本学園の教育は、仏教精神に基づき『幼稚園教育要領』に準拠しながら、御仏の子どもとしての『生活体験と多様な遊び』を基本に、総合的に教育計画を立案し、実践しています。
また、子どもたちを取り巻く環境の変化をとらえながら、これからの社会に対応できる能力を育成していくことが大切だと考えています。
そのためには、お子様一人一人の生活体験を豊かにし、仏教の教えでもある思いやりと感謝の心を育て、体力・知力を身につけて『生きる力』を自分で培えるように援助していきます。
この理念に基づき≪みほとけの教えのもとに、善悪の判別のつく英知を持ち、雑草のごとき生命力のある子を育てよう≫という念願を掲げ、下記の指導目標を立てています。
御仏讃(集会) | … | 感謝の心や挨拶を身につけることは人間としてとても大切なことです。みんなで集まってみ仏様のお話を聞く時間を設けています。 自然に「ありがとう」、「ごめんなさい」の気持ちが身についてきます。 |
歩く保育 | … | 家庭で少なくなった歩くこと。体力作りのために自然とふれあうために 水曜日にお弁当を持って園外へ。 |
茶道教室 | … | 年長さんになると毎週お茶を楽しむ時間があります。 ゆったりとした雰囲気の中で頂くお菓子とお茶。 「おさきに」、「どうぞ」というゆずり合いの心を学びます。 |
外国の先生 と遊ぼう |
… | 外国人の先生と話したり、クイズをしたり、歌ったりして遊びます。 |
体力作り | … | 鉄棒、ボール遊び、プール遊びなど幼児期に適した体力作り を先生と一緒に行っています。 毎週木曜日にはコスモスポーツクラブの先生が来てくださいます。 |
その他、作品展、音楽会、お誕生会など年間行事もたくさんあります! |
・ 見つけるおもしろさを楽しむ子ども
・ 不思議さに気づき考える子ども
・ 認め合う仲間に入れる子ども
・ 元気で頑張る子ども
乳幼児期は体や心が大きく発達する時期です。自然や人と接することで様々な刺激を受けて、外との適応を学んでいきます。その基本となる“嬉しい、楽しい、悲しい、くやしい”という感情は、人との関わりの中で形成されていくものでもあります。コロナ禍が終わり、近い距離で周りの人と関わることができる状況になってきました。園でも、同じ学年の友達だけでなく、お散歩に行くときに、異年齢で手をつないで出かけたり、子育て支援センターに遊びにきてくださった赤ちゃんや保護者に歌を歌ってあげるなど、様々な人と関わる状況を作ってきました。小さいお友達と手をつないで、「お兄ちゃんお姉ちゃんありがとう」と言われると気分が高揚してみんな笑顔になったり、支援センターに遊びにきてくださった、保護者の方に「お歌が上手だね」と言われると、うれしそうな表情を浮かべて「また歌いたいね」と言っていたりしました。これからも、人との関わりの中で“嬉しい”“楽しい”経験をする場を設けていきたいと思います。
子どもの遊びには大きく分けて2つあります。
この2つのバランスが取れてこそ初めて子どもたちの望ましい成長が見られるのです。