中国上海・蘇州の旅
                                                            ( この頁の写真はすべて河野が写したものです )

        
          上海・蘇州の位置                            上海市街図 〔拡大写真クリック〕

日     時   平成24年6月14(木)〜17日(日)       時 差   一時間
成 田 発    9時50分   上海着  浦東国際空港 13時0分(現地時間12時0分) 
飛行 高度    高度34,000フイート(10,363m)で飛行
ガ  イ  ド   夏(シャ)さん
そ の 他    ライターと飲み水など100ml以上の液体は機内に持ち込めません。
          水質悪いので水は飲めません。ミネラルウオーターをコンビニで購入してください。
          ホテルの枕元には毎日無料のミネラルウオーターが一本置かれていました。
          ホテルの枕銭は要りません。但し、ポーターに荷物を運ばせた時は10元くらいのチップを。
          レストランのビールは基本的には冷えていません。
          サントリービールが3〜3.5元、青島ビールが5〜6元です。1元は14円くらいです。
          成田の両替店で1万円は690元、バスのガイドは750元くれました。
          何処の店でも円が使えますがお釣が元となります。
          残金は持ち帰らず買い物に使い切って不足分はカードを使うのが良いでしょう。
          治安は比較的良いのですが、スリとぶったくりバーは多いと言うことでした。
     
            雪の富士山                                    上海のゴルフ場                                   揚子江の河口  

   【中華人民共和国 ・ 上海】
中華人民共和国の国土は960万平方キロメートルで、日本の国土の約26倍あります。海岸線が18.000kmで、陸地の国境線が22,800kmあります。人口は約13億人で92%が漢民族ですが、ほかに55の少数民族がいます。日本の県に当たるのが省で、省の下が市、その下が県です。中国の役人は2,000年前には8,000人に一人、民の時代には2,000人に一人、300年前には1,000人に一人、1994年には60人に一人、現在の農村では9人に一人が役人だそうです。
上海の歴史は700年くらいで、上海省の総面積は6,300kuで、上海市区の面積は5,300kuです。千葉県の広さより少し広いくらいの広さです。人口は2,347万人、重慶の3,400万人に次ぐ中国第二の都市です。近年農村部などから流入した人が多く、もともとの上海人は1,700万人くらいです。上海には日本人が12万人くらい住んでいます。ヨーロッパ人はドイツ人が一番多く3万人くらいです。上海に来る外国人は1位が日本人で、2位が韓国人、3位が台湾人です。 
上海市は中華人民共和国の直轄市で商業・金融・工業・交通の中心地です。長江の河口南岸に位置し、6月の気温は30度、湿度80%くらいです。屋外はじめじめしていて蒸し暑いのですが、屋内は冷房が効いていて、それほど苦痛ではありません。
上海は中国の戦国時代には、春申君の封地だったので、今も「申」といわれます。1842年のアヘン戦争の終結時に南京条約で開港したので、イギリス・フランスなどの租界が出来て中国最大の金融都市となりました。その後満州侵攻と連動した日本軍の侵攻で、1932年に上海事件が起きて、太平洋戦争の勃発後は日本軍が上海共同租界を接収し、中国軍機による爆撃から多くの市民を守りました。1949年に中華人民共和国が成立して、外国資本は香港に撤収しました。
1950年代からは工業都市として発展し、1978年の改革開放政策によって再び外国資本が流入しました。1992年の浦東新区の開発から高度経済成長を続けています。
中国人は6,000人に一人が1億元を持っており、13人に一人が1,000元を持っているといわれます。特に上海には金持ちが多く、マンション価格は1uが40万円から50万円しています。

