香港旅行記



2003/12/11(木) 〜 12/14(日)

3泊 4日の旅


* 1HK$=15円 で計算しています。




「オイ、俺のマイルが溜まってるから、コレで香港にでも行ってこいよ」
去年の秋頃だったか、オヤジからそう言われて、早1年。

結局、去年中には行けず、1年間有効のフリーチケットに換えて、
今の今まで使わずに持っていた。

今年の春頃にアフォンが帰ったから、初夏にでも行こうと思ったけど、
まだSARSの心配があったから、来れなかったんだよなぁ〜。

ANAに電話して、マイルを使った格安ツアーに申し込んだのが2003年の10月あたり。
期限は、2003年12月13日(土)まで。
この日までに出国すれば問題ないらしい。

コレがメチャメチャ面倒だった。
ツアーと飛行機のチケットを取る窓口が別になっていて、
ホテルと飛行機の空席状況を聞いて、両方を自分で予約しなきゃいけないのだ。
ちゃんと決まるまで、3時間ぐらいかかったぞ。

大変な思いをして、2003年12月11日(木)〜14(日)までの3泊4日、
完全フリープランと言うツアーに申し込んだ。

ホテルは、尖沙咀(チムシャーツイ)のシェラトン。料金はすべて込みで3万円。
それに1人部屋の追加代金が3万円。(大笑)
計6万円ナリ。

3泊4日って言っても、1日目は半分移動だし、最終日は朝早いので、実質2泊半なのだ。

よ〜く考えてみると、旅行で行くのは、実に3年半ぶり。
ここ数年、香港映画も全然元気がなかったし、特に欲しいDVDは特にないし、
行く目的みたいなものがあんまり無かったからなぁ。

映画なんて、ここ2・3年の映画なんて全然知らないもん。

日本で出ていた香港映画関連の会報誌はネタが無くなっちゃたからか、
ほとんど活動停止みたいな感じだし、何が流行っているかさえもわかんない。
完全に「浦島太郎状態」だよ。

旅行前にいろいろガイド誌を調べたけど、やはりありきたりな情報ばかりだったしなぁ。
まっ、向こうでアフォンが世話してくれるって言うから、あんまり細かい事は考えないでおこうっと・・・・





2003/12/11(木)


AM:5:00
結局、前の晩から眠れずに、明け方を迎えてしまう。
ど〜せ飛行機の中で寝ちゃえば良いんだから・・・なんて考えていた。
(コレがいけなかった)

AM:6:00
渋谷駅から、成田エキスプレスで、一路、成田第2ターミナルへ。

AM:7:30到着 

AM:8:00
チェック・インを済ませ、ちょっと両替しておく。
20000円=1200HK$ 1HK$=16.24円
う〜ん、円高なのに、なんかちょっと聞いていたよりレートが悪いな。
(コレは考えなくてもわかるはず。バカだった!)

ココで財布を見てあることに気付く・・・
「あっ!『八達通』を忘れた!」
って、もう遅いんだよ。
結構、まだお金入ってたんだけどなぁ〜ショックビッグだ。

出発まで2時間もあるので、空港内の喫茶店で軽く朝食を取る。
(カァ〜〜〜〜ここですでに1000円も使ってしまう。高いねぇ〜〜)

AM:10:00
10分遅れで離陸。

機内を見回してみる。
「混んでるって聞いたんだけど、結構空いてるじゃないか。」
マイル分の席が満席だって事だったのかな。
 
さ〜て、飲んで寝ちまうかぁ〜〜〜〜・・・・早速白ワインを頼む。
飲みながら、機内サービスのビデオ上映をチェックすると、
「龍ロ甘威 2003」とか言う香港映画がやっている。
正直聞いた事も無いけれど、エリック・ツァンと
間寛平みたいな鄭中基(ロナルド・チェン)が出ていたが、
なんだかタル〜〜〜イ映画だ。
とりあえずコレしか見たいものがないので、ダラダラと流して見ている。
 
さすがに、酔っ払ってきたぞ。
(ちなみに全然飲めないのだよ)

ウトウトして1時間ほど眠ったんだろうか・・・・
目が醒めた途端、なんか気持ち悪くなって来た・・・
ウッ、ダメだ!クラクラする・・・ウワァ〜〜どうしよう、どうしちゃたんだろう・・・
 
とりあえず、ト、トイレに行こう。
 
立ち上がっては見るものの、目が真っ暗だ。
思わずよろけて、坐っているお客さんの所に倒れ込んでしまう。
 
「オイ!! なんだよ!」
 「ス、スイマンセン!」
 
なんとかトイレの前まで辿りつくが、スッチーさんに
「だ、大丈夫ですか?!」と声をかけられる。
 
とりあえず、吐こう・・・・
 
数分ネバったが、ろくなモノが出て来ない。
頭がクラクラするので、便座に坐って休もう・・・フゥ・・・・
まったく行きからコレかよ。まいったなぁ。
 
トイレから出ると、スッチーさんが水を持ってお待ちになってるではないか。
「大丈夫ですか?」
「スイマセン・・・飲めないのに飲んでしまったものですから」
 
席に戻って、ゆっくり水を飲みながら、ビデオを見ながら酔いを覚ますことにする。
「もう少しで着くから、なんとか、がんばろう・・・」
 
PM:2:00(現地時間)
予定時刻通り、5時間で到着。
 
フゥ・・・なんとか持ちこたえたぞ。
 
無事審査を終え、アフォンに電話をする。
コイン、コイン・・・あそうか、ココ無料だったんだな。
 
「あ、アフォン?今着いたよ。迎えに来なくて良いから、ホテルのロビーで待ってて」
とだけ言い残して電話を切る。
 
さ〜〜〜てと、迎えの人を探さないと・・・・
「え〜〜テラダさんですか? 行きましょう、あちらで皆さんお待ちですから」
「あ、ハイ・・・」
 
そうだ、そうなんだよ。コレって一応「パッケージ・ツアー」だったんだよ。
 
「ハ〜イ、皆さん、最後の方がようやっと来ましたから、行きましょうか」
「ス、スイマセン・・・遅れまして・・・」

「な〜〜んだよ、スゲェ〜〜待ったよ」
みたいな事も言われてしまう。
いやぁ〜ホントにゴメンナサイです!

