DVDもいいけれど






2000/12/27 (水)


 黒馬王子 (1999年) 監督 王晶(ウォン・チン) 95分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 140HK$(1960円)

 音声:
 画像:
 字幕:
 内容:
 総評:


 字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
しかし、日本語字幕が付いていると言うのは、ありがたい。
この映画、VCDで見ていたけど、ナニがナンだか、さっぱりわからなかったので、
香港でヒットした理由が、どんなものだか知りたかった。

もちろん、広東語独特の面白さもあるんだろうけど、何と言うか・・・
バッカバカしい映画だなぁ〜!!こりゃぁ〜!(笑)

公開当時、劉徳華(アンディー・ラウ)の髪型が、「SMAPxSMAP」の中居クン演じる、
マー坊に似ているなんて言われたけど、それほど、この番組の影響力があるのかな?
(数年前には、信和中心なんかで、SMAP主演のテレビ番組の海賊版VCDが、大量に売られていたそうです。)

その他に、華仔とも多く共演している、王晶(ウォン・チン)の秘蔵っ子、張家輝(ニック・チョン)が
ここでも、華仔の引き立たせ役(?)に徹し、奮闘してくれています。(笑)

それから、ここで忘れちゃいけないのが、華仔の母親役の葉徳嫻(デニー・イップ)。
彼女がとても良いです!! ほとんど、他の俳優を食ってしまっていると言っても過言ではありません。
スリムになった(爆)彼女の魅力溢れる演技を堪能して下さいね!(笑)

こんなお馬鹿なコメディー映画を、日本語字幕で見れるなんて、なんとも嬉しい限り!
香港に遊びに行った際には、お土産に、ぜひどうぞ!(笑)






2000/11/27 (月)


 目露凶光 (1999年) 監督 林嶺東(リンゴ・ラム) 103分
 正版場(旺角 新世紀広場入口) 88HK$(1230円)

 音声:
 画像:
 字幕:
 内容:
 総評:


 字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
タイトルやパッケージを見るや、「これは香港でも大ヒットした「リング」に代表される一連のホラー映画かな?」と思った。
本編開始から、その「ホラー調」の要素を、全面に強く出しながら進むのだが・・・

この映画、私は好きである。
何故だかハマってしまい、繰り返し見てしまった。
全編通して使われている、おどろおどろしいBGMが、妙に恐さを増すではないか。(笑)
真相を悟られること無く、見る者に緊張感を持たせながら、最後まで見せてくれる。

出演者の組み合わせも、なかなか新鮮。
犯人に振り回されながらも、真相を突き止めるCID役で、梁家輝(レオン・カーファイ)。
この人、こういった「阿SIR」役も非常に合っているように私は思う。

それから、忘れちゃいけない劉青雲(ラウ・チンワン)。
今年の金像奨の主演男優賞に、この作品でノミネートされながらも、劉徳華(アンディー・ラウ)に
渡ってしまったが、自ら、行き着く所まで堕ちて行った人間の「弱さ・脆さ」を、うまく演じ切っていたと思う。
が、残念なことに、彼の場合、あまりに特異なキャラクターを演じ過ぎていて、この作品での役柄が、
逆に目立たなかったのではないだろうか?

ぜひ、皆さんに見ていただきたい1本です。





2000/10/16 (月)


青春援助交際  PR Girls (1998年) 監督 鄒凱光(マット・チョウ) 87分  
 HMV尖沙咀(チムサーチョイ) 140HK$(1960円)

 
 音声:
 画像:
 字幕:
 内容:
 総評:


 字幕の誤字・脱字:ナシ



コメント:
タイトルを読む限り、日本の「援交」を題材にした映画と思いきや、単に、ホステスが成り上がるまでの
悲しく切ない物語を描いたものであった。
主演者は、日本では馴染みが薄い俳優ばかりだが(あっ!そうそう!  陳豪=チャン・ホウが出てたっけ!)、
若くてスタイルも良く、かつ、セキシーな女優さんがたっくさん出ている(無理しちゃってる方もおられるが)ので、
男性には嬉しい作品であ〜る。(ヤラシっ!)

やけに、香港の明星の名前が出て来るので怪しいなと思ったら、プロデューサーが「失業皇帝」でも紹介した、
馬偉豪(ジョー・マー)でした。
UFO関連の作品に携わっていた人と言うのは、作品中に香港の明星の名前を出して、皮肉ったりする
傾向があるんですよねぇ・・・(ブ男なのに、ニックネームが「レスリー哥」だったりとかね。)

特筆すべきところは、これと言って無い「凡作」ではあるが、何故か退屈せずに最後まで楽しめる
内容になっている。(ドナイヤネン!)