   【 飛 行 場 】 
上海浦東国際飛行場(シャンハイプードン)は上海市の東南にあります。上海市内を流れる黄浦江が東に流れて、約30km下流で長江(揚子江)に流れ込み、そこから10kmほど下流に行ったところに空港があります。この空港から揚子江をさらに10kmくらい下るともう東シナ海です。
上海市内から高速道路を走って約40分くらいで空港に行けます。 第1ターミナルは1998年、第2は2008年オリンピックに合わせて完成した空港です。ハブ空港として国内外48の航空会社が乗り入れており、年間4,000万人以上が利用しています。
上海との間にはリニアモーターカーが最高時速431kmで運行されて居り、市内まで7分20秒で行けますが、荷物の置き場所がないし、降りてからのバス停までが遠いので観光客はほとんど利用しません。

  
             上海浦東国際飛行場                                       上海万博のモニュメントがある。


   【 近代化の進む上海市内 】
中国大陸を東西に流れる大きな川が長江(ちょうこう)で、最下流の呼び名が揚子江です。全長は6,300kmで上海で東シナ海に流れ出ています。この川の南の方では女が強くて男は優しいといわれています。父親が働きながら料理・洗濯をするのは当たり前のことです。母親が老人デスコに通い、マージャンをやって、朝早くから公園に行って太極拳をやっています。競輪も競馬もありませんがマージャンは小学生のときから誰でも出来ます。マージャンをやらない人は中国人ではないと言っていました。パチンコは友人の紹介を受けて入れる部屋に行けばあるということでした。
 最近の上海では良い男性とは 1、給料を全部妻に渡す。 1、子供のオムツを洗う。 1、食事の残り物を食べる。 1、食事を作る。と言われています。

上海市内を東西に分けている大きな河川は黄浦江(コーホーコウ)といいます。東西の市内を行き交うために上海市内には河底をくぐるトンネルが7本あります。自転車専用の橋もあります。浦東新区(プートン)は10年前まで森ビルなど2〜3のビルが出来ていただけで周りは田んぼでした。浦東新区には風水占いのため栓抜き状に作られた上海環球金融中心(94階、地上423m)や、金茂ビル(88階、地上420m)、東方明珠テレビ塔(高さ468m、350mには回転レストランや展望台がある)などがあります。

  
右側の栓抜きのように見えるビルが上海環球金融中心(94階、地上423m)その左手前が金茂ビル(88階、地上420m)    浦東地区の高層ビル  新築中のビル       

   【 上海国際博覧会 】
2010年5月1日から10月31日まで上海世博園を会場にして開催されました。参加国・地域・機関は万博史上最多の246となりました。期間中の入場者総数は7,300万人、一日に100万人を越えた日もありました。

  
上海国際博覧会 中国館                            上海国際博覧会日本館                          上海国際博覧会 会場跡地 

    【 浦東地区の河沿いレストランで夕食 】
上海市内を東西に分けている大きな河川は黄浦江、この河をトンネルでくぐって新しい町、浦東地区に来て、上下に大きさの異なる球体がある東方明珠タワー(高さ468m)のすぐ隣にある上海銘源大酒店で夕食です。

  
東方明珠タワー                        中華レストラン 上海銘源大酒店                           レストランの窓から見た黄浦江(河の名)

   【  中国の新幹線 】
新幹線は上海と北京の間、1,350kmを300km/hと250km/hで結んでいます。2008年4月に着工し、2011年6月に完成しました。 南京のみに停まる超特急で4時間48分で、普通便は6時間半です。飛行機は遅れるので乗らない人が多く、新幹線の利用者が多いそうです。
フランスがTGV,日本が新幹線、ドイツが磁気浮上式鉄道を売り込み、ドイツのリニアモーターカーが採用されることになっていましたが、空港と上海市街を結ぶリニアモーターを実験的に造った結果が、建設コスト、乗り心地、輸送力などで思わしくなくて、レール方式に変えたといわれています。
ドイツのシーメンツが4,000億元で造りました。日本の新幹線は1.300億元くらいだそうです。

   【 上海の高速高架道路 】
高速道路は高架道路で信号はありません。市内は上海万博のためにかなり整備されており片側4車線のところもあります。市内の高速道路は無料です。

