全日本カ レー工業 協同 組合
 
カレー業全国公正取引協議会

     日    時   平成27年4月9日 (水)

     場    所   全日本カレー工業協同組合    理事会     KKRホテル東京 10階 平安の間 
               カレー業全国公正取引協議会      委員会     KKRホテル東京 10階 平安の間  
                            
     懇 親 会                                      東京駅 八重洲口前  酒席 いずみや
                              

     【 全日本カレー工業協同組合  理事会 】                         


    [ 浦上理事長挨拶 ]

  本日は天候の悪い中を、ご出席戴きまして誠にありがとうございます。
理事会の開催にあたりまして、一言ご挨拶を申しあげます。

 昨年度を振り返りますと、消費税の引き上げ延期と、デフレ脱却に向けた政府の対応が進みまして、為替レートも円が一段と進み、120円レベルにまでなりましたので、輸出が一段と進みました。そして解散総選挙があり、与党が続投することが決まりました。
 これらのことで、株価の上昇と輸出型企業を中心とした収益の改善が進みました。政府に背中を押されながらではありますが、この春は大企業を中心にベースアップも行われたようです。
 一方で大衆産業である食品業界では、川下の方には消費税増税以降の個人消費の回復はまだ見られていません。お客様の財布のひもはまだ固いように思います。川上では円安による原材料価格の上昇がみられました。アベノミクスによって、デフレスパイスにブレーキがかかった途端に、雇用環境と言うことが話題になってきました。 厳しい環境が続いた1年であったと思います。
今月から新年度のスタートですが、この環境条件が急に好転するということは考えにくく、引き続き難しいかじ取りが求められる局面に向かっていると思います。
 しかし、長い目で見ると、ベースアップ効果で、財布のひもがゆるくなったりして、景気の回復が期待されますが、原油価格のリスクが拭い去れません。TTPの交渉妥結も今月末の安倍総理の訪米で現実のものになっていくのでしょう。
 デフレ脱却は、我々食品業界では、お客様にとって魅力と価値のある商品へ、我々自身が品質の向上にチャレンジして行く、そう言った努力をして戴かねばならないと考えています。そのうえで魅力と価値に見合った価格でお願いをするということだと思っています。
 昨年度は食品に対するお客様の信頼を揺るがしかねない品質などの問題が発生しましたし、私たちがこれまで経験したことがないような形の報道が行われる事態となりました。この問題に関しましては1月の理事会の席で星野理事からご指摘をいただいております。すでに皆様のお手もとに届いていると思いますが、食品産業センターで作成された「食品企業の事故対応の手引書」をご覧いただきたいと思います。また来月の総会にはこのテーマで学習会を計画し、よりよい対策について研究したいと思っていますので、その際にはご意見を賜りますようお願いしておきます。
 いずれにしましてもこのSNSの問題は、私たちの品質管理、もしくは誠意ある対応の問題でもありますので、気を引き締めて、お客様との信頼関係をさらに深めて行きたいと考えておりますので、よろしくお願いをしておきます。
 カレーは多くのお客様に愛されている国民食として、日本の食文化を表する食べ物の一つでありますので、お客様のご要望にお応えして、さらにご愛顧を戴けるよう我々組合員が一丸となって、努力してまいりたいと思います。
 今年度も組合の運営にご協力いただきますようお願いいたします。 
 終わりに、皆様方組合員各社のご発展と、皆様のご健勝をご祈念申しあげまして、私の挨拶とさせていただきます。


  第1号議案  平成27年度通常総会提出議案

       ア、平成26年度決算関係書類
          ・ 事業報告書  (案)
             ・ 組合員数および出資口数
             ・ 会議の開催概況
             ・ 消費税の転嫁および表示に関わる共同行為
             ・ 広告宣伝事業
             ・ 業務関係情報の提供
             ・ 各種調査の実施
          ・ 財産目録
          ・ 貸借対照表
          ・ 損益計算書
          ・ 利益金処分案  

       イ、平成27年度事業計画(案)
      ・庶務事項
        ・ 食品の安心・安心に関する事業
        ・ コンプライアンスの推進
        ・ カレー粉およびカレールーの生産流通等調査
        ・ 関係官庁・団体との連絡および諸調査への協力
        ・ 関連情報の適切な受発信

            ・  その他の関連事項

          ・ 農林水産省「消費者の部屋」特別展示への参加について
          ・ 収支予算  (案)
       ・ 賦課金   (案)

  第2号議案  その他の通常総会提出議案の報告内容について 
    ア、平成27年度の日程 (案)
    イ、役員改選関連
    ウ、懇親ゴルフ
      

  第3号議案  運営委員会・技術委員会報告について

     全ての議案は全員異義なく承認可決されました。




   【 カレー業全国公正取引協議会 常任委員会 】


        [  高橋委員長挨拶  ]  
 
  カレー業全国公正取引協議会の平成26年度常任委員会の開催にあたり、一言ご挨拶を申しあげます。
 会員の皆様方におかれましては、何かとご多用のところ、また遠路ご出席を賜りありがとうございます。
 この時期は、春闘の動向に関心が集まりますが、今年は輸出の好調な自動車産業などで、賃上げ回答が出されているようです。
 背景には業績の回復と景気への配慮があるとさてていますが、これが国内消費に好影響が出ることを期待しているようです。
 昨年は円安の影響による原材料の高騰が著しく、4月の消費税の引き上げもあり、食品業界を取り巻く状況は極めて厳しいものがありました。一日も早く、国内経済が回復し、消費が回復してほしいものです。
 このような環境の中、食の安全に係わる事件・事故が多発し、食品の安全と消費者の食に対する信頼性の確保が大きな課題でありましたが、幸い、カレー製造 業界ではこのような事件もなく、また、食品表示法、独占禁止法等の違反もなく、消費者の信頼を確保できたことは大きな成果であり、会員の皆様方のご尽力の 賜物と深く感謝申し上げます。
 昨年度は、食品表示法、景品表示法の大きな見直しがなされ、平成27年4月から新しい表示基準が施行されます。
 当協議会としても、会員各社皆様と一丸となって、これらの諸問題に対処し、これまで以上に、国民の食生活の安定、向上に寄与していきたいと考えておりますので、ご協力、ご指導をお願い申し上げます。
 おわりに、会員各社様の、ますますのご発展と、役員の皆様方のご健勝とご多幸を、心から祈念いたしまして私の挨拶といたします。


    [ 議   事 ]

  第1号議案  平成27年度通常総会提出議案
       ア、平成26年度決算関係書類
          ・   事業報告書 (案)
          ・  収支決算報告
          ・
       イ、平成27年度事業計画  (案)
          ・ 収支予算     (案)
          ・ 会費        (案)

  第2号議案  その他の通常総会提出議案の報告について
    ア、平成27年度の日程   (案)
 

第3号議案  報告事項
       ア、人事関係
       イ、運営委員会報告

   全ての議案は全員異義なく承認可決されました。

           

        


  【 懇 親 会 】                           東京駅 八重洲口前  酒席 いずみや                         

     

      

      




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