守山自然雑記帳 | |
2月の観察記録 |
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*2022年*
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立春が過ぎたものの寒さは緩まない。 小幡緑地公園の小さな小川のほとりのふきは小さいが青々とした葉が育っていました。その中心部にはフキノトウが大きく膨らんでいました。たくさん見られ早くも春の香り。竹林の端の藪椿は見事に咲き誇っていました。大池ではオオバンが水に潜って魚をとらえる姿を見ることができました。多くのマガモは昼寝なのでしょうかほとんど動かず。キヅタの実は今年もいっぱいついていました。公園内のコクランはまだ前年の葉がしっかりついていて冬を感じさせない。数は少ないのですがヒメカンアオイはいっぱい花をつけていました。守山では両種ともよく見られますがここは市街地に近く希少。 緑ケ池ではいつものメンバーに加え久しぶりにミコアイサがつがいでやってきていました。すぐに池の中心部に移動しなかなか岸辺には近づいてくれない。マガモはほとんど竜巻池に戻っていました。林では久しぶりにトラツグミが見られました。ほかにアオジやシロハラが見られました。最近ルリビタキの姿が見られず今回も空振り。アカゲラ同様いつ出会えるか楽しみではあります。(2022/2/8) |
*2021年*
![]() カンムリカイツブリ |
緑地公園の緑ケ池は水鳥で盛況。カンムリカイツブリがつがいでやってきていました。今までは単独でしか見られなかったのですがつがいは初めてです。オスのほうが潜水を繰り返し、メスはただ見守っているという感じでした。ほかにはいつものオナガガモ、ホシハジロ、オオバンに加えて少数ながらハシビロガモやユリカモメが見られました。カイツブリは潜水を繰り返していました。 池の法面にある花壇ではミニアイリスのレティキュラータがいっぱい花をつけていました。 竜巻池では法面で工事が行われていましたが全く関係ないようにたくさんのマガモが来ていました。例年になく多くて驚きでした。林ではシロハラとルリビタキが見られました。コゲラの木をたたく音が響いていましたがアカゲラは見られず。例年通り鳥も少なく静かな公園のたたずまいです。(2021/2/5) |
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*2/5/2020* |
立春を過ぎてもまだまだ暖かい日が続いています。 先月に続き矢田川の大森橋付近を散策。堤防のあちらこちらでスイセンの花が咲いていました。毎年増えているようです。今回川では毎年みられるヒドリガモが数羽見られました。最近はコガモの姿がなく、変わってオオバンが来ていました。相変わらず鯉が悠然と泳いでいました。 緑地公園は静かなたたずまい。緑ケ池で先月見られたハジロカイツブリはまだ見ることができました。群れからはぐれたのか相変わらず1羽で単独行動のようです。もう珍しくもないのかカメラマンもいなくて誰も気にかけてない様子でうれしい限りです。盛んに潜水を繰り返していました。カンムリカイツブリは今年も見られず。鳥の観察を続けている人の話では昨年釣り人の釣り糸が体に絡んでいたそうで今年見られないのはそれが原因ではないかとのこと。それが当たっていればとても残念なことです。近くの林では今年もミソサザイが同じ場所で見られました。毎年見られるというのはとてもうれしい限りです。残念ながらアオゲラは今回見ることができませんでした。 暖かい日が続いたのか早くもタチツボスミレが咲いていました。梅はすでに満開の様相。気象台からはタンポポの開花宣言も出ました。公園のハンノキも例年通り花穂をぶら下げていました。しかしまだ冬も続行しているようでフユノハナワラビはまだ胞子が残っていました。樹木の実はソヨゴがたくさん残っていました。下草ではヤブコウジがそこそこで赤い実が残っていました。暖かいといえどもまだまだ木々の新芽は固いままです。 |