  
空港から市内までは約40分。   市内に近付くと4車線道路もかなりの渋滞がある

   【 SWISSOTEL GRAND SHANGHAI ホテル 】

  
ホテルロビー                                      ホテル前庭                              ホテルの隣の静安寺

   【 中国の車とバイク 】
中国にはフォルクス・ワーゲンの生産工場が上海と長春にあります。世界の車の生産数の70%は中国製です。日本車もトヨタが3箇所、ホンダが2箇所で作られています。
中国の車の台数は、2009年から世界第1位です。上海の略称はシ偏に戸と書く(こ:フー)で自動車のナンバーには〔フー〕が多く観られます。〔フー〕とは漁具のことで竹で作った柵に入る魚を獲る仕掛けです。
車種はフォルクス・ワーゲンが90%以上です、上海にワーゲンの生産工場がありやすく売られています。増え続ける車の台数はプレートの発行数で制御しています。プレートは現在65元(180万円)くらいで売買されています。車を新しく買っても一ヶ月以内にプレートを取得すればよいので、仮ナンバーで走っている車が結構いました。
日本で原付として登録されるクラスの排気量の少ない100cc位のバイクは、モーター付き自転車と呼び自転車扱いのためナンバープレートの登録はありません。プレートの付いていない電動式原付車が多く走っています。歩道でも音も無く走って来ますので注意が必要です。車は右側通行で殆どの交差点が前が赤でも常時右折可です。バイクは音も無く走るのですが、どの車もクラクションは激しく鳴らしています。
郊外に出ると路上駐車は普通に見られる光景ですが路駐は違反であるとのことでした。違反に対する持点は12点あり、無くなると免停になるのですが、知人を頼ってもみ消しが効くようです。
ボデーの色が赤いタクシーは個人営業車です。個人営業車は遠回りしたり高額料金請求をするなど不正があるので乗らないようにしましょう。黄色のタクシーが安全な企業のタクシーです。白色・水色などのタクシーでも問題はありません。道路わきに立っているとすぐに白タクが着ます。市内には白タクが多いのですが、これにも乗らないようにしましょう。

  
 ホテル前の交差点

【 中国の社会問題 】
* 一人っ子政策は人口増加の抑制のために1979年に始まった人口規制政策のことで、夫婦は子供を一人しか産めない事になっています。現在では条件付で一部緩められています。夫婦が共に一人っ子の場合や農村戸籍の夫婦で第1子が女児であった場合には第2子の出産が認められています。妊娠した場合に性別検査を行い、胎児が女児の場合には中絶手術を行うことが多くなって、男性が多くなり、結婚できない男性の問題が出ています。違反した場合には罰金がかかり、2人目は20万元〜25万元(約330万円)と言われますが、多い人は100万元とられたという人も居るようです。3人目はもっと高くなります。年収によっても変るということで、罰金徴収を担当する行政部門は腐敗が指摘されており、若者の就職希望者が多いと言うことでした。もう一つ、農村では出生の届出をされていない(戸籍が無い)子供らがいて、成人後に社会的な地位や身分を持っていない子が問題になっています。農村の人が都市で働く場合には、子供は都市部の子供とは別の学校に通うのだそうです。
* 最近の上海の流行語に「離婚しましたか?」と言うのがあるそうです。昨年の上海の離婚率は33.4% 上海の女性は強い、男性は犬のように忠実でなければすぐに離婚される。と、夏さんが言っていました。
* 中国人はタバコをよく吸います。タバコは1箱2元(27円)から200元まであります。一般の人が吸っているのは50元位のもので、100元以上のものは主に贈答用に使われることが多いそうです。ケ小平の好んだ「熊猫」が200元で市販されています。
* 日本と同じように、交通違反には罰金と減点があります。持ち点は12点で違反内容によって減点されます。罰金は過積載によるものが一番多いのですが、交通警察官や、「路政」(道路管理担当者)の不正が多く、友人を頼りにコネが効くようです。
* 中国も土曜日と日曜日が休日です。
* ビルの建築現場で足場を組むのに、今も7階までは竹の足場が認められていますので、工事現場では竹の足場がよく見られます。

