守山の花束  


湿地・水辺で見られる

春の花(2−5月) 

 

 
ショウジョウバカマ
(ユリ科)
湿った山林下に生えるが、守山では湿地の周りや小川の沢筋にたくさん生えています。春一番に咲き、淡い色のものが多い。草丈25cm。
(2001.3:上志段味)
  ハルリンドウ
(リンドウ科)
湿地の冬枯れの草むらから咲いているさまは、サファイアのごとく美しい。湿地の春到来の証である。残念なことに守山でも見られる湿地がわずかになってしまった。草丈15cm。
(2001.3:区内)

 

   
シデコブシ
(モクレン科)
湿地に生えるこぶしの仲間ですが、花弁が12〜18弁もあります。花の色は淡紅色と白の2種類あります。東海地方にしかなく庭木として珍重されています。守山では30株程見られます。高さ5m。

(2001.4:上志段味)
  タチヤナギ
(ヤナギ科)
大村池周辺でたくさん見られます。ねこやなぎに似ていますが、葯が黄色でおしべが3本で区別がつきます。群生して咲いているとよく目立つ花です。高さ12m。
(2001.4:上志段味)
  ハンノキ
(カバノキ科)
湿地の回りにはえる高木です。ほかに先駆けて2月に花が咲きます。穂のようなところが雄花で、雌花は上方の赤い塊のところです。高さ15m。
(2001.2:下志段味)

 

 
カキツバタ
(アヤメ科)
愛知県の県花になっています。葉の中央の芯が盛り上がらずすっきりしているのが特徴です。ここも休耕田で植栽されたものでしょう。近くの池畔には自生しているものがあります。草丈70cm。
(2001.5:小幡)
  キショウブ
(アヤメ科)
多くの池畔や川岸にはびこっています。どぶ池のような所では、何かすがすがしさが感じられます。ヨーロッパ原産の帰化植物です。草丈80cm。
(2001.5:小幡)

 

   
クロミニニシゴリ
(ハイノキ科)
守山では湿地の木です。秋には黒い実がなります。さわふたぎに似ていますが葉が無毛です。高さ7m。
(2001.5:小幡)
  オニスゲげ
(カヤツリグサ科)
いが状の花です。湿地のかやつりぐさ科では早く咲き、花が少ない時期なので、目立ちます。草丈30cm。
(2001.5:上志段味)
  カサスゲ
(カヤツリグサ科)
特に吉根の湿地ではどこも群生しています。花穂は晩春から初夏にでます。葉は剛直な感じがします。
(2001.5:吉根)

 

 
カザグルマ
(キンポウゲ科)

湿ったところに生えるつる草です。花弁のように見えるのは顎で花弁はありません。園芸種クレマチスの野生種です。つる草。
(2002.4:上志段味)
  アギスミレ
(スミレ科)
湿地に生えています。最初はつぼすみれに似ていますが、後に葉が三日月状になります。草丈20cm。
(2002.5:上志段味)

 

   
カワヂシャ
(ゴマノハグサ科)
水辺で見られます。ちしゃとはれたすの意味で食べられます。草丈40cm。
(2002.5:吉根)
  ショウブ
(サトイモ科)
端午の節句にしょうぶ湯として使われます。花はあやめ系でなく穂の形なのでがっかりします。草丈120cm。(2002.5:川東山)
  ホソバノヨツバムグラ
(アカネ科)
大村池からの小川のほとりに咲いていました。葉は4〜6枚。花弁は3裂ですが4裂もあります。草丈30cm。
(2003.5:上志段味) 

アゼナルコ
(カヤツリグサ科)
田の畦や川岸で置く見られます。垂れ下がった花穂を鳥を追い払う鳴子に見立てたもの。草丈60cm。
(2003.5:吉根)
アカメヤナギ
(ヤナギ科)
ため池や小川の周りにたくさん生えています。花は他のヤナギに比べてやや遅い。高さ8m。
(2004.4:小幡)


ミズタガラシ
(アブラナ科)
才井戸流れやその周辺の水路にはまだたくさん見られます。草丈40cm。
(2004.5:中志段味)
オオバタネツケバナ
(アブラナ科)
才井戸流れではたくさん見られます。
高さ70cm。

(2004.7:中志段味)
カワラハンノキ
(カバノキ科)
東谷山麓の庄内川畔に、わずかに見られます。高さ10m。
(2005.3:上志段味)


ケイリュウタチツボスミレ
(スミレ科)
渓流沿いの崖の岩の上で見られます。タチツボスミレに比べ細面です。草丈15cm。
(2005.4:上志段味)