ニセコ山系 目国内岳 1,220m
2007年8月20日
ニセコ山系の中で多く登られる山は東側にある「ニセコアンヌプリ」や「イワオヌプリ」だろう。縦走や沼めぐりの延長で「チセヌプリ」や「シャクナゲ岳」に登っても、新見峠から西の「目国内岳」や「岩内岳」、そして「雷電山」まで歩みを進める登山者は稀であろう。
それでも道路事情が良くなったせいか、「目国内岳」には静かな山歩きを求めて訪れる登山者が増えているという。
今回のニセコ山歩きの旅は、初日に「目国内岳」、翌日に「白樺山」と「シャクナゲ岳」という、“メタボ体形”にはぴったりの楽チンコース計画を立てたのだが、2日目は濃い霧と雨のため、計画を断念せざるを得なかった。
流し損ねた汗の半分を「雪秩父」の大露天風呂で流し、倶知安名物ともなった「豪雪うどん」で腹を満たして帰ってきたのだった。
登り・2時間10分(休憩時間含む) 下り・1時間30分(休憩時間含む)
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昔、バイクで走った新見峠のジャリ道も、今は立派な舗装道路になっている。新見峠にある登山口横の駐車場にはトイレもあって、優しく登山者を迎え入れてくれる。
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陽のあたらない樹林帯を過ぎると、幅広く刈り開かれた笹の道に変わる。目の前には「前目国内岳」のなだらかな山容が広がっている。
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運動不足の身体には最初の30分が地獄の苦しみ。心臓が胸から飛び出してしまうのではと心配するほど鼓動が激しい。汗びっしょりとなって「前目国内岳」に着く。
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帰りに撮った「目国内岳」。登りでは霧で見えなかった「目国内岳」がはっきりと見える。広く明るい稜線は楽しい山歩きを満喫できる。
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「前目国内岳」から緩やかに下って最低コルへ。ここから「目国内岳」への登りが始まる。霧も晴れて、特徴のある山頂が浮かび上がる。
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この山は4合目から5合目までが長い。間に最低コルを挟んでいるから、歩いた割には高度が上がらない。5合目を過ぎると「岩の門」が出迎えてくれる。
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8合目から見る山頂。なだらかなハイマツの丘に溶岩が固まってできたのだろうか、優しい山容には似つかわしくない大きな岩が積み重なっている。
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振り返るとニセコ山系から羊蹄山までが一直線上に並んでいる。ニセコ山系の魅力はアプローチが簡単なことと、簡単に登れるピークが点在していることだろうか。
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頂上の岩石群。途中、岩内岳から五色温泉までピークを極めながら縦走する山岳マラソンランナー2人とすれ違った。常人とはかけ離れた体力にただ感嘆するしかなかった。
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山頂まで来たからには一番高いところへ登らなければ気がすまない管理人。誰もいない山頂だからこそできる馬鹿ポーズ。
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山頂から岩内岳を見る。右手には岩内の町や漁港が見える。この左へ伸びる広い稜線は雷電山に続いている。くっきりと見える縦走路を一度はチャレンジしてみたいものだ。
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岩内岳をピストンしてきた男女の登山者に追い越される。山頂で「お先に失礼」と言って先に下山してきたのに、もう追い抜いてしまうのかい!
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時間が余ったので沼めぐりを楽しみました
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