北海道 美瑛・富良野の旅

                      { 写真はすべて私が撮影したプライベート写真です }               河野 善福

       羽田空港 午前740分発 ADO 0031便にて旭川に行き、定刻到着 直ちにレンタカーに乗車して上川郡美瑛町に向かった。
                                                         

 美瑛町へ入る途中の丘の風景

   ぜるぶの丘  北海道上川郡美瑛町大三  TEL 0166-92-3160 
      「亜斗夢の丘」を運営している()アトム農機が、旭川から美瑛に至る国道237号線に面した場所に「ぜるぶの丘」というお花畑を開いている。
     もちろん入場は  無料で、120台収容の無料駐車場もある。「ちびっ子広場」や「フォトギャラリー」も併設されているので、ちょっと立ち寄ると楽しい。

      


美瑛農業研究所 北海道上川郡美瑛町中町4丁目4−13  TEL 0166-92-7400   
            所長 太田 悟氏   訪問 お話を伺った。              

美瑛町は北海道のほぼ中央に位置し、十勝岳連邦のふもとに広がる広大な大地で農業と観光を主な収入源としている。主な農産
物は米(1,000ha 98,000俵 ・12億円)、 ジャガイモ(1,200ha 3,300t 18億円)、 野菜類(1,100ha 20,700t 247000万円)、
豆類(1,400ha 59,500t 9億円)、 小麦(2,450ha 187,000t 10億円)。  酪農・畜産は牛3,300頭 ・豚17,500頭(12億円)、
牛乳(22,800t 16億円)である。

 

                                        「パッチワークの丘」といわれる景観の農地

  美瑛町 町役場  北海道上川郡美瑛町中町4丁目6−1   TEL 0166-92-1111

     続いて町役場を訪問した。 町長の浜田 哲氏は札幌に出張中で留守であったが、副町長の村上秀雄氏と政策調整室長の池田由行氏から、美瑛町に
     ついて説明を受けた。

     美瑛町は道内第2の都市「旭川市」と「北の国から」や「ラベンダー」で知られる「富良野市」の中間に位置し、町の面積は東京23区の広さに匹敵する。
     ただし、山林が町の70%を占め、畑地が15%を占める「森林と丘のまち」である。 村では約500軒の農家が11,600hの農地を耕作して居るが、そのう
     ちの約180軒には跡継ぎが居ないので、後継者問題に悩んでいる。

     人口は、昭和40年頃には2万人以上であったが、現在は11,500人程度まで減少し、今も毎年100人くらいが減少している。

     町は、農業を基幹産業と位置づけているが、近年は「丘のまち・びえい」として観光客の誘致に成功し、これに関連する産業も活気を増している。

     町名はアイヌ語の「ピイェ」から転訛したもので、「濁った川」という意味がある。後に「美瑛」の漢字があてられた。
     この町に始めて入植したのは明治27年である。

     十勝岳は江戸時代末期からでも5回噴火している活火山で、十勝岳連邦のふもとに広がる美瑛町はこれまで何度も噴火による災害に見舞われてきた。
     しかし、昭和24年には白金地区に温泉が噴出し、道内有数の温泉街となった。

     平成17年に、フランスで起こった「フランスで最も美しい村」運動を手本として、美瑛町長の呼びかけにより「日本で最も美しい村」委員会を設置した。
     現在は国内17の町村が加盟する連合会となっている。 加盟町村はこれを宣言をすることで「自らの地域に誇りを持ち、将来にわたって美しい地域づく
     りを行う」「景観や環境を守り、観光的付加価値を高め、資源の保護と地域経済の発展に寄与する」ことなどを目的としている。
     連合会では日本で最も美しい村運動のロゴマークを設定し、「快適な観光地・文化独自の保全地域」を示す目印になろうとしている。

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        町の花「すずらん」                        町の木「しらかば」                 「日本で最も美しい村」運動のロゴ    


     旭川から美瑛町に至る広大な農地は、畑の区画が整備されていることや、区画ごとに植えられている作物が異なるために区画の色が異なり、
     「パッチワークの丘」と呼ばれ景勝地とされている。 