 
PM:2:40
 
ミニバスに乗って、一路、市内へ。
 
ガイドの周さん(男性)が一通り香港についての説明をしてくれる。
 
「何か質問はありませんか?」
「あのォ〜〜SARSは大丈夫なんですかね?」と聞いてみると・・・
 
「SARSは歴史になりました。」
 
えっ?ホントかよ?数ヶ月前まで、あんなに騒いでたのに、れ、歴史って・・・
なんだか簡単だなぁ〜全く何もなかった言い方じゃないか。
それに何か感じの悪い言い方だし。
 
質問タイムが終ると、早速お土産タイムだ。
「XO醤」なんかを薦められる。
 
「じゃぁ、2本下さい」
だなんて、後ろの若い女性陣が買っている。
 
数十分で、尖沙咀(チムサーチョイ)に到着。
すると、
「あのォ〜なんかビンから液が漏っているみたいなんで換えて下さい」
と言われた周さん、
「それは元々ですので、不良品ではありませんから、大丈夫ですよ」
 
「・・・・・」
 
よくわかんないけど、こういったトコで(しかも行きの車中で)お土産を買うって言うのはどうよ。
まっ、別に良いけどさ。
 
お客それぞれで泊るホテルが違うので、ひとつひとつ回っては時間を食ってしまう。
市内に入って40分ぐらい経っただろうか。結局シェラトンのオレが一番最後。
 
九龍ホテルのチェックインをしている間、ペニシュラの横にバスを付けて待っている。
 
何やらポーターが総出で、客待ちをしている。
周りに停まっているいるのは、全部ロールスロイスだ。
続々と横付けされるのは高級車ばかり。
 
帰って来た周さんいわく、「ペニシュラの75周年の記念式典」なんだそうだ。
 
PM:4:00
ホテル到着

ロビーのソファで待っていたアフォンがお出迎え。

 ここでガイドの周さんと別れる。
「帰る日は、ここのロビーに、AM:7:45にお願いします」だって!
早いよなぁ〜〜


アフォンと一緒に部屋まで行き、一時間ほど雑談する。
アフォンと会うのは、今年の3月に成田で見送りして以来だ。



さすがはシェラトンホテル!ゴージャスでございます!


「テラダさん、ゴメン!滞在中ずっと一緒にいるつもりだったんだけど、
仕事の面接があって、13(土)はゴメン!」
「えっ?どうしたのよ?コーヒーショップで働いてたのに・・・どうして急に?」

なんでも、今勤めているお店を「強制解雇」されたみたいだ。
ここではあまり突っ込まなかったが、そういった事情なので、しょうがない。
行ってみたいところもあるし、後で自分で予定を組むことにしよう。

PM:5:00
ネイザン通りをブラブラしながら、小腹がすいて来たので、
一杯飯屋で、ワンタンメンとピータン痩肉粥を頼む。





ウウウウメメェーーーーーー!!!!
これで20HK$だって?300円ぐらいじゃないか。安いなぁ〜〜〜

店を出て、尖東からタクシーに乗り、旺角(モンコック)に向かう。
乗っている最中に「本当は、後ろのお客もシートベルトをしなきゃ罰金なんだよ」
と教えられる。

PM:6:00
旺角に到着。夕飯まで時間があるので、久しぶりに「信和中心」を覗いて見る。
どの階も相変わらずのラインナップだ。(笑)

プレステなんかのコピー、日本のドラマ、バラエティー番組のVCD・・・
一番が多いのが、アニメの海賊版DVDだ。こんなの全部TVやビデオから録画して、
台湾か何処かでプレスしてんだろうなぁ。しかし全く知らないタイトルばっかりだよ。
一体どこから香港人は情報を得てんだろう?

「上の階は全部アダルトだから」とスルーする。(笑)

地下に行ってみると、大昔の映画のポスターやチラシが売っている店がある。
確か随分と前からあるような・・・入りたかったけど、何やら在庫の整理中みたいで、
入り口が商品でブロックされている。中を見たかったんだけどなぁ〜〜

「こんなのゴミだよ。」
なんてアフォンは言ってたけど、オレは興味があるんだってば!(笑)

外へ出て、新聞スタンドをひやかしていると、
なんとあの「ブラッキー・コー(柯受良)が亡くなった」と、
ゴシップ誌の一面をデカデカと飾っているではないか!

「突然死んじゃって、原因はまだわからないみたい。いろいろな説があるみたいだよ。」
とアフォンが教えてくれる。いきなり、そんなこと言われてもなぁ〜ちょっとビックリしたぞ。

さすがにどの通りも人で一杯。
あ〜〜なんか香港に来たって感じだよ。
さ〜〜〜てと、恒例のDVD探しだ。
って言ったって、最近は日本語字幕付きのDVDは全くと言って
リリースされてないし、ショウブラのDVDも近いうち出るから、欲しい物はあんまり無いんだけど。

いろいろお店を見て歩くと、値段が暴落していることに驚いてしまった。



ここまで来ると、タダみたいなもんじゃん!


