ニトヌプリ   1,080m

 

2008422日 五色温泉から

 

328日のシャクナゲ岳は霧と雨で散々だった。このままニセコの雪山が終わってしまうのでは納得がいかない。ここのところ好天が続いていることもあり、思い切ってまた出掛けることにした。予定は五色温泉からニトヌプリへのピストン。ところが前夜、G藤氏(海坊主さん)から同行したいという嬉しい申し入れがあった。当日、チセヌプリスキー場の駐車場で鳩首会談した結果、五色温泉からニトヌプリへ登り、そのまま車を1台デポしたパノラマラインへ下るコースを選択した。管理人は山スキー、G藤氏はツボ足にアイゼンという山行スタイルで五色温泉除雪最終地点をスタートした。天候は雲ひとつない好天だったが、それが災いしてか空気がもやって間近のアンヌプリが霞んで見え、羊蹄山まで見通すことが出来ない状況だった。それでも穏やかで心地良い風が吹く雪山歩きはG藤氏との談笑と相まって、楽しい時間をもたらしてくれた。

 

G藤氏の報告はフロントページの「リンク」から「風に吹かれて」でご覧なれます。

 

山行時間 2時間50分(休憩時間含む) ニトヌプリ山頂まで1時間45分(休憩時間含む)

歩行距離 約4,8km GPSトラックログ

 

 

 

五色温泉の最終除雪地点から見るイワオヌプリ。ここから緩い斜面を選びながら尾根に取り付く。雪面は固く締まってG藤氏のツボ足も軽快だ。イワオヌプリの斜面にはスキーヤーやボーダーのシュプールが幾条も刻まれていた。

 

 

ニトヌプリの双耳峰をバックにした管理人。なんとなく「ヴィーナスの丘」を彷彿させる風景にニンマリとする。ここから見ると左の南峰の方が高く見えるが、実際は右の本峰の方が10メートル高い。

 

 

ニトヌプリ前山の急斜面を登る管理人。G藤氏の足跡を頂戴しながら一歩一歩喘ぎながら登る。それにしてもG藤氏の快調な歩きには脱帽だ。コンスタントに山歩きを実践している賜物なんだろう。

 

 

急斜面から振り返ると、もやった空気を通して手前左にイワオヌプリ、右奥にアンヌプリが見える。空気が良ければその奥に羊蹄山が見えるはずなのだが、残念ながらその雄姿は確認出来ない。

 

 

ニトヌプリ本峰手前で管理人を待つ余裕しゃくしゃくのG藤氏。登りではG藤氏に完全に差を付けられ、体力低下を思い知らされた管理人、せめてもの腹いせは下りのスキーで置き去りにすること。でもへっぴり腰のスキーでは笑われていたかも。

 

 

チセヌプリをバックにしてのG藤氏。413日に登ったばかりなのに同行してくれたことに感謝。山頂ではしばしガソリン税などについて談義した。彼のおかげで五色温泉に戻ることなく滑降しながらパノラマラインに下山することが出来た。

 

 

ニトヌプリ南峰を下るG藤氏(中腹の黒い点が彼です)。管理人は本峰から南峰の北斜面を巻くように滑り降りてきた。湿ったザラメ雪は重たかったが、足を捕まえられることもなく快調な滑りだった。

 

 

車をデポしたパノラマライン・ゲートから降下してきた斜面を見る。874メートル台地からは雪解けが進んで木の枝が立ち始めていた。笹はまだ隠れていたので何とか滑り降りることが出来たが、それでも限界ギリギリだったようだ。