幼児は天才

10歳で大学入試に合格

シカゴに住む、世界で一番頭のいい4人姉妹、スーザン(16歳)、ステーシー(14歳)、ステファニー(12歳)、ジョアンナ(10歳)はそろって知能指数160以上の天才である。
もちろんこの子達全員がすべて突然変異や遺伝でもなく単なる偶然でもない。
仮に遺伝だとしても、一家の4人の子供達が全員すべて天才児になる確率は、10憶人に一組しかかいないといわれているから、これはまさに驚くほかない。
この奇跡のような子供達を育んだのはジョセフさん(64歳)とステゼックさん41歳夫婦である。
ステゼック家の子供達がアメリカはもとよりヨーロッパ全土にマスコミを通じて紹介されて、大きな反動を呼んだのは、今から11年前のこと、長女のスーザンさんが幼稚園から、いきなり高校に入学したことからだった。夫婦はマスコミから取材されるたびにこういう。
「胎児は空のコンピューターザのようなもの。私たちはその中にうまく情報を送り込んであげただけです」
ステゼックさんがスーザンをお腹に宿したときから、夫婦のコミユケーシは以前にも増しで多くなった。ジセフさんは、彼のボーラーン入の祖母の「赤ちやんはお腹の中にいるときから耳が聞こえるんだから、いつも優しい声で話しかけてあげるのよ」という言葉を幼いころから頭の中に刻み込んでいて、胎児に対して深い関心と興味を持っていた。
「赤ちゃんは胎内で芽生えたばかりのころからすでに一人の知能を持った人間なんだ。
この子が外の世界の扉を開けるまで、優しく見守って、外の世界のすばらしさを教えてあげようよ。君が子供にあふれんばかりの愛をささげるなら僕はどんな努力もする。」
最初は半信半疑だステゼックさんも、夫の熟意に報いようと胎内教育を試み、それまで夫婦中心だった夫婦生活はすっかり赤ちゃん中心へと変わった。
部屋の色も、赤ちゃんがもっとも落ち着ける薄いグリーンにし、照明も不安をいだかないように明るいものに変えた。「夫は赤ちゃんにいいものと聞くとあらゆることを実行しました。」
こうして子供の環境が最適な状態になるよう夫婦が協力して子育てをした結果、4人の子供は10歳で大学に入学できる優秀な知能をそなえた子供に育っていった。

4歳で英語検定4級合格

山口県に住む田中(仮名)さんは、生まれて間もない、1歳の頃から絵本を読んで聞かせてやったり、ブロックなどをもたせて遊ばせていました、2歳になると英語のテープを聞かせ、3歳からはラジオの英語教育講座にとりくんだ、子供の吸収力はまるで綿のよう。
1日1時間の勉強でも苦もなく上達する。4歳にもかかわらず英語の実力は中学3年生以上といわれている、覚えている単語のかずも3000語以上、発音記号もよめるし、英語の辞書もひく。
このスーパーボーイ、英語のほかにもちろん漢字もOK、呼んだ童話は100冊近い、4桁のわり算もこなす、2歳ではじめたバイオリンはベートーベンのメヌエットを奏でる。
お母さんは「英才教育という言葉には抵抗があります。子供の教育は能力よりも環境。夫も私もごく普通の人間です。学校へ行くまでは私が見ますが、それからは一切タッチしないつもりです」 スポーツ、音楽の好きなバランスのとれた人間になってほしいと語る。お母さんのかかわりがすべて


幼児期はお母さんが先生

「幼哀」ということばが、よく聞かれます。熱中したり、感動したりすることの少ない、心のみずみずしさを失ってしまった子どもの状態をいいます。
乳児が成長する段階で、もっとも影響を受けやすいのは母親ですが、無限の可能性をひめている幼児期に、母親が子供に与える影響力がその子の将来を大きく左右するといっても過言ではありません。
幼児期は、まさにお母さんが先生です。
お子さんを「幼哀」の子にしないための、お母さま力の役割は、

◎楽しいお話をたくさん読んで聞かせる・・・絵本・読み物
  ・思いやり・勇気・友情など、情操ゆたかな子どもに。
 ・お母さまやほかの人のお話を、しずかに聞く習慣づくりのため。
 ・もじを読む前の絵を読みとる力をつけるため。

◎好ましい教育環境を、つくづてあげること。
 ・年令・性格などに含った教材が必要です。

◎子どもの行動範囲をひろげて、成功や失敗を自分で体験させることも大切。


◎なるべく、自分でできることは、自分でさせてみる。


など、子どもの成長発達段階で、幼児期がいちばん大切なことは、以上でおわかりの通りです。
幼児をおもちのお母さまがたが、この時期に、どのように子どもに接するかが、子どもの成長の大きなわかれ道になるといえるでしょう。特に、子どもの一生を左右する、幼児期の教育・しつけについて、残念なことに、多くのお母さまがたは、幼児期の大切さを理解しながらも、実際には、生かされていない場合が多いのではないでしょうか


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