和宇尻山 856m (わうすやま・春香町コース)

 

2006317

 

昨年、悪天のため撤退した「和宇尻山(わうすやま)」春香町コースを、今回はスキーからスノーシューに履き替えて登ってきた。昨年とは違い、今回は北側に派生する尾根から登った。スノーシューの強みは、ある程度の斜度ならドンドン直登が出来ることだ。尾根までの直登と、山頂直下がチョッときつかったが、あとは快適な山歩きだった。雪質は湿り気を帯びた重い雪で、まるでカステラ菓子のような感じがした。山頂近くになると突然ガスがかかり始め、楽しみにしていた石狩湾の眺望を奪ってしまった。だだっ広い山頂はガスがかかったり、吹雪いたりすると何処が山頂なのか分からなくなる。初めての人は戸惑うことだろう。帰りは登ってきた自分の足跡とGPSの軌跡を確認しながら下りる。山を下りた頃にはすっかり晴れ上がり、なだらかな山頂を見せていた。
 春香町コースへの国道入り口は道幅が狭く分かりにくい。オーンズスキー場の駐車場前をまっすぐ進んだほうがわかり易いだろう。今回は馬牧場の関係者から「お客様以外は駐車禁止」と言い渡されたので、少し下の除雪スペースに車を置いた。「オーンズスキー場」の駐車場に置けば安心だが、そこから歩くにはチョッと遠いのだ。

 

GPSトラック・ログ    コースタイム  登り・2時間15  下り・1時間15

 

馬牧場下の駐車場が林道入り口になっている。林道は馬の散歩道となっているのか、いたる所に“排泄物”が落ちていて、香ばしい臭いを漂わせている。奥の尾根は「ヒヨドリ越え」。

林道は礼文塚川に沿って伸びている。振り返ると、オーンズスキー場の山頂リフト終点越しに石狩湾が見える。

 

 

林道から離れて北側に派生する尾根を直登する。「ヒヨドリ越え」の尾根の向こうに小樽・祝津の海岸が見える。

 

 

地図上659mの尾根の上から石狩湾を見る。尾根上は山頂直下まで平坦な疎林が続いている。快晴だった空も、時間が経つにつれて段々と雲が覆いはじめた。

 山頂直下を登っていると、目の前にスノーモービルが・・・と思ったら、なんと自然の造形のいたずら。今にも音を立てて走り出しそうだ。

 

 

 雲に覆われてガスった山頂。トドマツの大木を風除けにして腹ごしらえをし、ガスが濃くなる前に山頂を後にした。