藻岩山  531

 

 

2018929日  晴れ

 

 

藻岩山スキー場駐車場〜藻岩山〜旭山記念公園〜

〜慈啓会病院コース〜藻岩山〜藻岩山スキー場駐車場

 

 

 

 

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 藻岩山スキー場下に車を停めました。すでに満車状態で、多くの人が藻岩山に登っているようでした。スキー場ゲレンデの奥上に白い山頂レストハウスが見えました。

 

 

 

 

 

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 駐車場から沢沿いの登山口まで一旦下ります。登山口の横に「雪友荘」がまだ建っていました。古くからスキーロッジとして有名でしたが、まだ営業は続いているのでしょうか。

 管理人が札幌に来て初めてスキーを滑ったのが藻岩山スキー場でした。その時から「雪友荘」がありましたから、かなりの年月が経っています。

 近代的なカフェなどが立ち並ぶ藻岩下とは一線を画する風情に、当時の古き良き時代を思い浮かべてしまいました。

 

 

 

 

 

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 スキー場から藻岩山を目指す人の中にはゲレンデを直登する人も多く見られます。しかし正規の登山道は木の葉が直射日光を遮ってくれるので、暑い日には快適な歩きを楽しむことが出来ます。涼風が吹けばの話ですが・・・。

 

 

 

 

 

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 藻岩山の東に派生する尾根上にある377mポコから緩やかに下ると、藻岩山スキー場の名物ゲレンデ「ウサギ平」の上部に出ます。明るく開け、前方にアンテナ塔が見えます。

 藻岩山スキー場で滑っていた若い頃、スキーの先輩に「ウサギ平を滑れたら上級者だ!」と言われましたが、大きなコブが続く急斜面に手を焼いた管理人、とうとう上級者の仲間入りは出来ませんでした。

 

 

 

 

 

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 アンテナ塔の横をすり抜けて進むと大きな駐車場のあるロープウェイの中腹駅が現れます。ここから山頂までは「もーりすカー」が運行しています。もいわ山麓駅からロープウェイに乗り、ここで「もーりすカー」に乗り継げば、歩かずに藻岩山の山頂に立つことが出来ます。

 そういう楽をしている観光客を横目で見ながら管理人は「もーりすカー」の軌道横の階段を登って山頂を目指しました。

 

 

 

 

 

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 短い急階段ですが一気に登ると息が切れてしまいます。先は長いので無理をしないでゆっくり登りました。

 

 

 

 

 

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 そのまま山頂を通過しようと思いましたが、やはり展望台からの眺めを一目と思い展望デッキに上がりました。多くは観光客でしたが、その中にかなりの数の登山者も含まれていました。時おり鳴らされる「幸せの鐘」の音は澄み切った青空に吸い込まれて行くようでした。

 

 

 

 

 

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 眺望を楽しむのもそこそこにして旭山記念公園コースを下山しました。慈啓会コースと合流する「馬の背」では若者グループが歓談中でした。

 管理人のようなオジサンになると若者がアウトドアを楽しんでいるだけでうれしいものです。インドアで燻っていた自分の青春時代の悔悟からでしょうか。

 

 

 

 

 

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 丁度昼時を迎えた旭山記念公園で昼食をとりました。昼食と言ってもコンビニおにぎり2個だけです。最近の山での食事は空腹を満たす程度で十分と思うようになりました。

 昔はガソリンコンロで温かい雑炊などを作ったものですが、近ごろは安くて早くて簡単なのがいちばんです。

 

 

 

 

 

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おにぎりを頬張りながら高層ビルの立ち並ぶ札幌の中心部を眺め、胆振東部のような直下型の大地震が起きても大丈夫なのかなどと考えていました。「バベルの塔」ではありませんが、高層ビル群が人間のおごり高ぶりの象徴にならなければ良いですね。

 

 

 

 

 

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 旭山記念公園から慈啓会コースの登山口まで界川地域の住宅地の中を歩きました。この辺りは高級住宅地で大邸宅が立ち並んでいます。その一角に進学校で有名な「旭ヶ丘高校」もあります。若い頃、アルバイト先で知り合った旭ヶ丘高校生だったアベ君、今はどうしているのでしょう。もしかしたら総理になっていたりして。

 

 

 

 

 

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慈啓会コースの登山口からはすっかりペースダウンです。馬の背に上がるまでが一苦労、そして山頂までがまた一苦労でした。いつもなら一番楽な慈啓会コースですが、登り返しとなれば話は別です。それなりに苦しみながら山頂にたどり着きました。

 

 

 

 

 

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 今日二度目の展望デッキから支笏湖方面を望みました。手前の硬石山越しに少し雲のかかった恵庭岳、その左にイチャンコッペ山、紋別岳と続いています。その間奥に薄っすらと樽前山の溶岩ドームが見えました。

 

 

 

 

 

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 スキー場コースの帰りは377mポコへの登り返しが面倒になって来たので、ゲレンデ「ウサギ平」の中を下ることにしました。

 ススキが生い茂る斜面を秋の花を楽しみながら歩いていると、後ろからドッドッと猛烈なスピードでトレイルランナーが下りて来ました。そのスピードに感心しながらも、よく膝を痛めないものだと心配してしまいました。

 

 

 

 

 

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 約5時間で3つのコースを歩くことが出来ました。あと2時間早く出発すれば残りの2コースも歩けるかも知れません。しかし無理して倒れてしまっては、「藻岩山で遭難した男」と後々後ろ指を指されることでしょう。安全に山歩きを楽しむにはこの程度で丁度良いようです。

 

 

 

 

 

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 スマホのトラックログです。所要時間の中に昼食時間は含まれていませんが、小休憩は含まれています。

 

 

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