なんと、旧タイトルのDVDは、18HK$(270円)、VCDが10HK$(150円)って一体どうゆうことよ?
それも日本語字幕付きのものまでが、この値段!
昔、一生懸命探して買って来たものなんか、200HK$(3000円)ぐらいしたのに・・・
うううぅ〜〜〜〜悲しい〜〜〜。(笑)

友人に頼まれた、「スウォーズマン/東方不敗」「花旗少林/フルブラッド」「辣手神探/ハードボイルド」
のDTS版を探すが、あったのは、かろうじて「花旗少林/フルブラッド」だけ。
68HK$(1020円)

「アヒルの警備保障」も頼まれていたので、見つけてゲットする。18HK$(270円)

アフォンに前もって探しておいてってメールしたんだけど、
普通盤とDTS版の違いがわからなかったらしい。
やっぱりホームシアターなんかにしている家は、極稀なんだろうなぁ。
見れれば良いって言う感覚なんだろうか?

品揃えが良い店も見たけど、どこもこんな感じだ。

ある店なんか、昔の黒澤映画や勝新の古い映画のDVDを売ってたけど、
ちゃんと正規版で、18HK$(270)。
300円しないじゃないかよ!タダみたいなもんだ。

東京にある(何処かは言わないけど)輸入DVDショップなんか
確かウン千円で売ってたんじゃなかったっけ?全く●ってるよなぁ〜〜(笑)

PM:7:15
なんじゃかんじゃ良いながら、やっぱり好きな事をしていると、
時間が経つのが早いもんで、夕食の時間に。

「先達広場」の前で、香港在住の方と待ち合わせ。
実は、こちらに来る前にメール出して、一緒に夕食をする約束をしておいたのだ。



先達広場


この方は、Aさんと言って、日本で香港映画のライターとして活躍されてらっしゃり、
今は広東語習得の為、留学中。

AさんとはHPのオフ会やイベントでお会いしていて、アフォンも東京に住んでいた時は
何度かご一緒したことがあるので、Aさんとは面識があるのだ。

「どうもぉ〜〜」と颯爽とAさんが現れる。(笑) 
いやぁ〜〜本当に元気そうで何より!
早速、アフォンに連れられ、予約しておいたと言う店へ行くことにするが・・・・
この先達広場の中をブラブラしている。

え?何処行くのよ?

一旦、外へ出て、このビルの階上へ行くエレベーターに乗ろうと言う。
降りると、スッゲー怪しい薄暗い廊下を歩いて行く。 



あ、怪しい雰囲気だ・・・


「あ、ココだ」
とアフォンがピンポーンを押すが、全然反応がない。

「アアア〜〜〜間違えた!こっちだ!」
と、携帯をかけながらお店の人と確認を取っている。

何軒か離れた部屋の前に着くと、「ハ〜〜〜〜イ!」と小奇麗な女性がお出迎え。

ココは「私房菜(シーフォンチョイ)」と言って、マンションやビルの一室を改装し
たりなんかして、家族料理を出すお店らしい。

これが今香港で流行なんだそうだ。
どのお店も特色があって、伝統的な中国料理だったり、
イタリアンだったり、いろんなお店があるんだそうだ。ちなみにココは上海料理なんだとか。
アフォンが友人から紹介されて、事前に予約してくれていたのだ。

う〜む、これは日本で言うと、「隠れ家的」なお店だぞ。いろんな意味で。(笑)

個室に通され、メニューを差し出される。
んが、そんなの見せられたって、ボクちゃんにはわからな〜〜いので(汗)、
Aさんやアフォンに訳してもらう。


・冷食イ十錦併盤・・・・鴨舌、素「我/鳥」、肴肉、海シ哲、五香牛展、酔鶏)
・東「土/皮」肉・・・トロトロチャーシュー
・回鍋帯子・・・ホタテの炒め
・沙鍋云呑鶏湯・・・ワンタン鳥スープ
・草茄炒時流・・・マッシュルームの野菜炒め
・木瓜雪耳糖水・・・デザート
などなど


女主人(譚さん=タムさん)といろいろ雑談していると、前菜の盛り合わせが出て来る。
う〜む、なかなかイケルではないの!ウマイぞ!


 

 
改めて見ると、結構な量でございましたな。


しばらくして、前の会社の香港支店で働いていた(アフォンも同じ)、
アイリーンもかけつける。
彼女と会うのも久しぶり。今は馬鞍山(マーオンサン)のヤオハン跡地に出来た、
ショッピングセンターで事務処理の仕事をしているんだそうだ。
ちなみにAさんとアイリーンは初対面なので、紹介する。

料理の合間、合間にタムさんが話しかけて来るんだけど、
アフォンやAさんと話している内容が全くわからん!

 なんか面白そうに会話してるんだけどなぁ〜〜
途中でAさんが臨場感たっぷりに訳してくれるんだけど、
やっぱり言葉がわからないのはキツイ。一生懸命耳を傾けたって、わかんないものは、わかんないんだからな。
現実的な問題だよ。

たっくさん出て来た食事も終わり(って食べきれなかったけど)、
暫しみんなでテレビを見ながら雑談。



前列左から、アイリーン、アフォン
後列左から、Aさん、我


アフォンの携帯を見せてもらう。
こっちの携帯は、チップみたいなものが入っていて、
新しく携帯を買っても、そのチップを入れ替えれば、そのまま使えるんだそうだ。
非常に便利に作ってあるな。

で、メール機能も付いているので、どうやって使うのか教えてもらう。
例えば、「寺」と言うを漢字を呼び出すのに、どうやるかと言うと、コレが面白い。
なんと、「書き順」だそうだ。

まず、「一」みたいな記号を選ぶと、これから書き始める漢字が出て来る。
それからまた「T」みたいな記号を選んで字を絞っていくのだ。
全部がどうか知らないけど、でも、書き順がわからなかったら、どうすんの?



