パウダー満喫、「塩谷丸山」ツア

2001年 130

 

小樽・塩谷にあるツアースキーで評判の山、「塩谷丸山」に行ってきました。火曜日のため、土日に入り込んだスキーヤーで斜面が荒れていると思っていましたが、山頂直下のスロープは全くのバージンスノーでした。「パフパフ」とは言いませんが「フカフカ」のパウダーで、まるでスポンジの上を滑っているようでした。

参考タイム〕・上り2時間05  ツアーコース入り口AM 9:40⇒急登開始地点AM 10:25⇒急登終了地点AM 11:05⇒山頂(629mAM 11:45

・下り25・山頂PM 12:00 ⇒ツアーコース入り口PM12:25

← ツアーコース入り口から望む「塩谷丸山」。山頂直下のおいしい斜面が見える。

 

 

 車はツアーコース入り口が駐車禁止になっているので塩谷駅駐車場まで戻ろうとしたが、送電線下に除雪時に出来た小さなスペースがあったので車を入れることが出来た。少し前にスノーボードを担いだ若者2人がスノーシューを履いて先行していったので踏み跡をたどる。途中でワカンを持って下りてくるおばさんに会う。散歩でいつも塩谷の町が見える所まで行ってくるそうだ。すごい「散歩道」を歩いていることに驚く。急登からは直登して行ったボーダーの踏み跡から離れジグを切って登る。息が上がり、2度ほど雪の上に倒れこんだまま休む。雪の冷たさがウェアーを通して伝わってくるのが気持ち良い。

← 急登を上り切ったあたりから見た塩谷の港。

 

 

 標高500mあたりからは頂上に向かっておいしいパウダー斜面が続いている。夏道コースにも絶好のスロープが見えるが、少し斜度が足りないようだ。少し手前で追い抜かれた山スキーヤーの跡をたどって登っていると、頂上からボーダー2人が「最高でーす」と言いながら滑り降りてきた。頂上は風が強く持ってきたフリースを着込むことになったが、展望はすこぶる良く、360度のパノラマを楽しむことが出来た。山スキーヤーの男性と写真を撮り合ってからシールを外して滑り降りる準備をする。男性はこれから食事をとるということなので「お先に」と言って一気に山頂から滑り降りた。格好イイナー。(本当は横滑りでした)

← 山頂の『人面岩』。塩谷丸山のシンボルが迎えてくれる。

 

 

 疎林の中のパウダー斜面。それもバージンスノーとくれば文句なし。これで腕前がもう少しあれば言うこと無しなんだけれど。大胆にテレマークターンを入れると、おおっ!決まった!深雪でも曲がれるぞー。でもうれしい瞬間はいつまでも続かない。おいしい斜面はあっという間に終わり、急登斜面に入ると今度は苦労の連続になる。横滑り、山回りとつなぎ、終いにはキックターンのお世話にまでなってしまった。無理をして立ち木に衝突しては笑い者になりますから、ここは注意して滑りました。狭い林道は直滑降で滑り、ブレーキとしてプルーク・ボーゲンを使用しました。入り口から山頂を見上げると、ちょうど雪が降り始めたのか白く霞んでいました。

← 山頂で塩谷方面をバックに「ハイ・ポーズ」。