   【 上海雑技団 】 
中国雑技団は1950年に始めて設立され、世界中を巡回して歓迎されました。その後に中国各地で雑技団が結成され、現在は1万人ほどが雑技に関わっています。その中でも雑技大会で上海雑技団は19年間連続1位の座を占めたので、上海のものが第1級だといわれています。中国雑技はサーカスや手品でなく中国古来から受け継いだ伝統文化です。自転車に十名ほどが載る技や、球体の中を5台のバイクが駆け回るバイクショーは有名です。子供の頃から選抜された子が訓練する小学校や中学校があります。入学すると公務員になり、高級で迎えられると聞くが金額は不明です。ただし、全員が外国の高級車で送迎されているので高給なのでしょうとガイドの話でした。第1日目の夜に見に行きましたが、写真撮影禁止でしたので写真は有りません。
   【 蘇州の刺しゅう 】
中国の四大刺しゅう生産地は、蘇州・四川・湖南・広東で、布の両面にまったく違った絵を書いているものもあります。 下記は全部刺しゅうです。

   
蘇州の刺しゅうの絵                     刺しゅうセンターの入り口の刺しゅう                           刺しゅうの絵

   【 上海博物館 】
 1952年に旧租界の競馬場跡地に建設されたのですが、その後移転が繰り返されて、1996年に政治と文化の中心である上海市役所の前に造られたのです。この博物館と市役所との間が人民広場です。上海博物館は述べ床面積が39,600uで4階建て、収蔵品は書画・青銅器など多くありますが4階の工芸品と2階の磁器陶器が見ごたえあります。チャイナというのは焼き物という意味です。
北京の紫禁城(故宮博物館)には宝物は殆どありません。蒋介石は国民政府の主席として中華民国の統一を果たしましたが、毛沢東の率いる中国共産党に破れ1949年台湾に逃れました。このとき紫禁城に有った財宝500万個を台湾に運んだので、北京の故宮博物館には財宝が無く、台湾の国立故宮博物院にあるのです。中国人は石が好きで、金持ちはロレックスには興味が無くて石と象牙を集めています。石の中でも和田玉(ヒスイの一種)は新彊ウイグル地区で算出される玉で、10年前の1,000倍に値が上がっています。 ほかに中国では西安歴史博物館、南京博物館が有名です。

  
上海博物館 前は人民広場                          民族衣装                               少数民族の仮面
     

    
           上海博物館と上海市役所は向き合っている          前の広場が人民広場                   上海市役所と人民広場              

   【 東方明珠タワー 】)
タワーの高さ468m、上下に大きさの異なる球体があります。上の球体は地上350mの展望フロアです。下の球体の1階は地上263mの同じく展望台です。ここの2階は地上267mの回転レストランで、上海東方明珠空中施転饗庁と言います。ここで昼食の料理を食べながら上海市街を展望しました。

  
東方明珠タワー                       タワー前の広場                              地上267mの回転レストランで昼食
  
263mの展望台のガラス張りの床                            浦西地区                                   浦東地区

   【 豫 園 】
豫園は約450年前の明代に役人だった潘允端と言う人が、「両親に老後をここで楽しんでもらう」ことを考えて賄賂で造った庭園です。当時の「豫園」は46,620u有ったのですが、アヘン戦争や数回の破壊で約半分になったそうです。園内には「太湖」(江蘇省と浙江省 の間にある湖)の湖底から産出される白くて無数の穴が開いた「太湖石」をふんだんに配置していることで有名です。「豫」は楽しませるという意味があり、「豫心」は親孝行の意味があります。池の脇に建っている南翔饅頭店のスープ饅頭が有名です、このスープ饅頭は皮を食べないで、中のスープだけをストローで飲むのですが熱くて口の中をやけどします。
この庭園の近くの街は「上海老街」と言って、日本の浅草のような賑わいのある町です。