ただ、女性に乱暴するシーンは、目を覆いたくなるぐらいエグかったなぁ。
香港映画はもちろん大好きですけど、こういったシーンは・・・ちょっとねぇ?





2000/9/18 (月)


 皇家師姐 4 直撃證人 (1989年) 監督 袁和平(ユアン・ウーピン) 93分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 210HK$(2940円)

 音声:★★★
 画像:
 字幕:
 内容:★★★
 総評:

 字幕の誤字・脱字:ナシ



コメント:
ん〜・・・なんて面白い映画なんだろう!
良いですねぇ〜 この頃(1980年後半)の香港映画って!
まだまだ、香港映画も力がある時代で、いろいろな映画が製作されていました。

皆さんは、「D&B」と言う製作会社をご存知でしょうか?
1983年11月に設立され、貿易商の潘迪生(ディクソン・プーン)を会長に、
ジャーナリスト→雑誌編集を経て映画界入りした、「五福星」のモジャこと岑建勲(ジョン・シャム)
が社長に指揮を取り、1980年代に大躍進を遂げ、香港映画界に新風を吹き込んだ、
映画製作会社であります。(ちょっと大袈裟かしら?)

さて、この「皇家師姐」シリーズ、新たに主役に抜擢された、楊麗青(シンシア・カーン)が
先代のヒロイン、楊紫瓊(ミシェール・ヨー)に引けを取らないアクションで魅せてくれます。

監督が 袁和平(ユアン・ウーピン)だけあって、このシリーズの主旨たるものを、そのまま引継ぎ、
ストーリーはそっちのけで、最後までアクション満載で楽しませてくれますよ。(笑)
また、「D&B」と言う会社の「特徴」を十分に生かし、舞台を海外に移し、香港のアクション俳優はもちろん
その他、白人・黒人ファイターとのバトル、危険なスタント、バイク・カースタントなどなど・・・盛だくさん!!
香港アクション映画が大好きな方には、ぜひ、お薦めしたい1本です!!

言い忘れました! 終盤の甄子丹(ドニー・イェン)と黒人ファイターとのバトルは必見です!


参考文献; アニメージュ増刊 「ZIP!Vol.1」 1987年7月号






2000/8/21 (月)


 G4特工 (1997年) 監督 林超賢(ラム・チウイン) 110分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 280HK$(3920円)

 音声:★★★
 画像:
 字幕:
 内容:★★
 総評:★★


 字幕の誤字・脱字: ??? 


コメント:
この映画、公開当時、アフォンからビデオを送ってもらっていて、なんとかして字幕付きで見たいと思っていた作品。
内容も、監製(プロデュース)がお気に入りの、陳嘉上(ゴードン・チャン)だけあって、テンポの良いアクション、
ガンファイト等満載で見せてくます。
んがっ・・・なかなか調子良く進んで行くのですが、字幕が途中から1つずれて入っているっ!
もう「見にくい」ったらありゃしない! そういったこともあってか、面白さが半減してしまいました。(笑)
でも、そういったことが関係なくても、アクションに比重を置きすぎてしまったのか、
ストーリーが説明不足なところも正直あったと思います。

俳優陣では、張智霖(ジュリアン・チョン)が、カッコ良く、この手の作品にも何本か出演しております。
もちろん、飛虎隊ものにはかかせない、王敏徳(マイケル・ウォン)も、ちゃんと出てきますよん。(笑)

ちょっと気にかかったのが、主人公の張智霖が、写真集を集めているらしく、なかなか手に入らないものを
同僚から受け取るのですが、それが、昔、「COCO」というアイドルグループにいた、
永作博美(ながさく ひろみ)の写真集なんですよ。
そんなことありましたっけ?(笑) 

大金を払って買ったにもかかわらず、ちょっとガックリ来ましたね。
こういったDVDもあるんですねぇ〜 皆さんのものは大丈夫でしたか?





