守山の花束  


湿地・水辺で見られる

夏の花・Ⅰ(7・8月) 

 

 
 アギナシ
(オモダカ科)
守山ではこの湿地1ケ所しか知りません。昨年の東海豪雨で土砂がかぶってしまいましたが、元気に芽を出してくれました。若い葉にはおもだかのあごのように見える切れ込みがありません。草丈80cm。
(2000.8.上志段味)
環境庁準絶滅危惧に指定
 

サギソウ
(ラン科)
山草として名が通っている湿地の花です。見ているだけで涼しくなります。守山には5ケ所約300株が健在です。草丈40cm。
(2001.8上志段味)
環境庁および愛知県絶滅危惧Ⅱ類に指定

 

   

イヌノヒゲ
(ホシクサ科)
湿地を構成しているほしくさ科の代表植物です。しらたまほしくさ程派手ではありませんが、夏草の中では、目立つ存在です。草丈40cm。
(2000.8:小幡)

 

アリノトウグサ
(アリノトウグサ科)
どこの湿地でも普通に見られます。群生していると花の赤が目立ちます。草丈30cm。
(2001:7小幡)

 

イソノキ
(クロウメモドキ科)
花びらが半開きの状態が特徴です。湿地や池の回りにたくさん生えています。高さ3m。
(2001.7:小幡)

 

 

ミカヅキグサ
(カヤツリグサ科)
湿地にはかやつりぐさ科の植物がいっぱいありますがほとんど地味な花を付けます。そのなかでは見栄えのする方です。中部山岳地帯の高層湿原でよく見られますが、守山の湿地でもかなり生えています。草丈50cm。
(2001.8:小幡)

  アキノウナギツカミ
(タデ科)
下向きの刺があり、なかなか取れないのが名前の由来。小幡緑地等の湿地で見られます。つる草。
(2001.8:小幡)

 

     

ミズギボウシ
(ユリ科)
東海丘陵要素植物の1つ。守山の湿地の中には大群落を作っているところがあります。草丈60cm。
(2001.8:大森)

   コバギボウシ
(ユリ科)
ここのものは高さ1mを超え花の数も多い。みずぎぼうしより葉が幅広です。草丈100cm。
(2001.8:小幡)
 


 

   
ナガエミクリ
(ミクリ科)
才井戸流れの水中に生えています。上が雄花です。下が雌花で実が栗に似ています。草丈120cm。
(2002.7:中志段味)
 

ホザキニミミカキグサ
(タヌキモ科)
みみかきぐさと同じところに生えています。花柄がないのが特徴です。草丈15cm。
(2001.7:上志段味)

 

ミミカキグサ
(タヌキモ科)
高さ10cmそこそこしかありませんが、湿地の中では黄色は目立ちます。食虫植物です。7月から咲き始め9月まで次々に咲きます。草丈10cm。
(2001.7:上志段味)

 

 
ヘラオモダカ
(オモダカ科)
おもだかに比べると、花も葉もやさしい感じがします。守山は水田が少ないため湿地でわずかにながらえていました。草丈50cm。
(2002.7:下志段味)
   ヒルムシロ
(ヒルムシロ科)
平池では今でもたくさん見られます。真夏には高温で葉が痛められてしまいます。水草。
(2003.7:下志段味)

 

ガガブタ
(ミツガシワ科)
雨池にはびっしりはびこっています。花は繊細です。水草
(2004.7:大森)
オオカナダモ
(トチカガミ科)
3弁花です。岸より遠いところで咲いていました。水草
(2004.8:小幡)
マツカサススキ
(カヤツリグサ科)
大久手池や才井戸流れで見られます。大変目立つ存在です。草丈1.5m。
(2004.8:上志段味)


オオトリゲモ
(イバラモ科)

滝の水池や、北側の田んぼで見られます。近縁種との同定は肉眼では難しい。

(2007.8:下志段味)