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フユノハナワラビ | ハジロカイツブリ |
*2019年*
*2/10/2019* |
寒さ本番。 大森橋近辺の矢田川を散策。土手には野生化した水仙が満開になっていました。他にムスカリも雑草の中で花が咲いていました。こんなにも早く花をつけているのにびっくり。川べりの柳の芽はまだ硬い。ヒドリガモは例年に比べて増えていました。逆にコガモはわずかしか見られず。ここにもオオバンが来ていました。 小幡緑地の大池ではオオバンしか見られず。近くのヤブツバキの花は痛んで見る影もない。植えられているシキミの花は満開になっていました。緑ケ池の鴨は何時ものメンバー。雑木林ではエナガが集団で来ていましたが通り過ぎた後は静かそのもの。カメラマンも少なく鳥の姿も少ない。その中で久しぶりにミソサザイに会うことができました。前に見た同じ場所に来ていました。昨年も来ていたのかもしれませんね。人が多いと出てこないのでタイミングの問題のようです。ハンノキは雄花が垂れ下がってきれいな姿。公園のユリノキは実のオブジェが変わっていてこちらもきれいな姿。 上志段味の大村池やその下流にある筧池などほとんど鴨が見られない、どうしたことなのだろうか。大森の雨池も同じ状態。カワウの影響だろうか。大村池の近くの雑木林にあるアオモジの花芽が黄色く膨らんでいました。春はしのび足で来ていることを実感。畑ではモズが見られました。 |
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スイセン | モズ |
*2018年*
*2/4/2018* |
ちょっぴり寒さが和らいだ立春。 冬の恒例行事、鴨を観察にそれぞれの池や川に出かける。まずは小幡緑地の緑ケ池。オナガガモ、ホシハジロにオオバンといつものメンバー。カワウが少ない。例年鴨が少ない竜巻池は今年はマガモとコガモでにぎわっていました。ここもホシハジロが来ていました。近くの名もない池も同じ様相。大池もマガモとホシハジロが半々。オオバンも来ていました。小幡緑地は例年に比べマガモとコガモが多く見られました。この時期探鳥のカメラマンも多く見られるのですが今年は誰もいない。めぼしい鳥もいないのだろう。雑木林は静まり返っていました。そんな中今年もクイナが見られました。他にはアオジが見られたのみ。湿地のハンノキは陽に照らされた雄花が赤く染まっていました。キヅタの実はまだしっかりついていました。 大森雨池は様変わり。カワウが大挙来ていました。昨年まで見られたバンの姿もない。カルガモだけが見られました。アオサギだけはいつもの姿。カワウに母屋を取られたようです。矢田川に向かう。ここはコガモとヒドリガモおよびカルガモで毎年のメンバー。ミコアイサの様子を見に筧池に向かう。筧池では見られず下流の通称アヒル池にいました。寒いのにアヒルも元気。ここにもホシハジロがいました。大村池にも行ったのですが鴨は見られず。カイツブリのみ。そのカイツブリも見えなくなったらなんとヌートリアが泳いできて陸に上がって身づくろいをしていました。林ではアオモジのつぼみが膨らんでいました、アオゲラが盛んに幹をたたいていました。 |
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ハンノキ | ヒドリガモ |
*2017年*
*2/4/2017* |
寒さ厳しい立春。 東谷山麓のシデコブシの花芽はまだ硬い。ハンノキの花は今年は遅れているようだ。まだ春遠からじの風情だが、スズカカンアオイは地面にへばりつくように花をつけていました。何とか少ない個体を保っているようで、残したいエリアです。しかし道路の拡張工事が進められていて緑の分断は進行しつつあります。この日も鳥の姿はジョウビタキ以外はほとんど見られない。毎年見られるヤマガラすら見られなかった。工事が鳥も遠ざけているのだろうか。大久手池に立ち寄る。ここも鴨はカルガモしか見られなかった。池の周りは整備が進んで公園化し自然環境が薄れ、人工化している影響だろうか。