バラした携帯の中身


すると、芸能ニュースで、さっき新聞スタンドで見た、
ブラッキー・コーの遺族の記者会見をやっている。弟さんだろうか・・・
そっくりだな。突然亡くなって、スキャンダル的な憶測もいろいろ飛び交っているみたいだ。
謹んで合掌。

また、Aさんの近況や、こちら香港での生活なんかをお聞きする。
香港に来た動機や、学校での授業のこと・・・
やはり大変ながらも充実した時間を送っているように思えた。

香港で働きたい一心で会社に入ったのに、倒産して夢が潰えた(大袈裟だ)経験があるワタシ。
羨ましいなぁ・・・
いっその事、何もかも投げ出して、香港に来てしまえば良かったのにとも思う。
でもそういった訳には行かなかったからなぁ、当時は・・・・

PM:11:00
もうこんな時間だ。 このへんでお暇しよう。
ん〜〜〜〜〜っとお勘定は?と迷っていると、
「ココは良いよ」とアフォンさまがご馳走してくれると言うではないか!
退職金らしきものをもらったらしく、たいそう懐が暖かいらしいので、
素直にゴチになる。



最後はフルーツでさっぱりと

「食家小厨」
旺角先施大厦910室
TEL 23963980


外へ出ると、もうスンゴイ人だ。
旺角って街は、夜中までこんな感じなんだろう。



ごった返している旺角の街

ブラブラしながら、映画館をチェックする。

「もう1週間遅く来れば、いろんな映画が見れたのにねぇ〜」
なんて言われてしまう。
だからね、明後日までに来なきゃいけないチケットなんだってば。

それにしても、来週あたりから、梁朝偉(トニーレオン)の「地下鉄」や
呉君如(サンドラ・ン)の「金鶏2」なんかもスタートしてる感じだもんな。
両方ともコメディだし、やっぱり本場で見たかったなぁ。

南へ歩いて行くと、昔からある「金声」と言う映画館がある。
ここでセシリア・チャン主演の「忘不了」とか言うのがやっていて、今日が最後らしい。
PM:11:30の回がまだあるけど、見た人の感想を聞くと、なんかイマイチみたいだし、
さすがに疲れているのでパスすることに。

ここの通り近くに、趣味で集めているフィギュアの店があると言うので、Aさんに案内してもらうことに。

オオ〜〜〜なんか怪しい雰囲気になって来たぞ。

ココらへんは来たことがない。
すると、Aさんが「ココ、『PTU』に出て来た、モデルガンのお店よ」と紹介してくれる。

あっ!そう言えば!映画の中で、林雪(ラム・シュッ)が自分の拳銃を無くして、
買いに来た店じゃないか。



お!そう言えば、見覚えが!


映画のロケ地なんて、来たことがないもんなぁ〜・・・ちょっと感動したぞ。
この一角に、日本で言うフィギュアやガシャポンを売っている店が多く集まっている。
プチ秋葉原ってトコかな。(笑)

欲しいものがなかったので、また街中に戻って行く。
もうほんのちょっと街の中心を外れた場所なんだけど、雰囲気が怪しい。

何と言っても、この匂いだよ。
臭いと言うか、いやらしいと言うか。

何の香辛料だか知らないけど、いろんな匂いが混じってるんだろうけどさ、
この独特な匂いを嗅ぐと、香港に来たって実感するんだよなぁ。
何処かしら、懐かしくも思える・・・好きだなぁ、やっぱり香港は。

「バスがこっちだから」と、ココでAさんとお別れ。
いやいや、お世話になりました。東京で待ってますよん!
アフォンたちもバスで帰るらしいので、ここで別れる事に。

久しぶりに、旺角からブラブラ歩いて帰ってみるか・・・
ネイザン・ロードを、ひたすら南下して行けば良い訳だから。

廟街まで来ると、まだ若干、屋台なんかは開いてる。

だっけど、こんなどーでも良いモノ、売れんのかねェ〜まったく。
オモチャなんだろうけど、言ったって全部ガラクタじゃないか。



廟街付近


さすがに疲れて来たので、ココからは的士(タクシー)に乗ってホテルまで帰ることに。

いやまぁ〜〜〜考えると今日着いたばっかりなんだよな。
あんまり無理してもしょうがないので、
シャワーを浴び、テレビを見ながら、AM:3:00就寝。





2003/12/12(金)


AM:10:30 起床

AM:11:00
 アフォンが部屋まで、迎えに来てくれる。
昼食は、ホテルのすぐ近くの「映月楼」でヤムチャ。
アイリーンもすでに来ていて、待ってくれている。

ここは日本のほとんどのガイド誌でも紹介されているから、日本人観光客も多い。
日本語が達者な店員もいるし。

そんなに多くは食べなかったけど、定番のものは一通り頼んだかな。

最後には、三年前に食べた「楊枝甘露」を注文。
タビオカにグレープフルーツの芯が入っているのだ。

コレが美味い!! 「ウマイ!ウマイ!」と叫んでいると、
アフォンが「こんなの作るの簡単だよ」と細かく説明してくれる。
って、聞いてても全然わかんないだけどもさ。(笑)



マンゴープリンと楊枝甘露


PM:1:00前に出発。

外へ出て、海側で記念撮影。
今日は良い天気に恵まれそうだ。


  


「そうそう、この海を埋め立てて、香港島と九龍島をくっ付けちゃう構想が
一部で持ち上がっているらしいんだよ。」

えっ?ウソ?そりゃまぁ〜くっ付いてたら、さぞかし便利なんだろうけども、
船の行き来はどうするのよ?
でも仮にやるって言っても、ずいぶん先の話だろうけどさ。

映画を見る為に、スターフェリーに乗り、一路セントラルへ。

降りて、しばらく歩くと、なにやらビルの入口に人だかりが出来ている。
それも、奥の方まで長蛇の列が永遠と伸びているではないか!
角を回っても、まだまだ続いている!