2000/7/13 (木)


 新最佳拍當 (1989年) 監督 麥嘉(カール・マッカ) 102分
 信和中心(旺角) 2F M8 鋪頭仔   50HK$=(700円)
 
 音声:★★★
 画像:
★★★
 字幕:★★★
 内容:★★
 総評:★★


字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
何を隠そう、この作品、悪漢探偵シリーズ第5作目である。
パート1(悪漢探偵)、2(悪漢探偵2・ビデオリリース済)、3(皇帝密使)、4(スペクターX)まで
日本では紹介されているが、何故かこの作品だけ未公開である。

許冠傑(サミュエル・ホイ)と麥嘉(カール・マッカ)のコンビに変わって、張国榮(レスリー・チャン)と
利智(ニナ・リー)の新コンビが登場する。
このシリーズらしく、カンフー・アクション、バイク・カースタントなど盛だくさんだが、
ギャグが古い上、成龍(ジャッキー・チェン)の映画のアクション・シーンをパクっていたり(明かにそう見える)、
秦俑(1989年 テラコッタ・ウォーリアー)のアイディアをいただいてしまっているようで、見ている途中で呆れてしまった。

当時、人気絶頂であったレスリーを起用して、どんな作品になっているのか、公開当時にも
気になっていたのだが、斬新なところも無く、結果、不発に終わった感じがした。
(私は、小学校の頃から、このシリーズのファンで、見る前から楽しみにしていたので、とても残念でした。)


ちなみに、1986年には、当時人気だった”五福星”シリーズとの合作、
”最佳福星”(十福星)も製作されている。


また、最近、李連杰(ジェット・リー)と結婚した、利智(ニナ・リー)の英文名は、
ブランドの”ニナ・リッチ”から来ている・・・なんていうことを聞いたことがある。
こういった名前を付けることで、早く名前を覚えてもらえるんだとか。
映画に関係ないか? こんな話・・・・(笑)





2000/6/17 (土)


 武状元蘇乞兒 (1992年) 監督 陳嘉上(ゴードン・チャン) 96分
 HMV沙田 (沙田駅構内) 167HK$(2340円) = (3枚 500HK$セール)
 
 
乞食たちの王 (日本版タイトル) ¥4800

 音声:★★★
 画像:★★★
 字幕:★★★
 内容:★★★
 総評:★★★

 字幕の誤字・脱字:ナシ



コメント:
周星馳(チャウ・センチー)の未公開作品です。
公開当時は、まだまだ東方不敗ブームから抜けきらないのか、古装片(時代劇もの)が多く製作されていました。
この作品も、その流れで作られたと言ってもいいのかもしれません。
星仔の作品では珍しく無厘頭(ナンセンス・ギャグ)も少なく、内容もファンタジックな作品に仕上がっており、
(意外と知られていない)彼の華麗でキレのあるアクションも見れ、なかなか楽しめるのではないかと思います。

でも、星仔がボコボコにされっちゃったり、悲痛な表情をするところは、あんまり見たくないなぁ。
だって、見ているこっちまで悲しくなるような演技をするんだもの・・・

私個人的には、ギャグが古くても良いから、大ヒットした現代劇の作品、逃学威龍シリーズ、審死官・・・・
を日本語字幕付きで見たいですね!

それからこの映画に、な・なんと、アフォンが友人(4人)と乞食役で、エキストラ主演していると言うではありませんかっ!
アフォン曰く、アルバイト代は1日 13000円。
なんでもアフォンのグループはスタッフに気に入られ、”次の日も来て欲しい” みたいなことを言われたのに、
グループの友人の都合で行けなかったということです。
撮影現場では、徐少強(チョイ・シウキョン)は冗談を言って周りの人間を笑わせていたのに、
星仔は、静かに大人しく坐っていたそうです。

ちなみに、”鹿鼎記 T・U”という彼の日本未公開作品も、日本語字幕付きのDVDで発売されています。





2000/5/27 (土)


 失業皇帝 (1998年)  監督 馬偉豪(ジョー・マー) 106分

 HMV沙田 (沙田駅構内) 140HK$(1960円)
 
 音声:★★★★★   
 画像:★★★
 字幕:★★★
 内容:★★★
 総評:★★★


 字幕の誤字・脱字:ナシ


コメント:
パッケージを見ると、あんまり期待できそうにない内容かと
思ったが、そうでもなかった。(笑)
全体的に、物語の流れが早いです。
香港映画にありがちな、ドタバタ・コメディーであり、ギャグもくうだらないが、
そのへんは、テンポの良さで
、うまくカバーしています。

監督名を見ると、”馬偉豪(ジョー・マー)” という人。
香蕉成熟時、山水有相逢、百分百ロ岩FEEL、 初恋無限TOUCH、失業皇帝...など、
日本で言うと、
トレンディー・ドラマ・タッチ(?)の作品を手がけていて、新世代の監督の中では、
注目されている監督さんの 1人なんだそうですね。  今後の活躍に期待したいものです。

