札幌岳 1,294 m
2017年9月22日 快晴
登り・3時間10分(休憩時間含む)
下り・2時間30分(休憩時間含む)
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登山口をスタートして10分ぐらい経った時、登山道に普段見慣れない足跡を見つけました。これはどう見てもクマの足跡としか考えられません。乾燥状態から見て古いものではないようです。昨日か今日か、まだ温もりが残っているようにも感じられました。
落ち葉を踏みしめてのルンルン気分は周囲を気にしながらのピリピリ歩きに変わってしまいました。ザックにぶら下げたクマ除け鈴の音が小さいので、時おり指笛を鳴らしながら歩きました。
入山者名簿に先行者の名前はありましたが、1時間も前ですから前後に誰もいないと同じことです。気のせいか登山道にケモノ臭が漂っているようでした。
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ビビりながらも快調に歩き、冷水小屋に着きました。小屋前の流水は冷たくて美味しく、のど元を過ぎると身体に生気がみなぎるようでした。
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小屋裏からの急坂は紅葉を楽しみながら登りました。
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急坂の途中で振り返ると、無意根山や中岳が望まれました。
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急坂を終えてから尾根の西斜面をトラバースします。そこから山頂までは平坦地から緩い登りに変わります。平坦地は好天にも関わらず相変わらずのドロンコ道でした。
靴を汚しながら進むと、足跡を雨水が洗い流した「足形階段」が現れました。滑るかと思いましたが、意外としっかりした踏み跡で、快適に登れました。
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山頂へと続く斜面に植生するダケカンバの中を進むと山頂に飛び出します。目の前には南区の山々越しに大都市札幌の街並みが広がっています。
手前の1190m尾根は早くも色付き始めていました。10月中旬ごろには目の前の風景は錦秋の秋に変わっているのでしょう。
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ニセコ方面。羊蹄山の山頂は残念ながら雲の中でした。
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山頂南側からは空沼岳、恵庭岳、漁岳、狭薄山が望めます(左から)。
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奇麗なバラには棘がある。奇麗なキノコには毒がある。奇麗な女性には×〇▽◎がある。
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しっとりとした冷水沢が疲れた身体を癒してくれました。
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