区画整理が済んで住宅がすごい勢いでたち始めている。 いつもの緑地公園を見に行く。今年はここも鳥の姿は少なく、相変わらずカメラマンの姿も非常に少ない。大池にはまったく鴨の姿はなかった。緑ケ池には珍しくカンムリカイツブリが来ていました。昨年は会えなかったのでうれしい限り。水に潜っているときのほうが長いので観察は飽きる。林の実はすっかりなくなっていました。ヒサカキの花もまだしばらくかかりそうな雰囲気。シロハラやアオジが盛んに餌を探していました。公園の中にあるユリノキはチューリップ状の実がなくなって翼果が落ちて外側だけが残っていました。まさに冬にぴったりの風情をかもしだしていました。 |
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ユリノキ | アオジ |
*2016年*
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アセビ | エナガ |
*2015年*
*2/4/2015* |
暦の上では春。 いつもの緑地公園を散策。緑ケ池の鴨はいつもの顔ぶれ。最近はカンムリカイツブリではなくカイツブリしか見られない。マガモはわずか1羽のみ。それにしても野鳥愛好家は多い。皆さん林ではアオゲラ、アカゲラ狙いのようだ。アオゲラとミソサザイは確認できたもののまだここでアカゲラに出会ったことがない。ほとんどがコゲラ。エナガやシロハラはよく目にする。クチナシの赤い実も色あせてきた。ほとんど赤い実はなくなっている。湿地のハンノキは雄花が垂れ下がり見事。小さな池にコサギが来ていました。やはり水は冷たいのか足が震っていました。どうやらわざと震って餌を驚かせて出てくるのを待っているようです。今の時期餌をとる術のようです。 大池に回ってみるものの何もいない。近くの木に絡み付いているキヅタは実がしっかりしてきました。青々とした葉と実がこの時期には何かそぐわない。畑のふちに植えられているシキミはいっぱい花をつけていました。花の少ない季節には貴重。 大森の矢田川に向かう。カワヤナギもかなりふくらんできた。コガモはかなり減っているが健在。今年は同じくらいの数のヒドリガモがコガモと仲良く泳いでいました。畑では梅が早いものは咲きだしている。菜の花もすでに咲いていて春は密かにやってきている。 |
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キヅタの実 | コサギ |
*2014年*
*2/11/2014* |
まだ先日の雪が残っているが日差しは戻った。 東谷山山ろくを散策。木々の芽はまだ堅い。ハンノキは花穂をぶら下げて目立つ存在。シデコブシの花芽は小さいもののハッキリしてきました。下草のスズカカンアオイはいくつも花をつけていました。トオカイコモウセンゴケは真っ赤なロゼットに変身していました。ガマズミの実はまだ残っていました。ソヨゴもたくさんの実。フユシャクの仲間が高い所を飛んでいたものの見失ったほかはホオジロだけしか目にとまらず。静かにまだ冬眠中の林の情景。 上志段味橋の袂の土手の工事は内法のコンクリート化が進められていました。いよいよ庄内川も都会の河川の如くコンクリートの中を流れる川になってしまうのだろうか。しかも岸辺のヤナギの木はことごとく切られていました。コムラサキの良い住処だったのに。もう自然は戻らないかもしれない。 緑地公園の大池は全く鴨の姿はない。しかし下の池にダイサギが来ていました。盛んに餌をとっていて近くまで寄ってみたものの知らん振り。ここから流れ出す水路では早くもオランダガラシが花をつけていました。林の中にあるヤブ椿はまだまだ花盛り。畑ではナズナの花が目立つようになりました。春は確実に忍び寄っていました。 |
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ソヨゴ | ダイサギ |
*2013年*
*2/14/2013* |