主演には、羅嘉良(ロー・ガーリョン)。
この人が主役の映画を見るのは、
恐らくこの作品が初めてだと思います。
なかなか芸達者の役者さんという印象を受けました。
ヒロイン役で梁詠h(ジジ・リョン)、他にも、李燦森(サム・リー)、葛民輝(ゴッ・マンファイ)が脇を固めていて、
お馬鹿に奮闘してくれます。(笑)

こういったバカバカしい香港映画が好きな方、お薦めです。





2000/4/29 (土)

 

 野獣刑警 (1998年) 監督 陳嘉上(ゴードン・チャン) 110分
 
 HMV沙田 (沙田駅構内) 280HK$(3920円)
 
 音声:★★★★★   
 画像:★★★
 字幕:★★★
 内容:★★★
 総評:★★★


 字幕の誤字・脱字:1箇所あり
 

コメント:
私が大ファンの、陳嘉上(ゴードン・チャン)監督作品である。
また、この作品で、黄秋生(アンソニー・ウォン)が、金像奨の最優秀主演男優賞を
獲ったというのを聞いて、楽しみにしていた1本であった。

が、残念なことに、やけに ”性の描写”が多く、作品自体も、やや中途半端な感じがした。

李燦森(サム・リー)が、好色な性格が祟って、性病にかかってしまう、ファッショナブルな警官を演じているのだが、
果たして、こういった警官がいるのかどうか? 
現実性を欠いているようで、見ている途中で興醒めしてしまった。

そして、警察ものと言えば、王敏徳(マイケル・ウォン)。
この人も、今となっては、こういった役以外のオファーが来ないのだろうか? いい加減、見飽きたぞォ!

黄秋生(アンソニー・ウォン)も、最後は、ほとんど狂乱してしまって、ホラー映画状態になってしまう。(これ、ホント)

個人的には、譯耀文(タム・イウマン)が、ボスの張耀揚(ロイ・チョン)が殺人を犯し、逃亡中の隙を狙って、
成り上がろうとする古惑仔(チンピラ)を、うまく演じ切っていて、とても印象的であった。
ちなみに、彼もこの作品で、金像奨の最優秀助演男優賞を獲得している。




2000/4/8 (土)


 賭侠1999 (1998年) 監督 王晶(ウォン・チン) 107分
 
 HMV沙田 (沙田駅構内) 140HK$(1960円)

 音声:
★★★★★   
 画像:★★★
 字幕:★★★★
 内容:★★★★
 総評:★★★★


 字幕の誤字・脱字:なし


コメント:
極力、こんな事は言いたくないが、王晶(ウォン・チン)は、天才かもしれない。(笑)
どうやったら、こんな映画を作れるのだろうか?
この手の映画を作らせたら、香港映画界では、彼の右に出るものはいない、と言っても過言ではない。

ギャンブル・シーンもたくさん見れるし、アクションあり、ロマンスあり、お笑いあり、
まさに、”香港電影セ都有 ”という感じの作品に、仕上がっている。
劉徳華(アンディー・ラウ)も、最後までクールに演じ切っていて、カッコ良い。

個人的には、張家輝(チョン・カーファイ)のセリフが、ど〜も気になってしょうがない。
面白いことを言ってるんだろうなぁ?・・・と思うんですが・・・・
それと、劇中の華仔の名前が、”キング”となっていたが、シリーズでは、” 刀仔 ”ではなかったか?

とにかく、いろいろ疑問になる所はありますが、こういった種の香港映画 が、
お好きな方には、お薦めです。

私は、大好きですけどね、こういう何でもありの香港映画。(笑)




2000/3/14 (火)


 高度戒備 (1997年) 監督 林嶺東(リンゴ・ラム) 98分

  威威SHOP (旺角 女人街) 98HK$(1370円)
 
 音声:
★★★★★
 画像:★★★
 字幕:★★★★★
 内容:★★★★
 総評:★★★★

 字幕の誤字・脱字:なし
 

 コメント:
 劉青雲(ラウ・チンワン)は、カッチョ良い。
 この作品、もうかれこれ3年も前の作品だ。

 こんなに、スゴイ映画があるというのに、
 日本の配給会社は、な〜にをやっとるのかっ!?

 有名な俳優は、あんまり出演していないんですが、呉鎮宇(ン・ジャンユー)と
 劉青雲との、”かけひき” を軸に、終始、緊迫した空気を保ちながら、最後まで進んで行きます。 
 とにかく、実力派の俳優が出演していると、映画全体が締まるなぁ。
 アクションあり、登場人物の心の葛藤を、うまく描いた作品だと思います。

 あ〜 青雲ものが、もっと見たいよぉ!!




TOP