守山の蝶  
守山で
見られなくなった蝶

 

過去守山で見られた記録が残っているもので、現在見られなくなった蝶をご案内します。守山と隣接する瀬戸市ではまだ見られます。

 

  ヒメヒカゲ

(ジャノメチョウ科)

10年前までは小幡緑地の湿地でも見られました。湿地依存種で現在では愛知県の生息地が次々と消滅している状態です。この標本は1973年6月5日小幡緑地のものです。(裏面)

 

  ウラナミジャノメ
(ジャノメチョウ科)
ひめひかげと同様に小幡緑地でも数年前までは見られました。湿地依存種です。ひめひかげほどではありませんが、やはりいくつかの生息地が消滅しています。5月中、湿地では「ひめうらなみじゃのめ」が見られますが、本種が現れる6月に入ると、「ひめうらなみじゃのめ」の姿が消えます。環境は整うのですが、6月というのにかやつりぐさ科の植物の葉が風になびいているだけの死んだような湿地になってしまっています。残念なことです。標本はやはり1991年6月2日小幡緑地のものです。(裏面)

 

    ミヤマチャバネセセリ
(セセリチョウ科)
文献では吉根から志段味迄生息とありますが、もともと個体数は少なかったようです。愛知県の生息地でもあまり多くないようです。里山の中のたんぼの周辺という環境がなくなり生息地がもっと山地よりになってしまいました。

 

上記3種は確実に守山では絶滅したものと思われます。
下記の種はまだ見られる可能性は残されているものの
最近確認が出来てない種です。


・オナガアゲハ


最近「ウスイロコノマチョウ」の目撃情報があります。飛来種です。