温かい陽気に誘われて散策。 しかし何処も冬景色。東谷山の麓でもシデコブシはまだ芽が堅い。ショウジョウバカマも花芽が出ていない。ヤマガラが数羽きていました。木の上で食事の最中。器用にどんぐりらしき実を足で挟んで食べていました。よく本などでは紹介されていますが、初めて目にすることが出来ました。最近は緑地公園でも見かけることが出来ない状態なのでラッキーでした。下草のスズカカンアオイはいっぱい目立たない花をつけていました。 大村池に出向く。水鳥の姿はなく静かなたたずまい。池の水の流出口にあるハンノキはいっぱい花穂をつけていました。回りの枯れ木に溶け込んで目立たない存在。鳥の姿も少なく、見られたのはホウジロ程度。 緑地公園の緑ケ池に寄る。今回は池の中央にマガモとミコアイサの姿がありました。ここも鳥の姿は少なくエナガしか出会えません。午後の遅い時間では無理のようだ。雑木林の中でシロフフユシャクに出会いました。アオキの花芽が膨らんでいました。一面の冬景色の中ですが、春の足音はしのび寄ってきているようです。 |
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スズカカンアオイ | ヤマガラ |
*2012年*
*2/12/2012* |
寒波の緩みが待ち遠しい日々が続いています。 守山の川や池の鴨は数的にも種類的にもめっきり減ってしまっています。特に庄内川の状況は激減で、昨年の氾濫の爪あとが残っておりその影響も受けているのだろうか。岸辺にはまだドロが残ったままのところも多い。釣り人の姿もなく水だけが静かに流れている。カワセミの姿どころかカワウの姿も激減している。そんな中元気なのは外来種のヌートリア。数匹かたまって悠々と泳いでいました。日中に姿を見せることは少ないはずであるが、どうしたことでしょうか。水草はほとんどないので何を食べているのだろうか。河川敷ではところどころでクコの群落があり、まだ赤い実が残っていました。 久しぶりに吉根の雑木林を散策。フユイチゴは何処でも赤い実をつけていました。ヤマコウバシは枯葉をつけたままの独特な風情。林は手入れもされてなく倒木が目立つ。笹も伸び放題で先が思いやられる。クロガネモチだけは赤い実をいっぱいつけたまま目立っていました。下草のヒメカンアオイは枯葉を取り除くと花が咲いていました。ここのものは葉の雲紋が不鮮明で葉裏も葉柄と同じく暗紫色でした。カンアオイの種類は個体差が大きい。林縁ではフキノトウが芽を覗かせていました。 |
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フキノトウ | ヌートリア |
*2011年*
*2/13/2011* |
寒の真っ只中。 宮前橋から下流庄内川との合流近くを散策。以前には多く見られたカモ類が最近はほとんど見られない。川の水も少し濁りが出ているのか以前ほどきれいではないかも知れない。以前よく見られたコイもやっと見ることができるほど激減。カワウの姿ばかりが目に付く。他に見られたのはダイサギ、コサギにカルガモ程度。寂しい川になってしまった。庄内川と並行するところでもカワウばかり。庄内川を逆に遡上しても状況は同じ。アオサギが新たに見られた程度。河川敷にはホオジロやツグミ、カシラダカ、カワラヒワが見られた。畑の周りではオオイヌノフグリやノボロギク、ヒメオドリコソウが寒さの中で咲いていました。 カモは小幡緑地公園のため池では見られるが、矢田川の大森橋の上流でやっと数羽のコガモに会うことができました。ここでもカモは激減。水質の悪化やカワウの大繁殖による小魚の減少などで、カモなどの水鳥が大きく姿を減らしている現状は悲しい限りです。 |
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オオイヌノフグリ | コサギ |
*2010年*
*2/21/2010* |
