守山の虫かご | ||
守山の蛍 |
愛知県では自然発生地は年々減少していますが、逆に保護育成して毎年発生する地域は増えています。田んぼの上を光輝きながら
飛んでいる風景こそ、いつまでも残したい自然です。夜行性の蛍は、ここ守山では次の3種類を見ることが出来ます。
*ゲンジボタル*
ホタルといえば「ゲンジボタル」を指していることが多い。 自然の環境度合いを図る物差しとなるくらい、水がきれいなところでないと生息しない。 幼虫の餌は「カワニナ」です。体長15mm。 |
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自然発生地:上志段味・大矢川 保護育成地:牛牧(小幡緑地公園)・白沢 川(小幡北小学校北側) |
いずれも6月上旬〜中旬が最盛期です。小幡緑地では6/2に10匹ほど見られました。 |
*ヘイケボタル*
げんじぼたるよりひとまわり小さい。 幼虫の餌は主に「モノアラガイ」です。水質も少し汚れていても大丈夫なようです。 守山では自然発生地が1カ所です。水質悪化から、ものあらがいが少なくなり、年々減少しているようです。 |
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自然発生地:中志段味・才井戸流れ (守山高校南側) |
時期は6月下旬から7月が見頃です。6月28日にはわずか3匹しか見られませんでした。 |
*ヒメボタル*
へいけぼたるよりやや小さい。 幼虫は陸生の貝を餌とし、守山では、主に「オカチョウジガイ」です。 この貝は湿った崖や雑木林のくずの繁茂した斜面に住んでいることが多く、そのような場所には「ひめぼたる」が多く見られました。守山は北は庄内川、南は矢田川が流れ中央は丘陵地となっています。このような丘陵地で崖があり、藪になっている所はひめぼたるの棲家となっていたのです。名古屋の都心に近いためこのような崖地にも住宅が建ったため生息域はずいぶんと減ってしまいました。 しかし大量発生は見られないもののまだ少数の発生地はあちこちに点在しています。メスは飛べません。体長7mm。 |
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自然発生地:吉根や志段味には各所に あります。 地名がXX洞の所ではたい てい見られます。 |
時期は5月下旬〜6月上旬が見頃です。下志段味の吉田洞では、6/2に20匹程見られました。 |
昼行性の蛍は、種類の上から多数を占めますが、成虫はほとんどが光らないため一般にはなじみが薄いものです。
*オバボタル*
守山でもたくさん見られます。 本種は昼間花にも集まって活動しています。普通には、樹林の下草の葉に止まっていることが多い。 体長10mm。 |
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丘陵地では各所で見られます。 | 時期は7月上旬が最盛期です。 |