私が易と出会ったのは私が東京の専門学校に行っているときでした。学校が東京の大田区にあり大田区の図書館に歴史読本という月刊誌の別冊で「日本の超能力者」という本があり、その本に高島嘉右衛門(高島易断の開祖)は超能力者ではないが、超能力者といってもいいのではないか、とのことで、日露戦争の時、日本はロシアとの戦いに苦戦していて、高島嘉右衛門にこの戦いどうなる、と易で占わせたら、高島は「3月10日に大風吹くから、その風に乗じて総攻撃をかければロシアの基地は落ちる」と言った。
果たして、3月10日に大風が吹いたので、総攻撃をかけたロシアの基地は落ちた。
高島嘉右衛門は戦争を勝利に導く貴重なアドバイスをしてくれたということで、国から年金がもらえるようになったとのこと。
この時読んだことが一生に何度もない出会いだったと思っている。
私が30歳くらいな時に「ノストラダムス大予言の秘密」(角川文庫)という本を読んだ。その本には高島嘉右衛門がどのようにして易を身に着けたかが書いてあり、高島嘉右衛門は元々は材木店で、ある時材木をいっぱい買い込んでおいたら、台風がきて材木が全部流れてしまい代金の支払いに困り、当時は江戸時代の終りころで日本と外国とでは金と銀の交換比率が違い、外国人に金を売ればもうかるが、外国人に金を売ってはいけないことになっていたが、材木の代金の支払いに困り、外国人に金を売り捕まってしまった。
牢屋の中に易経の本があり、易経の本を全部覚えたとのこと。
ある時牢屋に入っていた人が脱獄をしようとして、高島はそんな脱獄失敗すると言ったが案の定失敗し、殴り合いの喧嘩が起こり10人中9人死ぬような喧嘩だったが、高島は易をやり生き延びる方法として、着物を入れておく大きなざるの中に隠れるということで、九死に一生を得ることでできたとのこと。
高島嘉右衛門のことが書いてある本を読んで私は「易ってすごい」と思った。