まだまだ春は遠からじ。 志段味橋袂の工事が始まり道路も付け替え大きく変わりそうである。才井戸流れがどのようになるか心配。袂の遊水池ではカルガモがいましたが、他のカモは見られなかった。荒地ではツグミが見られたものの例年に比べ少ない。工事の影響だろうか。 大久手池に向かう。池の近くまで車で乗り入れできるため観察がらくになった。ここもカルガモしか見られず寂しい限り。周りの荒地ではたくさんのホオジロがエサを探すのに余念がない。北側のため池にダイサギが来ていました。さらに北側の馬舟池は全くカモの姿はない。近年になく寂しい状況。エサが激減しているのだろうか。ほとんど夏の間にカワウに根こそぎ持っていかれたと考えているのだが。雑木林ではアオキの紅い実が残っていました。小川のほとりに自生しているヒイラギナンテンが黄色い花をつけてちょっぴり春めいた感じ。 |
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アオキ | ホオジロ |
*2009年*
*2/22/2009* |
4月の陽気の後は寒の戻り。寒さが堪える。 緑地公園と大森地区を散策。大池や緑ケ池の鴨は激減している。例年多く見られるホシハジロやキンクロハジロがわずかしか見られない。マガモも少なく寂しい限り。カルガモばかりが目立つ。池の周りも緑が少なくなり、池の周りが狭い池は安全が保てないのだろうか。池の中心にかたまって移動を繰り返している。大森の雨池も同様でした。ここではミコアイサの姿が見られました。 わずかに残された田んぼでタニシが活動していました。アゼではナズナやタンポポが花盛り。畑のウメもすでに満開。林縁にあるシキミは花がちらほら。ほとんどが蕾。林の中ではヤマゲラが来ていました。アオジが落ち葉を盛んにひっくり返す音が響き渡っていました。 御膳洞公園のマメナシはまだ実をつけたまま。植栽の桜は早くも花が咲いていました。ツグミがエサを探し歩いていました。帰りに以前民有地にあったマメナシが1本もないのに気がつきました。公園しか安住の地は残ってないのだろうか。 |
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ナズナ | タニシ |
*2008年*
*2/17/2008* |
立春を過ぎたものの時々雪のちらつく一日。 吉根の太鼓ケ根にあった雑木林はすっかり整地され工場に生まれ変わっていました。例年の今頃はシュンランの花芽を探して散策したものだが、その変貌振りに唖然とせざるを得ない。根こそぎという表現がぴったりか、全く雑木林の痕跡すらない。 滝の水池の土手の改修工事が終わっていた。土手の下側半分が削り取られ整地化されていた。上側はそのままなので何の目的の工事だったのかわからない。今後の改修のための伏線の調査工事なのだろうか。だとしたら法面の工事には慎重になってもらいたいものです。 今日の滝の水池には全くカモの姿はなかった。トビが鳴き声をあげて空を旋回していました。雑木林にはフユシャクの姿もなく、ひっそりと静まり返っていました。湿地ではトウカイコモウセンゴケの赤とヒカゲノカズラの緑のコントラストが、周りの枯葉色の中にきわだっていました。ショウジョウバカマとハルリンドウの花芽が膨らんで春はもうそこまで来ていました。 |
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ハルリンドウ | ヒカゲノカズラ |
*2007年*
*2/12/2007* |
梅は満開。菜の花もところどころの畑で咲き誇っています。そのあたりからモンシロチョウでも現れそうな雰囲気。中志段味の田んぼの畦には早くもゲンゲが咲いていました。オオイヌノフグリと絶妙のコントラスト。 庄内川のカワヤナギも芽が膨らんできました。カモの姿はやはり少ない。カワウがわが物顔で他を威嚇。 暖かいせいか、ベニシジミやキタテハも越冬から顔を出していました。ムラサキシジミもツバキの上で暖を取っていました。とても2月の気配ではない。 |
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ゲンゲ | ムラサキシジミ |
*2006年*
*2/25/2006* |