「何コレ?」
「ここは郵便局。今日は『無間道V』の初日で、それに合わせて記念切手が出るんだよ。
だからそれを買おうと並んでるワケ」


  
何処までも続く、長蛇の列!!


「ヒャ〜〜〜〜!! だけど、若い人なんて、全くと言っていないじゃん!
なんでよ?買って転売して、儲けようってコト?」
「そうそう、そうゆうこともあるね」

でも、そんなに値が上がる代物でもないような気がするけどな。
儲かるって言ったってさ、そんな何千ドルも儲からないでしょうに?

気になるので、人ごみを掻き分けて、郵便局の中へ入ってみると、
関係者らしき人たちが対応している。写真だけ撮っておこう。


  


階段を上ったり、エスカレーターを乗り継ぎして、
着いたのは「IFC」と言う総合のショッピングセンター。

この中にある映画館で、今日が初日の「無間道V」を鑑賞するのだ。



洒落た劇場です。


なんでも、この映画館横に設置してある機械で、一週間前からチケットを予約出来るんだそうだ。
こっちに来る前にアフォンにメールしておいたので、前もってチケットを予約してくれていたのだ。



この機械で予約できるんだそう。


しかも、このIFCは、キレイな映画館と言うのが「売り」らしい。
アイリーンもアフォンもこの劇場に来るのは初めてだそうで、ちょっと楽しみにしてたみたい。

PM:2:00
時間になったので、劇場に入る。一見、シネコンに似たような作りだ。
中に入ると、キャパは決して広くはないが、シックで小奇麗な感じ。
他の劇場と違うのは、シートが革張りだってこと!う〜〜〜ん、コレはゴージャスだ。(笑)
こんなの日本の劇場にはないぞ。
こういった所に付加価値を付けているんだな。

さてさて、内容なんですがね、パート1を見て感動してしまったワタシでありますが、
なんとパート2を見てないのです!(致命的)

パート2はパート1の前の話だって聞いてたので(ややこしい)、
まぁ見て無くても大丈夫かな〜なんて思っていたらば、大間違い!
パート2に出ていたであろう俳優人達が要所要所に登場して来て、
見てないと映画に入り込めないような感じになってるんだな。

はぁ〜やっぱり無理してでも、見とくんだった。
とまぁ〜後悔していてもしょうがないので、割り切って鑑賞しただけれども、
時間が戻ったり、進んだり、わかりづらい事、この上ない。(笑)

レオン・ライ(黎明)もアンダーカバーとして出ているんだけど、
ビミョーなキャスティングだよなぁ。役に合ってるんだか合ってないんだか
わかんないよ。衝撃のラストはお楽しみってトコですかね。

PM:4:00 終了
「どう、わかった?」とアフォンに聞かれる。

「パート2も見てないし、時間が行ったり来たりで、わかりずらかったよ。
最後の華仔のトコはどういったことだったの?」

「それは華仔はずっと、好人(良い人間)で居たかったからだよ」
「あっ!だからかぁ〜〜!」と納得。

「隣のオバアちゃん、寝てたわ。」とアイリーン。
「え?皮のシートがあまりに気持ち良くって?」
「そうみたい。」(笑)

ビルとビルを繋ぐ通路を歩き継ぎ、香港島特有の坂道を上がって行く。
ちょっと小腹が減ってきたので、軽く食べるみたい。

「麥[不/大] 雲呑麺世家」(マッアン)と言うワンタン麺が美味しい店らしい。
芸能人とかもよく来るそうだ。





狭い店内にウェイターが5・6人も居るじゃないか!
お昼時はものすごく混んでいるそうだ。今みたいな夕方は暇なんだろう。
客はまばらだ。

牛南ワンタン麺38HK$(570円)を食す。言うだけあって、なかなか好味。
ゆずが細かく切りきざんだものが入っている。上湯水餃子28HK$(420円)
なんかも合わせて注文。こちらもウマかった。





店を出て、今度はアフォンがつい先日まで働いていた店に行く。
蘭桂芳(ランカイフォン)の一角にある「KOSMO」と言うカフェ。





入ると、スタッフ一同、「オオォ〜〜!!」とアフォンを出迎えてくれる。
副店長とも挨拶。随分、皆と仲が良いみたいだ。

アイリーンと二階に上がって待っていると、カフェラテとティラミスが来る。
「これはボクも作っていたんだよ。」とアフォン。





「斜向いにある、スタバはまっずいよォ〜〜!!ウチの方が全然美味しいよ!」
「ふ〜ん、スタバでケーキなんか食べたこと無いけど、確かにコレはウマイよ。」

ここでアフォンから、さっきの「無間道V」の解説を受ける。
なにせオレがパート2を見ていないので、アフォンもそこから説明しなきゃいけない。
それと小説も出ているらしいので、その知識も織り込みながら話してくれる。
申し訳ないねェ〜〜

アフォンも香港映画のみならず、いろんな映画やドラマが好きなので、
一般の香港人と違った見方をする。いわゆる、「ボクら」みたいな感じなんだよな。(笑)

とにかく背景(&彼の想像)も細かく説明してくれたし、
何と言っても、広東語独特のジョークやミニ情報も教えてくれたのが嬉しかった。
サンキューね!

