手稲山 1023.7

 

スキー場コース

 

2019528日 晴れ後曇り時々小雨

 

 

 

所要時間・2時間15

 

登り・1時間25分(休憩時間含む) 下り・50分(休憩時間含む)

 

 

 

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 手稲ハイランドスキー場へ向かう途中から手稲山を見ました。まだ青空は出ていますが、風が強くなってきたようで、雲の流れが速くなり道路沿いの木々が大きく揺れ始めました。

 

 

 

 

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 旧ロープウェイ乗り場前の駐車場には多くの車が停まっていました。大半は山菜取りの皆さんの車で、登山者は数人でした。

 ニリンソウやタチツボスミレの咲く遊歩道を抜けると目の前に札幌オリンピック時の「女子大回転コース」が現れました。吹き下ろして来る風の強さは着ているシャツをバタつかせる程でした。

 

 

 

 

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 「女子大回転コース」の下部左側にシラネアオイの群落が見え始めました。まだ花弁も残り、見ごろ最終盤といったところでした。シラネアオイはどこの山でも見られる花ですが、大きな群落となると限られた山でしか見ることが出来ません。夕張岳やオロフレ山などが有名です。

 

 

 

 

 

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 強風の下で大きな花弁を揺らしていますが、落下する気配はありません。自然界の植物の生命力にはいつも驚かされてしまいます。

 

 

 

 

 

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 「女子大回転コース」の最大斜度は34度。通称「壁」と呼ばれています。ここの登りは一番の難所と言っても過言ではありません。でもそれは自分にとってであり、元気な人はあっと言う間に登り切ります。帽子が飛ばされる程の強風ですが、額から汗が滴り落ちて来ました

 

 

 

 

 

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 ゲレンデ途中から駐車場方向を見下ろしました。眼下に旧レストハウスが見え、右奥下に手稲オリンピア遊園地の観覧車が見えました。石狩湾はもやり、その向こうにある暑寒別の山々を見ることは出来ませんでした。

 

 

 

 

 

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 「壁」の急斜面を登り切ると馬の背の緩斜面になります。ちょうどヤマツツジが見ごろになっていました。

 強風は上空を巻くように通過しているのか、緩斜面は少し穏やかになっていました。

 

 

 

 

 

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 馬の背を登り切って手稲山の山頂台地に着きました。リフト終着駅や山頂スナックが見えて来ました。

 平和の滝コースと合流すると後はいつもの手稲山です。アンテナ群に囲まれた砂利道を歩いて手稲神社奥宮のある山頂を目指しました。

 

 

 

 

 

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 山頂手前に少し雪が残っていました。風を遮るものが何もない山頂は立っていられない程でした。誰もいない山頂で手稲神社奥宮に手を合わせ、今年の山行安全を祈願しました。

 

 

 

 

 

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 雲が低く垂れこめて来た南方面を見ました。右から朝里岳、余市岳、ヒクタ峰、定山渓天狗岳、無意根山と続いています。残念ながら余市岳や無意根山の山頂部は見えませんでした。

 

 

 

 

 

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 強風を避けるためリフト乗り場に移動して昼食のメロンパンを頂きました。これに熱いコーヒーがあると最高ですが、最近はザックを軽くするためにコンロを持ち歩きませんから無理な相談です。魔法瓶に入れてくる手もありますが、何だか香りが抜けるようで気が進みません。

 

 

 

 

 

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 帰りに「ケルン」に寄ってからもと来た道を戻りました。途中、パラパラと雨粒が落ちて来ましたが、レインスーツに水滴を残す程度で止んでしまいました。駐車場が近くなると目の前はタチツボスミレの大群落です。本来、可憐な花の代表のようなスミレですが、これ程になると圧倒されるものです。

 

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