まだまだ春の足音はかすかですが、今日のような暖かい日はフィールドに足を運びたくなります。緑地公園のヤブツバキがひっそりと咲いています。隣接する畑にケリがやってきていました。 志段味のNHKの南側の林が削られて更地になっていました。ここにあったウラジロノキやスノキ、そしてイチヤクソウの小群落も跡形もなくなくなって、工事が進行していました。唖然としか言いようがない状況でした。緑のベルトが寸断されて点でしか残らない状況です。フィールド観察に来ておられた人の話では、今年は鳥の姿がめっきり減っているとのこと。いつもは賑やかなツグミがほとんど見られずトラツグミも今シーズンはお目にかかってないとのこと。今日はベニマシコが久しぶりに見られたとのことでした。どうも鳥の方から愛想をつかされた形ではないかと危惧しています。残念なことです。 ツマグロヒョウモンの蛹が人工のフェルト紙にぶら下がっていました。もう守山では人工のものしか観察対象に出来ないのか憂うべき事態に立ち入ったという思いを強くいたしました。 今年の自然観察が、死亡届にならないことを祈るばかりです。 |
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ヤブツバキ | ケリ |
*2005年*
*2/20/2005* |
天気が回復したものの風が強く寒さは本格的。畑にいつも来ているモズやムクドリもエサを探すのに必死。菜の花やウメの花も咲いて春は確実に近づいています。 ツグミも今年初めて我が家に現れたように、雑木林の減少が関係していると思われてしかたがない。家で見られるのはうれしいが、行く末が心配。 久しぶりに小幡緑地へ赴く。雑木林の中のヤマコウバシがひときわ目を引きます。枯葉のまま葉っぱをつけてよく目立ちます。名前もすばらしい。林縁にあるシキミも花が咲いていました。大池にはホシハジロ。例年どうり。西の池ではカワセミが水面を狙っていましたが全く動く気配はなし。餌にありつけるのだろうか。 |
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ヤマコウバシ | カワセミ |
*2004年*
*2/28/2004* |
寒さも長続きせず暖かい日より。小幡緑地公園のガマズミの芽が膨らんで白い綿毛をのぞかせていました。南向きの陽だまりではたくさんのナミホシヒラタアブがタンポポやヒメオドリコソウに来ていました。とても2月とは思えない光景。 蝿のほうが小さくなっていました。雑木林の林縁にあるシキミは早くも花が咲いていました。畑では梅も咲いてミツバチや蝿が来ていましたが、このシキミの花には虫も誰も気に留めない様子。ひっそりと花をつけていました。 池からの流れにゴイサギが日中魚を追って待ちのポーズ。あきらめて枯れ草を踏む音がやけに響いていました。雑木林では木の実も食べつくされたのか、鳥の姿は本当に少ない。 |
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シキミ | ナミホシヒラタアブ |
*2/14/2004* |
暦の上では、春。気温も高く、光は春。 まだまだ木の芽は硬いが池の周りの「はんのき」だけは花穂がいっぱい垂れ下がって光を反射していました。湿地は一面枯野ですが、地面にはいつくばった「とうかいこもうせんごけ」が寒風にさらされて真っ赤なすがた。 最近の雑木林ではは鳥の姿もめっきり少なくなっています。家の周りでも以前はツグミやモズが普通に見られたのに最近はあまり見かけなくなってしまいました。それでもモズだけは定期的にやってきています。緑地公園の雑木林でもヤマガラやルリビタキの姿が激減しています。志段味開発による緑地帯の帯が寸断され他結果、点でしか残ってない弊害がこんな形で現れているのでしょうか。 |
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トウカイコモウセンゴケ | モズ |
*2003年*
*2/15/2003* |