なんでまた、アフォンがこの店を辞めなきゃいけなくなったのかと言うと、
会社が新しいお店を出すに当たって、人を入れ替えるんだそうだ。
そのまま今のスタッフを持って行けば良いのに、それだと給料がそのままだから、経費が掛かると。
一旦、数人をリストラして、また新しいアルバイトを雇って安く上げようと言うことらしい。

「上の人は、マジでバカ!!」とアフォンも、憤っている。

何だかよくわかんない理由だけど、
結局また初めから人を育てなきゃいけないんだから、同じことだろうに・・・

アフォンもカワイそうだ。
そんなアフォンの事情を察してか、他のスタッフもアフォンに優しく接している。
そんなことでなくも、アフォンが「信用のある人間」だと言うことが十分に感じ取れた。

PM:6:00
店を出ると、もう外は真っ暗だ。
坂を下りて、金鐘(ガムチョン)の方面へ。

近くの広場では、もうすぐクリスマスなので、巨大なツリーがライトアップされている。



すっかりクリスマスムード


レスリーが自殺した、マンダリン・ホテルに差し掛かる。
ついでなので、何処らへんの場所なのか、教えてもらう。
「え?ここなの?」って・・・道路?・・・そうか、向かって真正面からだったのか。
ホテルの入り口のトコで、写真を撮ってる女性たちがいたけど、ファンの方かな。



マンダリンホテル前


ビルに入って、何処に繋がっているかわからないアーケードをひたすらに歩く。
金曜日のの夜のこともあるのか、人でいっぱいだ。

「西武」デパートに到着。

一応、香港に来たからには、何かお土産でも買っていかなくてはと、
アフォンにお茶屋さんに連れてってもらう。
確か数年前に来た時には、ここの「英記茶荘」で買ったんだよな。

場所を知っているハズのアフォンが何やら右往左往している。
店員に場所を聞いては、あっちこっち歩き回っている。

「あった!」・・・何やらイベントをしているみたいだ。
会社のスタッフらしき人達が、業者にプレゼンしている光景も・・・

一般向けのショーブースが一角にあったので見てみると、確かにお茶だ。
値段を見ると、結構イイ値段だ。
「コレは、新宿のマイシティーの地下にも売ってるんだよ。こっちで買う方が安いよ」
と、アフォンに薦められる。

よくまぁ〜そんなところまでチェックしてたな。日本で何やってたんだよ、キミは。(笑)

商品の裏書を見ると、日本語で説明書きもしてあるしなぁ〜〜〜どうしようか?
と迷っていると、「コレはですねェ〜」と日本語が話せる女性が声をかけて来る。
お茶好きなので、いろいろ説明を受けるんだが、イマイチ伝わらない。

「あの、コレは試飲は出来ますか?」と尋ねると、
プレゼンをしていたスタッフを呼び、紹介してくれる。

すると、たいそう偉そうなジェントルマンが現れる。
「ナイス トゥー ミチュー!!」とガッチリ握手。
聞くところによると、社長さんらしい。
少し話すと、ブースの方に案内され、試飲させてくれる。
(なんか写真まで撮られたけど)

うん、なかなか美味しいぞ。 まっ、お土産だから、安いもんで良いんだよ。
自分用のヤツは高い方にしておいてと・・・
結局138HK$(2070円)を1つ、63HK$(945円)を3つ購入。
社長さんにお礼を言って帰る。



なかなか美味しいですぞ。


お茶を買ってから、アフォン達が銀行のATMに行くと言うので、
日本円がどくらいかチェックしてもらう。
10000円が713HK$。 1HK$=14円だ。
メチャ、ショック・・・・

PM:7:30
金鐘から、尖沙咀(チムサーチョイ)まで地下鉄で移動。
今日の夕食も、私房菜だ。地下鉄の入り口の前にある、
何度も通りかかっているビルに入って行く。
(チョンキン・マンションの斜向い)

「オオ〜〜〜こんなトコにも店があんの?」と驚いてしまう。
だってココ、普通のアパートでしょ?スゲェ〜〜怪しいよなぁ・・・・



ごくフツーの一室が・・・


「ROOM 12」と言うイタリアンのお店。アフォンが探して来たそうだ。
入ると、奥の個室に通される。ちゃんとリフォームしていて、
間接照明なんかも使っていて、非常にオシャレでキレイだ。





何組かグループが入っていて、中年の男性が奥の個室に通してくれる。
接客も丁寧で、好印象。
サイモンさんと言うんだそうだ。


・パンプキンスープ
・しいたけのパスタ
・牛の膝の肉
・ティラミス などなど・・・ コース料金で、1人 280HK$(4200円)


 

 


やっぱり、日本のイタリアンとは、ちょっと違う感じ・・・本場っぽい味付けだ。
アフォンが「ティラミスが美味しいんだって」と言ってたけど、
うん、大の甘党のオレっちも大満足だぜ。非常に好味であった。

料理が出る合間にも、自分が日本人と知ると、
いろいろ話かけてくれたりなんかして、盛り上がる。

オーナーのGiorgioさんのご両親はイタリアの華僑で、
そちらでの生活が長いらしい。広東語もペラペラではないみたい。
香港人の奥さんは、元衣服のバイヤーで、イタリアによく買い付けに行っていた関係で、
Giorgioさんと知り合ったとか。