 パッチワークの丘



    日本たばこ産業(現在のJT)が、「セブンスター」の広告撮影に使ったので一躍有名になった木は「セブンスターの木」と呼ばれ一本だけ丘に残された柏の
     木である。 ほかに「マイルドセブンの丘」や日産自動車がスカイラインの広告に使った「ケンとメリーの木」など、CMでの名前がそのまま付けられている
     場所が町に入る途中の丘にある。

 
         セブンスターの木                                        ケンとメリーの木
 
 

                                                     マイルドセブンの丘                         

 

                   パッチワークの丘

 道の駅「丘のくら」 北海道上川郡美瑛町本町1丁目9−21 TEL 0166-92-0920

     美瑛町町役場が美瑛町の農産物を直売する店舗として美瑛駅の隣接地で経営している。 外観は趣のある石造りで、施設内には美瑛産の小麦や
     小豆を使ったうどんやドラ焼き、町内の農家のお母さん方が作った手作り味噌やトマトジュース、乳脂肪分濃厚な美瑛牛乳など、美瑛で採れた原材
     料を販売していた。 また、美瑛町の新鮮な野菜を食材にしたレストランや軽食コーナー、パン作りやうどん作りが出来る体験コーナーなどがあった。

   

                 道の駅 「丘のくら」                                                     美瑛駅


  「カレーうどん」
 

     美瑛町が町を挙げての名物カレーとして売り出し中の、「つけめん・カレーうどん」を美瑛駅前の、レストラン「だいまる」で試食をした。地元の小麦を使った
     "腰の強いうどん”で、 美瑛豚もやわらかくて美味だった。 カレーは南蛮カレー風のカレーだった。



  美瑛町農業協同組合 北海道上川郡美瑛町中町2丁目6−32  TEL 0166-92-2977

                            常務理事 北野 和男氏  訪問 お話を伺った。

    美瑛町の農業については、概略、美瑛農業研究所で聞いた内容と同じであった。 美瑛農協が経営する美瑛選果は、JA美瑛の常務理事・北野氏の
     設計になるもので、地元農産物の展示販売館とレストランが併設された建物であった。館内の展示物は米・ジャガイモ・トウモロコシ・トマト・アスパラ・
     メロンなどが主な展示品で、インターネット受注や地方発送も行っているということだった。 ゆでたトウモロコシを試食したが、甘味があって美味しかっ
     た。 越年した冷凍ジャガイモは蒸かしただけで美味しかった。

   

                   美瑛選果(左・レストラン、右・展示場)                                     美瑛選果内の農産物展示場


   美瑛選果レストラン  JA美瑛が経営する美瑛選果の中にレストランがある。 このレストランは美瑛産の農産物を使うことを原則としており、料理人は北海
     道洞爺湖サミットのとき、会場となったウインザーホテルのシェフだった北海道を代表するシェフ・中道博氏が腕を振るっている。 夕食をここでいただいた。
     同席していただいたのは、
びえいフーズ株式会社 代表取締役 福井 努氏(北海道冷凍食品協会 会長)、 美瑛町農業協同組合(JA美瑛) 常務理事 
     北野 和男氏、 美瑛観光協会 会長 太田 悟氏。 美瑛出身で案内役をしていただいた佐藤孝二氏。

   

  

   

        当日のメニューは、 ・じゃがいものコルネ  ・美瑛産の新鮮野菜20種類と帆立貝のムースを使った一皿    ・ブロッコリーの茹で上げ  北あかりのロースト
       ・一晩マリネしたトマトの低温ロースト  ・美瑛産豚ロースのグリエ   ・プチトマトのシロップ漬け   ・いちごと白ワインのジュレ 牛乳アイス添え 
       ・黒豆ブラウニー 人参のフィナンシェ   ・コーヒー・紅茶・ハーブティー
         美瑛豚のワイン煮や、ズッキーニの中にホタテを煮込み、約20種類の地元産新鮮野菜を添えた料理は格別の味だった。