梅の便りが一杯届き暖かい一日。野鳥は人家に近い雑木林がにぎわっています。東谷山あたりはむしろ静かです。小幡緑地公園では「しじゅうから」「やまがら」「しろはら」に混じって「るりびたき」がたくさん見られます。まだ若いオスが多いのか、青色が発達してない個体が多い。それでも美しさの片鱗は見られます公園で人馴れしたのか、数メートル先でもお構いなし。 緑が池では一通りのかもが見られます。多いのは「かるがも」ですが、「おなががも」「こがも」 「ほしはじろ」「きんくろはじろ」などで、浅瀬で逆立ち状態でお尻を上げて餌をとっている「おなががも」はユーモラス。 森林公園近くの蛭池の周りでは「あおじ」が集団で来ています。時々上空を「とび」が獲物を探して旋回しているのに出会います。獲物らしい小動物はお目にかかれないのですが「とび」にはわかるのでしょうね。畑の陽だまりでは「たねつけばな」が咲いていました。 |
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たねつけばな | とび |
*2/8/2003* |
風もなく温かな朝。才井戸流れの土手では「ひめおどりこそう」がいっぱい咲いていました。 近くの畑では梅も咲いて春の足音。守山高校東側では工事が急ピッチ。いよいよ自然壊滅の足音。 大久手池では護岸工事を含めてこちらも工事が急ピッチ。わずかに東側の岸辺が残っているのみ。ここには「おおほしくさ」「くろほしくさ」の県内でも貴重な種がありこのまま残ることを祈るばかり。しかし環境の変化で生育に支障は避けられない。今残念ながら、志段味は死堕観になりつつある。その大久手池に「みこあいさ」がやってきていました。池の中央でかたまって潜水を繰り返していました。私の安物のカメラでは下の画像が精一杯。1月からしばらく観察しているものの近くに寄ってくれない。時々近くの馬舟池にも行ったりしている。 |
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ひめおどりこそう | みこあいさ |
*2002年*
*2/24/2002* |
冬に別れを告げる暖かさ。朝市街地にある我が家で「うぐいす」の初鳴きを聞く。まだ鐘1つも上げられないが。 早くも蝶の「ひめあかたては」がこの陽気にさそわれたのか舞い始めた。「おおいぬのふぐり」や「ほとけのざ」も1週間前に比べはっきりとしてきた。「はるののげし」も花をつけていました。 志段味の整地工事も本格化してきました。守山高校の西側の「おにゆり」の自生地もすっかり踏み潰されています。東側も工事が始まり農道の「しどみ」も風前の灯火。すっかり刈り取られ今のところは花はなし。ブルドーザーがすぐ近くまで来ており、花は見られずに無くなってしまいそうです。「とび」が1羽。空から何を見ているのだろうか。と思ったらからす(はしぶとがらす?)が2羽「とび」を追いかけて攻撃を加えていました。「とび」は仕方なく大空高く舞いあがったもののからすも後を追いかけてすさまじい空中戦。結局「とび」はからすに追い払われたようです。原因はわかりませんが。 大森二つ池では「こげら」が枯れ木のこならのうろに出たりはいたり。「しろはら」も枝に止まってあたりをうかがっていました。 |
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はるののげし | しろはら |
*2/16/2002* |
今日は暖かい。上志段味の道端で「おおいぬのふぐり」が一杯花をつけていました。まだ半開きが多い。「なずな」は多くの実をつけていました。近くのあぜ道で「ほとけのざ」もたくさんの花をつけていました。 近くの雑木林で「るりびたき」を目撃。昨年は大森二つ池で見てから2回目。池畔ではめすの「るりびたき」が木に止まっていました。1日に2羽も見られラッキー。守山ではなかなかお目にかかれない。 さまざまな木の芽はまだ硬いのですが、池の周りの「はんのき」の花が一杯垂れ下がって、春近しを感じさせます。 |
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はんのき | るりびたき |
*2/10/2002* |