  
         上海老街という地区のにぎわい                                     豫園の庭園
  
豫園の庭園                                 太湖石(穴が多いほど良い石)                          スープ饅頭の有名店

   【 新天地と中国のお茶 】
新天地という場所は、120年〜150年前にこの地域がフランスの租借地だったので、この地域には西欧人が住み、ヨーロッパ調の建物が建てられました。1940年に返還されてから一般上海市民の家となりましたが、室内にトイレが無く男性は外で女性はオマルで用を足さねばならず不自由をしていました。後に香港の人がここの使用権を買い取って、この地域を店舗の集合地にしました。ビトンを始め高級品店が集まり、洋風飲食店も多く、茶芸館のように茶文化を楽しめる所もあって「新天地」には人々が集まっています。
中国人はお茶については、かなり厳しい意見を持っています。中国茶の販売店で、鉄幹音茶、ジャスミン茶、緑茶、烏龍茶など美味しいお茶の入れ方を丁寧に説明して飲ませてくれました。

  
「新天地」の中央広場にある噴水                            近くの街の風景                                 中国茶の実演販売

   【 上海人家航站饗飲店で夕食 】
下記の写真は、この店のメニュー一覧ではありません。この日私たち9人のテーブルに出てきて、私たちが食べた夕食の料理を私が撮影したものです。

    

    
 
    

    

   【 足裏マッサージ 】
上海にも足裏マッサージ店が沢山あります。足裏だけのコースでも全身マッサージのコースでも、一時間50元くらいです。

  
足裏マッサージ店で                       街頭での修理屋さん                             街中のレストラン 

   【 静安寺と静安寺公園 】 
上海は三国志の時代は孫権の国です。孫権の母親が仏教を重んじた人で、上海に36の寺を作りました。その中の一つが静安寺です。但し、今の寺は13年前に建替えられた新しいお寺です。このお寺の前の公園には夜明けとともに老人が三々五々集まり、ジョギングの後で、思い思いの場所で太極拳を始めています。太極拳は東洋哲学の思想を取り入れた武術で、最近では健康法として練習を行っている人が大勢いるのです。太極拳はラジオ体操のように全員が一斉にするのではなく、一人から五人くらいの集まりを作って、音楽もなく自由にやっていました。
中国人は何をするにも風水占いを重視します。風水の考え方は陰陽で、この世のことはすべて陰と陽で成り立っていると考えています。太極拳も陰と陽を表わしており、浦東の上海環球金融中心が栓抜きのような形になっているのも風水からきているのです。

  
   静安寺                                静安寺公園の入り口                             静安寺公園  前はそごうデパート
  
公園内で太極拳をする人たち

   【 蘇 州 】
西安からヨーロッパに繋がる道をシルクロードと呼びましたが、この西安から運ばれた上海シルクは蘇州で作られたものです。蘇州は2,500年の歴史があり、水の都といわれ、呉越国の時代には都が置かれました。蘇州省の総面積は8,400kuで上海より広く、人口は620万人です。市区の面積は1,600kuで、人口は230万人です。蘇州の道路には両側に楠の木が植えられており、下の方1mくらいを白く塗っています。虫除け薬で、夜間のドライバーへの道幅案内にもなっています。1,800年前(隋の時代)に運河が1,840km整備されました。中国の農作物の豊かなところは南で、これを北に運ぶのには舟で運ぶのが一番良かったのです。運河の水深は2m位です。運河沿いの家にはトイレが無く、男性には公共トイレがありますが、女性はおまるを使っているそうです。

