手稲山・北尾根コース→滝ノ沢コース
2004年11月18日
国道5号線からからテイネオリンピアに向かう旧道に入り、高速道路の下をくぐり住宅地を抜けると右手の山斜面に手稲山・北尾根コース(手稲本町入り口)登山口が見えてくる。ここには大きな駐車スペースがあり、立派な案内標識も立っている。
この登山口から入り、「パラダイスヒュッテ」を経由して金山・滝ノ沢コース入り口まで歩いてみる。テイネオリンピア辺りからは雪が積もり、白くなった登山道を歩く。手稲山北斜面を直下から見上げると、32年前に行われた「札幌オリンピック」の大回転コース跡が植生も進まず、荒れた姿を見せていた。滝ノ沢コース入り口には「乙女の滝」があり、瀑布となって流れ落ちる滝ノ沢の豊な水が目を楽しませてくれた。
帰りは手稲本町入り口に駐車しておいた車まで戻るため、金山から手稲町まで高速道路脇を歩いた。これが結構辛かったのだ。
GPSトラックログ
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北尾根コース・手稲本町入り口。ここからはしばらくの間、右手に学校や住宅地を見ながら歩く。なにやら裏山を散策している気分になってくる。
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左手に折れ、「稲積川」のせせらぎに沿って沢地形を進む。途中から沢と離れて尾根歩きに変わる。最初はちょっとした急登があるので息が切れ、一汗が出る。
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尾根道を登り詰めると視界が開け、右手に緩い弧を描く石狩湾が見えてくる。残念ながら暑寒別の山並みは雲に覆われて見えない。
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テイネオリンピアスキー場が見えてくると、しばらくは快適な散策路が続く。車道から離れているため意外と静かな山歩きが楽しめる。
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滝ノ沢への分岐点から研修センターまでは、所々が簡易舗装された林道を歩く。行く手には雪化粧した手稲山が聳えている。
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研修センターから少しの間車道を歩くと、テイネハイランド手前右の林道入り口に砦のような立派な滝ノ沢コースへのゲートが見える。
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ゲートを入りしばらく歩くと、右手に「手稲パラダイスヒュッテ」が見えてくる。通常は施錠してあるので、使用に際しては管理者に事前連絡が必要だ。
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ヒュッテ前のテーブルを借りて昼食タイム。今回はインスタント蕎麦とおにぎり。風もなく、ゆったりとした時間を過ごす。珈琲を忘れたのが残念だった。
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男子大回転コースゴール跡から見上げる手稲山北斜面。札幌冬季オリンピックから32年経った今でもA・B両コースの植生が進まない。自然破壊のつけは大きい。
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ゴール跡からは滝ノ沢の流れに沿って山道を下る。サワサワと流れる清流の音はいつ聞いても気持ちが和む。
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振り返ると手稲山が遠のいている。なぜか明るく感じるのは気の所為だろうか。でもそれが木(倒木)の所為だと分かるまで時間はいらない。
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北尾根コース分岐点が近づいてくると、川の縁に石垣が見られるようになる。所々に生活の跡が見られ、開拓時代の息吹が聞えてきそうである。
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北尾根コースへの分岐点。コースの要所には“花咲爺さん”風の絵とコメントがあり、ほのぼのとした楽しさを演出している。
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分岐点から「金山入り口」までは車の通れる林道となる。途中、滝ノ沢と林道が交差する地点がある。渡り板があるが、川の中をバシャバシャ歩く。
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滝ノ沢の下流には「乙女の滝」がゴーッという水音を響かせている。滝まで下りる途中には昔の鉱山関係者と思われる住居跡が点在している。
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