしながらの昼食は格別で、山座同定しながら至福の時間を楽しんだ。

 

 

 

 満腹になったお腹をさすりながら岩内岳に向かって歩き始める。高度感のある山容だが、こちらからのコースには急な登山道はないようだ。途中に小さな沼がいくつか見られ、周囲のダケカンバと相まって箱庭的景観を作り出していた。

 

 

 

 山では結構下らないことを考えながら歩いているんだね・・・等と、下らない話しをしながら岩内岳の斜面を登る川仙人さんと管理人。この二人には高尚な話しは似合わないのかも知れない。

 

 

 

 

岩内岳に先着した海坊主さん夫妻が川仙人さんを待ち受ける。まるで「なにをチンタラ歩いているんだ!」と怒られているよう。本当なら岩内港を見下ろしながら休憩したいところだが、風が冷たいため風下に隠れるようにして身体を休める。

 

 

 

 縦走最後の山頂となった岩内岳で記念撮影。まったくもって楽しい山歩きだった。7月に予定していたこの縦走をドタキャンした管理人、今回は無事に同行を終えてひと安心。またどこかを一緒に歩きたいものだ。

 

 

 

 

 後は岩内港を見下ろしながら尾根を下るだけ。8合目から上はかなりの急斜面で、とても上りには使いたくないと思うほど。朽ち果てたスキーリフトが見えてからでもゴールはずっとずーっと先。膝が勝手に笑い出し、太ももが悲鳴を上げる。標高の割りに意外と手強い山である。

 

 

 

 

 

ヘロヘロ状態でスキー場に辿り着いた川仙人さんと管理人。下らない話しをする元気もなく、ただ黙々と下った。最後まで元気だったのはやはり姐御さんだった。さすがの海坊主さんも最後は膝に力が入らないのか、後ろ姿は風に揺れる柳のようだった。

 スキー場から出発点の新見峠に戻って無事解散。この後管理人は新見温泉で汗を流してから帰路についた。