  
蘇州の水郷めぐり     水の流れが弱く綺麗な水ではない  
  
水辺の住宅と生活がこの運河と一体化

   【 中国人について 】
中国人が日本に行って一番行きたいところは温泉だそうです。日本の温泉は喜ばれます。中国にも温泉はありますが、上海からは一番近いところでも車で6時間掛かります。
上海人は日本の料理が大好きですが刺身は食べません。中国の料理は基本的には火を通したものを食べます。日本の食べ物で一番美味いと言うのはラーメンだそうです。ビールもコーラも冷たいものはだめで常温で飲みます。
日本にはほぼ全員飛行機で行きますが、電化製品など大型の買い物が多いので帰りは船を利用することが多いのだそうです。
中国での美人の条件は、少し太っている人だそうです。中国で美人が多いのは江南地区といわれ、青島・大連の人はスタイルが良いと言われています。  

  【 中国の郊外の一般店舗 】                                                                          
  
スイカなど果物屋                                     洋服店                                     洋服店   
  
絹のウエデイングドレス店                              機械部品店                                        商店街

   【 昼食 得月楼饗飲店 】
得月楼は北京の田舎料理を食べさせてくれるレストランです。下記の写真は、この店のメニュー一覧ではありません。この日私たち8人のテーブルに出てきて、私たちが食べた昼食の料理を私が撮影したものです。ほかに3品ありました。

    

    

    

    

   【 寒山寺 】 
寒山寺は1.300年前の坊さん寒山が開いた仏教のお寺です。中国人13億人の内、仏教徒は1億5000万人。漢民族は大乗仏教という道教の信者です。「月落ち、霜天に満ちて烏鳴く・・」この有名な漢詩は長慶という人の作で、この寺の夜半の鐘の音が聞こえたことを読んでいます。寒山と拾得は双子の兄弟で共に頭がよく、二人とも坊さんになった人です。

    
寒山寺の入り口                             中国には珍しい五重塔                         長慶策の漢詩
  

   【 四川料理 】
四川は上海から約3,000km離なれた盆地で冬の寒さが厳しいところですので、唐辛子をたくさん使ったマーボ豆腐、坦々麺など辛い料理が多いのです。海岸部に遠く塩が入手しにくいので、関節炎を患う人が多く居まるそうです。
上海蟹は淡水産のモクズカニで、長江流域の湖で採れる蟹です。最も有名な産地は蘇州市にある陽澄湖(ようちょうこ)です。幼生は海水近くで育つので、親蟹は生殖のため秋に河口に移動し長江流域の湖に集まるのです。
夕食は 上海長宇巴国布衣饗飲店で戴きました。下記の写真も、この店のメニューの一覧ではありません。この日私たちのテーブルに出てきて、私たちが食べた夕食の料理を私が撮影したものです。   この店でお面を瞬間に取り替える、早業を見せてくれました。

    

    

    

    

    

   【 市民の住宅 】
基本的に、土地は国のものであり、市民は個人住宅を建てられません。市民のためのマンションが有ります。

  

   【 市民の生活 】
土曜日の午後の人民公園に、適齢期になった自分の子供の写真をもった親が集まるようになったそうです。お見合い相手を捜しているのです。
トヨタ車は中国では最高級車ですが、これを6〜7台連ねて走っているところを見ました。最前列の車からビデオカメラを担いで撮影し、2台目に新郎新婦が乗っていました。この程度が中クラスだそうです。新郎新婦が結婚式の衣装を着けて、ポーズを取って写真撮影をしている場面は各所で度々見られます。

  
まだ、街中で輪タクが観られます。                          バスの利用者も多いようです。                       何処に行っても人人人です。

   【 日本人の街 】
市内の中心を東西に走る高速道路「延安高架西路」を西に、街の中心地から約8km走ったところに「日本城」と呼ばれる地域があります。上海にいる日本人の半分以上がここに住んでいて、ここには日本人学校があり、約3,300人の生徒がいます。どこの国の人も集まることで、生活を守っているのですね。

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