尻別岳 1107.4m
2007年6月23日 留寿都コース Gさん夫妻同行
羊蹄山の子分のような山、ふもとには「ルスツ高原」の大リゾート施設が広がる。札幌から中山峠を越え喜茂別町まで来ると、目の前に急峻な単独峰が行く手を遮るように聳え立っている。その山こそ尻別岳である。ニセコ方面に出掛ける時はいつもこの山のすそ野を巻いて行くのだが、どういう訳か登山対象として考えることがなかった。近くに有名な羊蹄山やニセコ連山がある所為だろうか。
今回、Gさん夫妻の案内で初めて登ることになった。GさんとはこのHPでも馴染みの海坊主さんである。室蘭周辺やニセコ周辺の山々を我が庭のように歩き回っている御仁でもある。
天候はあいにくとガス模様になったが、稜線に咲く花の数々が美しく、趣のある山歩きを堪能することができた。
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登り 1時間50分(休憩時間含む) 下り 1時間10分(休憩時間含む)
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留寿都コース登山口でのGさん夫妻。通称「海坊主」さんと「姐御」さんである。登山口は留寿都「道の駅」から車で10分程度。道は「橇負山」の裏手に回り込むように付けられている。
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ガスの中を歩き始めてまもなく、「ルスツスキー場」のリフトが現れる。芝桜で有名な「橇負山(そりおいやま)」も見える筈だが、せいぜい50メートルほどの視界では無理というものだろう。
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小さなアップダウンを繰り返しながら痩せ尾根を歩く。晴天なら目前に尻別岳が雄姿を見せてくれるのだが、あいにくと雲に隠れてすそ野しか見えない。
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「あと1000M」の標識あたりからがこのコースの核心部。単調だが急な登りが続く。淡々と登る「姐御」さんは、最後には先頭で山頂に立った。継続こそ真の力であることを見事に立証した。
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山頂で昼食後の一服を楽しんでいると、同じコースから男女6人の若者たちが登ってきた。休憩もそこそこに、やおらザックからコンロを取り出して焼肉を始めた。なまらいい匂いだべや。
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期待していた羊蹄山の眺望も得られず、スゴスゴと山頂を後にする管理人。背中にはこれまでの人生が詰まったザック。見た目には妙に軽そうだが・・・・・。
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リフトまで戻ると、スッキリと晴れ上がった空に尻別岳が聳えていた。今ごろは若者たちが歓声を上げながら眺望を楽しんでいるのだろうなと、チョッと羨ましい気持ちになった。
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