写万部山(しゃまんべやま・498.8m)

 

2014624日 晴れ

 

登り・1時間05分(休憩時間含む) 下り・35

 

 

 道南のカニカン岳へ登るための足慣らしとして、前日に長万部町にある低山、写万部山に登る。

 早朝に札幌から留寿都を抜けて豊浦へ。天気予報は快晴だというのに、海岸線が近くなるにつれて霧が濃くなって来る。豊浦へ着いた頃には車のワイパーを動かさなければならない程になっていた。

 このまま海岸線に近い写万部山に登っても霧の中を歩くだけになってしまう。時間は十分あるので、霧の晴れるまで豊浦の「道の駅」で時間をつぶす。国道に隣接する駐車場だけに結構な騒音だが、運転の疲れもあったのか、いい時間寝入ってしまった。

 

 霧が上がって見通しが良くなってきた頃を見計らって写万部山へ向かう。国道から写万部山への交差点は標識もあって分かり易い。

 すっきりとした山容の写万部山。その登山口まではアスファルト道路が続き、登山口の駐車スペースは広くて明るい。その上、トイレや水の流れる流し台もあり、手入れの行き届いた山であることを感じさせてくれた。

 

 

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GPSトラックログ

 

 

 

 

 

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 登山口から写万部山を見る。広い笹原の斜面を持つすっきりとした山容だ。明るい樹林帯を抜けて6合目のコルへ。そこから山頂までは遮るものがない展望と稜線歩きを満喫出来る。ひと言で言うと「楽しい山」がぴったりする。

 

 

 

 

 

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 幅が広く、明るい登山道はまるでハイキング気分。3合目を過ぎて4合目辺りから後方が開けて噴火湾が見えるようになる。海上にはまだ霧が残って、函館方面の山々を見ることが出来ない。

 

 

 

 

 

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 6合目から右手に長万部の町を見る。手前に牧場や畑が並び、左側に登山口へ延びるアスファルト道が見える。

 

 

 

 

 

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 6合目から山頂部を見上げる。笹がきれいに刈り込まれた登山道が稜線上に延びている。こんな快適な登山道は滅多にお目に掛かれない。ワイルドな山歩きを期待する人は拍子抜けするに違いない。

 

 

 

 

 

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8合目から山頂部を見る。

 

 

 

 

 

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 8合目から長万部岳(奥中央)方面を見る。左に翌日登る予定のカニカン岳、右手に黒松内岳と大平山(右奥・少し雲が掛かっている)が確認出来る。

 

 

 

 

 

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山頂から室蘭方面を見る。

 

 

 

 

 

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山頂から長万部町方面を見る。

 

 

 

 

 

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 写万部山の山頂標識と三角点を前にして記念撮影。背後にある大きなコンクリートの四角柱は「天測点」という測量施設。あまり聞き慣れない「天測点」をネットで調べたところ、星(恒星)を観測して座標(経度、緯度)を決める天文測量の測量標のこと。現在ではGPSの発達によって天測点での星の観測は行っていないとのこと。なるほど、山登りは勉強になる。

 

 下山はあっという間。そのまま長万部町へ向かい、長万部温泉にある旅館の日帰り入浴(420円)で汗を洗い流す。年季の入った温泉施設、良く言えば「時代を感じさせる」。悪く言えば「・・・・・」。はたしてリピーターはいるのだろうか。

 

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