奥盤渓山675m・砥石三角山
2016年3月29日 晴れ
登り・2時間10分(奥盤渓山経由・砥石三角山まで・休憩時間含む)
下り・1時間50分(奥盤渓山〜盤渓山経由・休憩時間含む)
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GPSトラックログ
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妙福寺へ向かう車道脇の登山道入口は、造材作業のためにブルドーザー等の重機が通る作業道が作られていた。このため登山道は寸断され、下の沢側には業者によって「通行禁止」のピンクテープが張られていた。
まだ時間も早く作業員も来ていないため、自己責任で登山道に切り落とされた枝をまたいで先に進んだ。
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雪が締まっている内にツボ足で歩きたかったので今日は珍しく早く家を出た。用心のためにワカンをザックに括り付けたが、それが必要でないと思わせるほど雪が締まって歩き易かった。
尾根に上がると早朝の低い朝陽が林に入り込み、雪面にストライブ模様を作り出していた。
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平坦な尾根が盤渓山方向に右カーブする辺りで、これから向かう奥盤渓山と砥石三角山が見えて来た。距離は近そうだが、それなりの高度差があるのでキツイ登りを覚悟しなければならないようだ。
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盤渓山へ向かう正面の急斜面を避けて左にトラバースし、盤渓山と奥盤渓山をつなぐ鞍部へ向かう。この辺りは盤渓山の南斜面にあたるので少し雪の締まりが弱いようで、先に付けられていたトレースに何度かの踏み抜き跡が見られた。
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鞍部から奥盤渓山まではほぼ一直線の尾根の急斜面が続く。雪は丁度良い締まり具合で、埋まらず滑らずに快調に登ることが出来た。
登りながら振り返ると左手前に盤渓山、右奥に藻岩山を望むことが出来た。
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急斜面を登り切った先が奥盤渓山の山頂。小さな山頂標識が木に取り付けられていた。尾根が少し盛り上がった感じの山頂だが、木立が邪魔をしてあまり眺望は良くない。
その木立越しに砥石山が見えるのだが、どこが山頂なのかは判然としない。
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奥盤渓山から雪庇の出来た尾根を伝って砥石三角山へ向かう。雪庇の途中に大きなクラックがあり、そこから先のトレースは木立の中に続いていた。
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砥石山へ向かう夏道と合流する辺りから砥石三角山へ直登する。山頂直下では夏道の標識を見ることが出来た。
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小さな砥石三角山の山頂は眺望が良い。とくに札幌南区辺りを俯瞰することが出来る。山頂標識もなくピンクテープのみの山頂はいたってシンプルだ。
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南区方向を見ると藤野三山や遠くに支笏湖方面の山々が見える。春霞みのせいか恵庭岳や樽前山が霞んで見える。
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手の届きそうな距離で砥石山が見える。それでも実際に歩くとしたら1時間近くは掛かるだろう。
体力的にも時間的にも挑戦出来そうな気がするが、今日の予定はここまでなので来たルートを戻ることにする。
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砥石三角山の頂上直下から盤渓山方向を望む。中央の盤渓山がなぜか「カバの背中」のように見えて楽しい。
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奥盤渓山から急斜面を下り、鞍部から盤渓山の南斜面を登り返して盤渓山へ登る。見慣れた山頂だが、やはり眺望の良さは札幌近郊の山でもトップクラスだろう。
登山道入口では造材作業も始まり、「通行止め」になっているだろうから、北側の尾根を下りて三菱山の遊歩道から車まで戻ることにする。
気温も上がり雪も大分腐って来たので踏み抜きの用心のためにワカンを履いた。
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盤渓山から登って来た奥盤渓山と砥石三角山を見る。この二つの山頂の間から砥石山の山頂が見える。
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下りは盤渓山から北に延びる尾根を下り、途中から右側の小尾根を下る。数人のトレースと自分の記憶で遊歩道の橋にドンピシャで着く。ほとんどのスノーブリッジが落ちているのに、この橋はしっかりと残っている。そう深くもないと思っていた小川だが、橋の真上から見ると深さは2メートル以上もあって、落ちると這い出るのに難儀しそうだった。
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遊歩道脇を流れる小川を覆っていた雪も融け出し、川筋がはっきりと分かるようになって来た。笹の葉の緑も見え始め、春が近いと感じさせる光景だった。
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