TOYOTA CYNOS(EL44系)について
「TOYOTA CYNOS(サイノス)」は、英語のCYNOSURE(目標、万人嘆賞の的)より
命名されたコンパクトクーペです。北米を中心として多くの国では「PASEO(パセオ)」
という名前で知られています。また、サイノスは40系のコルサやカローラUとフロアや
インパネやメカニカルコンポーネンツを共用していて、グレードはαとβがあります。
エンジンはα・βともに1.5Lのハイメカツインカムであり、αが5E-FE(105ps)、βが
5E-FHE(115ps)です(後にモデルチェンジした50系ではαは1.3Lになっています)。
開発コンセプトは「心地よい装いと、操る実感」であり、強い自己主張があるわけで
なく、強烈な加速をしてかっ飛ばすわけでもなく、気軽に乗れるスポーティーなクーペ
です。乗車定員は4人となっていますが、スタイル優先のクーペのため、後席は
大人が乗るには狭すぎる空間で、頭が後部ガラスに当たってしまうほどです。
しかし、運転席と助手席だけを使う分には、きちんとしたゆとりがあり、2人の間に
余分な隙間ができないというクーペの魅力を持っています。高出力ではないため、
燃費も良好であり、気を張らずに楽しく静かに走ることができるクーペです。