  
(左から)サイモンさん、GIORGIOさん、奥様


途中トイレに行くと、その前の壁に新聞や雑誌での紹介がされてある。
結構有名な店っぽいな。サービスも良いし、繁盛するワケだ。

もう帰ろうとすると、アフォンの携帯に電話が鳴る。なんか楽しそうに話しているではないか。

「テラダさん、この近くで、ノエル達がカラオケやってるみたいなんだけど、行って見る?」
「え?だけど、オレ歌えないよォ〜〜〜ま、だけどせっかくだから、行こっか」
そんなことを言っては見たものの、どうすんだよ・・・・

最後に写真を撮ってお別れする。 





「ROOM12」
九龍尖沙咀53−55号海防道海防大厦3字楼12室
 http://www.rm12.com


PM:11:00
ちょっと歩いたところのビル(美麗華=ミラマー)の地下のカラオケ屋に入って行く。
ドアを開けると早速「イエ〜〜〜〜ェイ!!」とたいそうな歓迎ぶりだ。
ノエルの友達の、シッターとキャサリンも一緒だ。



左から、キャサリン、シッター


ノエルは、アフォンと同じ、山梨の日本語学校で一緒だった頃に何度か東京で会ったので知っている。
今は日本の某時計メーカーの香港支社で働いていて、日本語も日本に居たときよりも上手くなっている。(笑)
なんでも、来年、今の会社の日本人の上司と晴れてゴールインするそうだ。良かったね。



中央がノエル


シッターとキャサリンは、香港島で看護婦をしているそう。シッターも山梨の
日本語学校(って、なんでココばっかりなの?)で勉強していたことがあったそうだ。
なんと、彼女は日本語検定一級を持っているらしく、
オレの言っていることは全部わかっているみたいだった。(当たり前だけど) 

キャサリンは全然日本語はダメみたい。
日本にも来たことがないらしい。
チョコチョコ日本語の挨拶や単語は喋っていたけど。

キャサリンはテンションが高く、なかなか面白い。
早口の広東語でいろいろ聞かれるので、ゆっくり喋ってもらい、シッターに通訳してもらう。

「香港は何回目なの?」
「20・・・・わかんない、30回近くかな?」
「どうして、そんなに香港が好きなの?何処が良いの?」」
「う〜ん、何処が良いって・・・雰囲気かな。街自体に元気があるし、料理も美味いし・・・」
「そ、それだけなの?」

・・・って、そりゃぁ〜〜あーた、東京と比べたらダメよ。

さてさて、個室に入ってから、アフォンもアイリーンも歌いまくりだ。
それも結構上手いじゃんか!知らなかったぞ!





ワタクシメも黙ってちゃ失礼なので、日本語の歌でも歌うかなって、
メチャ古い演歌ばっかりだ。
チャゲアスの「万里の河」があったので、一曲歌うことに・・・そこそこ拍手。(笑)

しっかし、みんな歌う、歌う。 しかも今流行の歌ばっか。全然わからん。
ずっと聞いていると、大体、どんな歌が人気なのか察しがついて来る。
彼女達が何歳だか知らんが(笑)、ツインズや容祖児(ジョイ・ヨン)、
何度も同じ曲を繰り返していたのが、楊千華(ミリアム・ヨン)であった。

そうか、今人気があるのは、ココらへんなんだな。でも、曲調は決して悪くない。
合わせて流れる演唱会の映像やプロモもなかなかだ。
CDなんて何年も買ってないし、聞いてないからな。
どういった理由で支持されているのかは全然わらないけども。

だが、みんなが選んでいるメニューで出て来る歌手やマイナーな俳優を、
すかさず言い当てる、ワタシ。
「よ、よく知ってるね!」なんて驚かれたけど、こんなのオタクにはやさしい問題なのだよ。(笑)

途中、大きな部屋が空いたと言うので、チェンジしてもらう。
オイオイ、もう夜中の1時過ぎだぞ。まだ歌うの?

ここでノエルとアイリーンとお別れ。これが旅行中は最後になるので、
丁寧にお礼を言って、サヨナラをする。

しばらくすると、キャサリンの友人のダニーさんとレンさんが駆け付ける。
この2人はカップルだそうだ。
まだ20代中盤くらいかな?仲睦まじく、タバコを吹かしながら、デュエットしている。
コレが上手いのなんのって!拍手喝采だ。
聞くところによると、何時間もカラオケで練習していると言うではないか。
上手いハズだよ。



メチャ歌が上手い、ダニーさんと恋人のレンさん


日本のコトを聞くと、もう何度も日本には遊びに来ているそうだ。
「何処らへんに遊びに行くの?」「カブキチョー」とかね。(笑)

なんでかね?日本人も寄り付かない場所が好きだとは。
何度かアフォンの友達を接待したことがあるけど、
みんな歌舞伎町の奥にあるホテルに泊まってたもんな。
立地が良いからかな?香港の明星も普段の旅行は、
歌舞伎町の格安ホテルに泊まっているとかって聞いたことがあるけど。

ダニーさんは男性なので、どんな曲を歌うと思ったら、陳奕迅(イーソン・チャン)
とか、陳小春(ジョーダン・チャン)を盛んにアフォンと熱唱していた。

アフォンもよく知ってるなぁ〜〜〜もうオッチャンなのに。
でも、女性ボーカル特有のメローな曲とは異なり、
なかなかオリジナリティーのある曲が多かったな。小春はラップが多いのかな?