この1週間暖かい日が続いたのか、各地から早春の花便り。守山には山草の類が無くさびしいのですが、春の七草は一部花をつけだしました。「はこべ」は地面に沿って伸び出して先に花をつけていました。「なずな」は早いものは軍配のような実を着けているものもありました。 小幡大池のかもに新参者を発見。「きんくろはじろ」です。「まがも」や「ほしはじろ」に混じって1つがいが訪れていました。大池では珍客の来訪です。 緑地公園では運動広場の周りの植え込みで「つぐみ」「しろはら」「しめ」などが盛んに餌を漁っていました。人の動きには敏感ですが、ある一定の距離があればわき目もふらず餌探し。人馴れしています。観察には好都合。 |
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なずな | きんくろはじろ |
*2/2/2002* |
上志段味庄内川河川敷の草むらで、がさがさと音を立てていたのはなんと「いたち」。すぐにブッシュにもぐられてしまった。同じように散策していたら今度は「きじ」が飛び立った。いずれも写真には取れず。まだこんなところにも「いたち」がいることがわかって感激。 近くで上志段味ビオトープの工事が進んでいる。看板にあるように生物が住み着くのだろうか。今は観察に訪れる人も少なく自然は息づいているのだが。野添川では工事による濁りのためいつも見られる場所には「かわせみ」の姿がない。工事現場の上流では「だいさぎ」が餌を漁っていました。 庄内川土手南側、畑の梅の木の芽も少し膨らんできた。珍しく鳥の「しめ」が梅の木に止まってちょっぴり春を感じさせてくれた。 |
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だいさぎ | しめ |
*2001年*
*2/25/2001* |
風が強く、寒い。しかし日差しは冬ではない。 守山の春の使者は何といっても「おらんだがらし」であろう。川や池、湿地、沢などにいたる所で見られる。日当たりのよい所では茎が伸びて花さえつけはじめた。 まだロゼットのままのものも多いが。いわゆるクレソンであり、もちろん食べられます。 雑木林では「ほそばふゆしゃく」がとんでいた。日だまりでは「ひらたあぶばえ」が 緑地公園の大池には、「まがも」と「ほしはじろ」が来ていた。いづれも雄の頭は |
*2/18/2001* |
田畑の回りのひだまりで早春の花が咲き出した。 青い小さな花の「おおいぬのふぐり」、白い「なずな」や「こはこべ」、 「はこべ」それに赤い「ほとけのざ」が先陣争い。まだ咲いている花は 少なく小さい。家々が立ち並んでいる中に取り残された畑の回りがお勧め。 越冬中の「ななほしてんとう」もひなたぼっこをしていた。 守山の各湿地もまだ冬の装い。湿地の回りの「はんのき」は、 今が花の最盛期。雄花の花穂の色が赤みがなくなり、花粉を撒き散らしている。 |
*2/12/2001* |
春遠からじ。 雑木林の中で早春の花の「しょうじょうばかま」や「しゅんらん」の花芽がはっきりとしてきた。「あせび」は白いつぼみがはみだしてきた。池のシデコブシの花芽も心なしか膨らんでいる。 しかし多くは冬のまま。こうやぼうきが林の中でドライフラワーになって残っていた。 庄内川の土手の近くのやぶで「おおかまきり」のたまごを見つけた。以前は普通に見られたものであるが、懐かしささえ覚える。 吉根の竹林で早くもたけのこ堀りの人に出会った。すでに小さいものが出ているとのこと。 春の足音は確実に近づいている。 |
*2/3/2001* |
節分、明日から春。才井戸流れのアメンボウは相変わらず元気。 流れの岸で越年草のひめおどりこそうが花を付けていた。花といってもしそ科らしく小さな花であるが、霜にも負けず雪にも負けず咲いている様はまさに雑草魂。 ヨーロッパ原産の帰化植物で、花期は春のはずであるがみずみずしい葉とともに霜枯れすることもない。おおいぬのふぐりも1輪花をつけていた。 南側の雑木林で「とうごくしだ」が群生。 「まんりょう」と「ふゆいちご」の赤い実と「じゃのひげ」の青い実が競演している。「すずかかんあおい」も花をつけて冬でもここばかりは活気。 |