初夏の尾瀬・燧ケ岳・至仏山
1991年 6月7日〜 6月8日
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下田代十字路にて。後ろには燧ケ岳。 |
宿泊先となった「尾瀬小屋」にて。 |
広大な尾瀬ヶ原。遥か前方には至仏山。 |
燧ケ岳からは「見晴新道」を通って下田代十字路へ下りる。意外と寂しい感じがする登山道で、すれ違う登山者もなく一人黙々と山を下りた。宿泊先の尾瀬小屋は満杯で、風呂も三人一組となって短時間だけの入浴が許された。寝る時は当然ながらぎゅうぎゅう詰めの雑魚寝状態。ああ、これも尾瀬の一面なのだと妙なところで感心をする。 |
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「竜宮」にある池塘の前で一休み。 |
朝もやに煙る尾瀬ヶ原とミズバショウ。 |
「山の鼻」にて。至仏山名物の「竜の雪渓」 |
尾瀬小屋を4時45分に出発。朝もやに煙る尾瀬ヶ原の木道を黙々と歩く。無数の池塘、流れる小川、咲き誇る花々が朝もやの中から姿を現しはじめて幻想的な風景を作り出している。「山の鼻」に着く頃には鳩待峠から来る対向登山者が多くなり、二本の木道は一方通行のマナーも守られずにいるため、こちらが頭を下げて道を譲ってもらった。多勢に無勢で力負けしたが、「横に並んでお喋りしながら歩くオバサン達よ、冗談じゃないぞー」と叫びたかった。 |
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幻想的風景・尾瀬ヶ原 |
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たおやかな至仏山も裏側は岩肌で厳しい。 |
至仏山中腹に咲くピンク色のシャクナゲ。 |
混雑する「鳩待峠」。 |
「山の鼻」から「鳩待峠」までは緩い登りの登山道。ここでも対向者の多いことに驚く。7時15分「鳩待峠」着。ここからは半円を描くように至仏山を目指す。途中、重く湿った雪渓の中を歩くと段々と登山靴が濡れてくる。「ワル沢の頭」「小至仏山」を抜けて9時45分、至仏山に到着。山頂から「山の鼻」へ下りる登山道は荒らされ放題となり、通行禁止となっていた。12時35分「鳩待峠」に戻ると、バス待ちの登山者で休憩所前は大混雑。やっと自分が乗るバスを見つけて乗り込んだ。すこぶるの好天に恵まれた尾瀬の旅、一生の想い出になる山旅となった。 |
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