   四季彩の丘   北海道上川郡美瑛町新星第三       TEL 0166-95-2758

     丘の町美瑛の丘陵に、7ヘクタール(東京ドーム3個分)の花畑がある。 春から秋まで数十種類の花を次々と咲かせ、園内一周のためにはトラクターで
      引っ張る遊覧車や、自分で運転できるバギー車がある。


 
  

  四季彩の丘の花畑      

   


   ファーム富田    北海道空知郡中富良野町北星    TEL  0167-39-3111  

     この地方では最盛期には250戸のラベンダー栽培農家があった。 ファーム富田は、昭和33年から香料用のラベンダーを栽培していたが、合成香料が安
     価に製造出来るようになり、農家は栽培を辞めていった。 富田がほぼ最後の栽培農家となった昭和51年に、日本国有鉄道(現在のJR)のカレンダーに
     富田のラベンダー畑の写真が紹介された。 それを見た観光客やカメラマンが訪れるようになり、また、その後にドラマ「北の国から」でラベンダー畑が放
     送されてから、観光地として一躍有名になった

     
                                                富田ファームのラベンダー

     

                          ファーム富田の花畑

              

 榎木孝明水彩画館 北海道上川郡美瑛町字ルベシベ第二   TEL 0166-95-2339

   鹿児島県出身の俳優榎木孝明氏が、追い求めていた自然の美とやすらぎを北の大地美瑛町に見つけ、町が廃校になった小学校を利用して開館した
     「西美創造の杜美術館」の中に、
榎木孝明水彩画館を開館している。氏の作品は明るい透明なタッチで描かれた水彩画で、さわやかな風を感じる。

  牛のえさ(牧草)を丸めた「ロール」と呼ぶもの



 北瑛小学校は全国でも珍しい、校内に天文台を有し、夜空の観測を行っている小学校で、冬は全員がスキー通学をすることでも知られている。 
      ただし、現在の生徒の数は10名ほどだそうである。

 



 後藤純男美術館 北海道空知郡上富良野町東4線北26号 TEL 0167-45-6181

             館長 行定 俊文氏 から説明と案内を受けた。

     日本画家の後藤純男は、写実風景画を得意とする日本美術院理事である。仏徒である後藤氏は中国・西安美術学院名誉教授を務めているように、
      中国の古寺仏閣への造詣が深く、これらの作品も多い。東京・高輪不動尊金剛寺に襖絵を奉納している。完成までに3年を要したというような大型
      の見ていて圧倒される作品が多い。

 



 千代田ファーム   千代田ファームは一時は牛だけで8,000頭を飼育していた牧場で、隣接地にポニー・七面鳥・孔雀・ロバ・ヤギ・ウサギ・ひつじなどと
     一緒に子供が遊べる遊園地を作っている。 美しい自然の中の牧場で、レストランとか丘の上の見晴らし台から見る絶景も楽しめる、 堆肥製造事業
     など観光と畜産業の綜合経営を行っている会社である。




 拓真館   北海道上川郡美瑛町字拓進      TEL  0166-92-3355

         館長 大谷 時男氏 案内

    東京都八王子市出身の風景写真家、前田真三氏が全国の風景写真を撮り歩くうちに、ここ美瑛町辺りで見たヨーロッパ的な丘の風景に魅せられ、学校
      の跡地に8000坪の土地を求め、自身の写真展示館として開設したもの。 敷地内には白樺の林があり、散策にも適している。 氏の作品は美瑛の雄大
     な自然を、四季折々の風景に収め観る者を感動させる。 ぜひインターネットで検索して欲しい。
 


    
拓真館                                 キタキツネ                                          木馬

 キタキツネ   野生のキタキツネは、道路にも駐車場にも出てきていた。餌を与えないようにと注意された。



  ジンギスカン  松尾ジンギスカン フラノーブル  北海道空知郡上富良野町西3線北27

                                               TEL 0120-56-2989

     特上ラムジンギスカンを、特製ジンギスカン鍋で安価に食べさせてくれる。 ラム肉特有の匂いをまったく感じなかった。 とにかく美味しい。



  

