銭函天狗山   537m

 

2005521日 桂岡コース

 

 

散歩がてらに登れる山と言ったら軽率だと批判されそうであるが、気軽に登れて、なおかつ登山気分を味合える山、「銭函天狗山」に出掛けた。いつもは通常の登山口である「緑花会」から登るのだが、今回は気分を変えて、春香山と同じ登山口となる「桂岡」から登ってみた。登山口に近接する採石場の背後に見える銭天を、大きく回りこんで登る。ほとんどが林道歩きのこのコース、マウンテンバイクで林道を走り、最後の尾根を歩いて登るのが最適なようなコースだ。帰りに林道を走っていたオフロードバイクの青年に出合った。まるで昔の自分を見ているようだったが、決定的に違うのは彼の乗っていたのは値の張る「ハクスバーナー」という外車。モトクロス装備で身を固めた姿は、まさに走る鉄騎兵だった。なんとも今の若者は金持ちだ。朝から青空が広がったこともあって、登山口周辺には山菜採りのおじさんやおばさん、大きな採集網を持った昆虫採集のグループもいて、賑やかな桂岡登山口周辺だった。

 

登り・1時間30  下り・1時間20    GPSトラックログ

 

 

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 春香山登山道との分岐には標識があり、銭天まで90分と書いてある。

 

 林道は「銭函川」に沿って奥へ続いている。雪解け水が激しい音を立てて流れている。

 

 対岸には大きな「こぶし」の木があり、新緑の林の中で、ひときわ目を惹いている。

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 林道左奥に見える銭天。直線距離なら30分程度で着くのだが、林道は大きく迂回しているので意外と遠い。

 

 北側の陽の当たらない林道には多くの雪が残っている。スノーモービルの軌跡が2本。

 

 陽の当たる水溜りにはカエルの卵がふ化を待っている。

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 林道が十字路となっている地点から銭天の山頂部を見る。東側は岩壁となっていて、ロッククライミングのゲレンデにもなっている。

 

 わずかに付けられた踏み跡を頼りに尾根を歩く。軽いヤブ漕ぎ状態の中、点在するシラネアオイが目を楽しませてくれる。

 

 山頂への最後の登りは岩の露出した明るい尾根。段々と展望が開けてくる。

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 山頂から石狩湾を見る。手前に銭函や手稲の街並みが見える。空気の澄んでいる日は湾の向こうに増毛連山が姿を現す。

 

 反対方向には春香山や和宇尻山が見える。前日の雨で大分雪が融けたとはいえ、まだまだ山頂付近は雪が残っている。

 

 

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