富丘丸山 141m

 

2021128日  晴れ

 

 

 

GPSトラックログ

 

赤線=登り  青線=下り

 

所要時間1時間   登り・30  下り・30

 

 

 

 

 

 

 登る前に登山口近くを車で回りましたが、路上駐車する以外に車を停める場所がないので、少し離れたところにある「富丘西公園」の駐車場に停めさせてもらいました。

 案内板によるとこの公園は札幌市内で最大規模のすずらん群生地だそうです。開花時期に一度訪れてみたいものです。

 

 

 

 

 

 

 駐車場の前の道路に出て山側を見ると、こんもりとした丸山が見えました。山すそ近くを札樽自動車道が通っているので直接山に向かうことは出来ません。

 

 

 

 

 

 

 住宅地を迂回して札樽自動車道の高架下を潜り抜けました。丸山の北側から登ることも出来そうですが、等高線の間隔が緩い南側から登ることにしました。

 

 

 

 

 

 

 高架下を潜り抜けると右手にカーブミラーがあり、その横に鉄柵のある登山口(勝手に登山口と呼んでいます)がありました。

 

 

 

 

 

 

 登山口を入ると目の前は明るく開けていて、入り口の看板に書いてあった様に「カミネッコン」(段ボールなどで根を保護する植林方法)で植樹された若木が立っていました。

 小学児童が心を込めて植えた若木を間違っても痛めないように、中央のU字溝沿いを慎重に歩きました。

 

 

 

 

 

 

 山の斜面に取り付いてからは山頂方向に向かってほぼ一直線に登りました。途中で後ろを振り返ると眼下に札樽自動車道が見え、遠くに札幌中心部の高層ビル街を確認することが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 山頂尾根が近付くと露岩が現れ、その岩を割るようにして木が立っていました。優しい雰囲気の丸山で、ちょっとだけワイルド感のある光景を見ることが出来ました。

 

 

 

 

 

 

 カシワの木から落ちた大きな枯葉をザクザクと音を立てながら踏み進むと、あっけなく山頂に出てしまいました。

 三角点の横の木には「丸山141m」と書かれた黄色い山頂標識がありました。その向こうには住宅の屋根が見え、この山が三方を住宅地で囲まれていることが分かりました。

 カシワの木が多く展望には恵まれていませんが、葉の枯れ落ちた木々の合間から銭函の海を望むことが出来ました。

 少し腰を下ろして休もうと思いましたが、手稲山方向から吹き下ろして来る風が意外と冷たく、また飲み物も食べ物も持って来ていないので、写真だけを撮って下りることにしました。

 

 

 

 

 

 

 帰りは登って来た方向ではなく、踏み跡の多い尾根上を歩きました。これだけ住宅地に囲まれているにも関わらず、大きなクマの糞が落ちていることに驚いてしまいました。

 こんな所にまでテリトリーを広げている原因はこの山にカシワの木が多く、木の実が多いことを知っているからではと考えてしまいました。

 登山道のない山なのでカシワの木の間を縫うようにして斜面を下り、目の前の住宅地を目指しました。

 

 

 

 

 

 

 斜面を下って住宅地横の道路上に来ましたが、意外と法面が高く、道路に下りる場所探しに苦労しました。最終的には金網で作られた防護壁横を伝って下りることにしました。

 

 

 

 

 

 

 下りた法面より下方はコンクリートで固められ、とても下りることなど出来ない法面の高さでした。やはり初めての山は安全を考えて同じルートを引き返すか、それとも違うルートで戻るなら事前調査をしっかり行うのが賢明なようです。優しい低山といえどもいかなる罠が待ち構えているか分かりません。

 この後は高架下を潜り抜け、住宅地から公園内を抜けて駐車場まで戻りました。