 十勝岳   十勝岳は、標高2,077mの活火山で、いつ噴火してもおかしくなく、今も噴煙を上げている。北東のオプタテシケ山(2,012m)、美瑛山(2,052m)、
     南西の富良野岳(1,912m)へと続く十勝岳連峰の主峰である。その麓に白金温泉がある。 白金温泉から登るルートがあり、多数の登山者が、登山者
     名簿に記帳しながら、頂上を目指して登って行ったが、当日はあいにく霧が深く頂上は見えなかった。

  

白金温泉ルートの登山口

                     

   白金ダム 白金温泉に向かう途中に大きい人造湖がある。灌漑農業用水確保を目的に1998年に完成したもので、ロックフィル形ダム
    といい、
堤体の内側は石塊を台形に積み上げ外側はコンクリートで遮水壁を設けたダムだという。かつてここには約50戸の農家が
    あったと聞いた。
 
提高は63m提頂の長さは611mで総貯水量は680万トンという大きな湖である。大雪山系の白樺街道に続いて
    いる風光明媚な場所である。

  美瑛不動尊  白樺街道を白金温泉に向かう途中の右側に美瑛不動尊がある。ここには大雪山系から地中を流れてきた、綺麗な冷水
    が湧き出ている。 名水として知られポリタンクを持って遠くからこれを汲みに来ている人も居た。

 
  白金温泉
 昭和25年、当時の町長であった鴻上氏が、十勝山麓で苦難の末に温泉の掘り当てに成功し、町営ホテルを作ってホテル一
    軒のみで始まった温泉である。名前の由来は、氏が「地底から湧いたプラチナ
(白金)ともいうべき湯である」といったところから
    付けられたと聞く


   ホテル パークヒルズ  北海道上川郡美瑛町白金温泉      TEL 0166-94-3041 

                           取締役総支配人  松井 俊治氏
      かつての町営ホテルが改築されたものだと聞いた。綺麗なホテルでお世話になった。


 天人峡と羽衣の滝  天人峡は、大雪山麓の温泉郷で、羽衣の滝があることで有名である。 羽衣の滝は落差270メートルといわれる数段の滝が、山頂
      から溢れ出るように大量の水を流出させている。


       
                              森の時計


   森の時計  北海道富良野市中御料   富良野プリンスホテル内  TEL 0167-22-1111

      森の時計は、富良野プリンスホテルが経営する珈琲ラウンジ。 作家・倉本聡氏のテレビドラマ「優しい時間」の中で、主人公が開いた喫茶店として人
      気がある。 森の中の細い道を下った谷間に建つ丸木小屋風の建物で、大きな窓の外の季節の移ろいを感じながら珈琲を飲み、静かな豊かな時間
      をすごせると評判になっている。



 雪の美術館  北海道旭川市南が丘3丁目1−1     TEL 0166-63-2211

     北海道伝統美術工芸村の中には、国際染織美術館・優佳良織(ゆうからおり)工芸館・雪の美術館が併設されている。

      国際染織美術館には、世界各国と日本各地の天然繊維や天然染料を使った手織りの時代の染織品が展示されている。

    優佳良織工芸館には、北海道の自然と風土の中で育った色を染め分けた糸を機にかけて、一本づつ手作業で紡いだ「ゆうから織」が展示されている。

   雪の美術館には、地下深く廻り階段で降りていった先に、見事な氷柱の回廊芸術品があり、さらに奥には200席くらいの雪と氷をイメージした音楽堂が
     ある。

 



  旭山動物園   北海道旭川市東旭川町倉沼     TEL:0166-36-1104 

     今一番人気の旭山動物園は、旭山という山の斜面を利用して作られた動物園です。 動物を出来る限り自然のままで、目の前に檻をなくして、すぐそば
     で見られるように配慮されています。


      

        

     

               

      

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