明日は土曜日とはいえ、もう3時近くだ。 
みんな帰れるんだろうか?
一応、ここでお会計。
115HK$(1700円)、こんなに飲んで歌って、安いよなぁ。

「明日はどうしようかな?アフォンもアイリーンもいないから、1人なんだ」
「何処へ行くの?」
「一応、行って見たかったトコがあるんだけど、上環(ションワン)のキャット・ストリート (摩羅上街) に・・」
「え?そんなトコ、何しに行くの?」
「香港人は行かないの?」
「行くわけないじゃな〜〜〜い!だって、みんなゴミだもの!」

と、えらくバカにされる。だけど、行ってみたかったんだよ。ある理由で・・・

外へ出て、ここでダニーさんとレンさんとはお別れ。
アフォンとシッターとキャサリーンは、ホテルまで送ってくれる。

夜中の3時近くともなると、さすがに寒いし、人が歩いていない。
んが、重慶マンションの前には、黒人がたむろしていて、彼女たちもちょっと怖がっている。

「だけど、ここの中にあるお店の、魚旦(ユータン=魚団子)は美味しいのよ」なんて言っていた。

「日本で待ってるから」と言って、ホテルの前でみんなとお別れ。
一応、アフォンともこれが最後。明日、面接の結果を一報入れるように言う。

4時近くに就寝。





2003/12/13(土)


PM:11:30
起床

PM:11:40
起きて、九龍ホテルの裏の銀行に行くが、
「口座を持っていないと、両替出来ません。近くに両替をしてくれるお店がありますから、
そこへ行って下さい」と言われてしまう。

ありゃぁ〜こんなシステムだったっけか。
しょうがないので、旅行者向けのスタンドで両替するハメに。
「ウウ〜〜〜どうしようか・・・一応、1万円、いや・・・2万円両替しとくか・・・」

予想通り、レートはメチャ悪い。
20000円=1113.6HK$、1HK$=17.9円だよ。
アフォンが言ってた、1HK$=14円なら、1428.5HK$だ。
300HK$(4000円)以上も損したってことじゃんか! 

日本で替えたのが、20000円=1200HK$ 
この円高の中、さらに安く換金したことになる。
ホントにバカ・バカ・バカだよなぁ〜〜〜〜何やってんだろ。オレは・・・

いつまでも、しょげていても仕方ない。
残された時間は、わずかに12時間ちょっとなのだから。

地下鉄に乗り込み、いざ上環(ションワン)へ
(やっぱり、「八達通」がないと面倒だなぁ・・・・)

PM:12:00
多分、ココは初めて来るんだよなぁ〜特に今まで目的も無かったし。
でも、人の行き来もなかなか激しいぞ。

さ〜てと、ガラクタストリート (摩羅上街) は何処かいなと・・・・

駅を出ても現在地が全然わからん。持って来た「地球の歩き方」の地図を片手に
あーだこーだ言いながら、山の方に向かって歩き出す。

どんどん階段を上っていくと、何やら怪しい通りに出る。

おっ!ココだ、ココだ! ホントにガラクタ・・・いや、ゴミだらけだぁ〜〜(笑)





テレビとか雑誌で見た印象と、ちょっと違うな。なんだか雑然としちゃってる。
わずか100メートルぐらいの通りに、土産もの屋がひしめき合っているんだけど、
絶対売れないような代物ばかりだよ。誰がこんなもの、買うんだろうねぇ。

グルグルと辺りを歩いていると・・・あった!この店だ!

そう、以前オフ会で、某くんが
「ブルース・リーの雑誌の記事なんかを売っている店が、このへんにある」と言っていたので、
気になっていたのだ。

店の前には、ブルース・リーや昔の香港の明星のブロマイドが、コルクボードにピンで刺してある。
中に入って店のオバちゃんにいろいろ話かけてみる。

「あのぅ〜香港映画のスターの写真は、他にありませんか?」
「ココにたくさんあるよ。あそこにもあるから見てみて」

オオ〜 たくさんあるではないか。リーの写真はさすがにたくさんあるな。
だけど、見たことがあるようなものばかりだから、パスしよう。

他には、ショウブラザース全盛時に活躍した、ジミーさん(王羽)なんかもあるぞ。
これはHPの素材に使えそうだ。(笑)
せっかくだから、あと何枚か買っていこう。

店の端っこに置いてるダンボールに、映画のロビーカードもいっぱい入っている。
ほとんど、ゴールデンハーベスト(嘉禾)の70年代後半から80年代にかけての
マイナーな(?)アクション映画のものばかりだ。全然わかんないタイトルのものばかり。
キャセイ(國泰)の映画もあるけど。

ブロマイド7枚で、35HK$(525円)だ。





「アンタ、何処から来たの?香港は何回目?」とか気軽に話し掛けてくれた。
なかなか気の良いオバチャンであった。




「精芸」
香港荷里活道203A地下


さて、もう1時過ぎだ。何か腹に入れておかないと。
坂を下って、また駅に戻って行くと、行きの時に人が並んでいた店に、
まだ列が出来ている。



「生記清湯牛南麺家」


地元の人間が並んでいるんだから、さぞ美味い店なんだろう。
うーん、モノは試しだ、オ〜レも並んじゃおっとォ。

店のガラスには、今まで紹介された雑誌の記事がたくさん貼ってある。
結構、日本の雑誌の切抜きが多いな。あの蔡蘭(チャイ・ラン)も赤ら顔で(笑)紹介しているぞ。

みんな、何食べてるんだろう?お粥やワンタン麺、随分とあっさりしたようなうどんみたいなものも
合わせて頼んでるなぁ〜〜なーにしようっかな・・・」

後ろを見ると、時間が経っても、列が絶えることはない。

入り口で「何人?」と聞かれ、「一個(1人)」と答える。
「な〜んだ、広東語できんの」とか言ってた。
(日本人バレバレだったんだろう)

30分ぐらい並んだであろうか。お客は、店内でギュウギュウになりながら食べている。
席に着くとメニューを渡される。外の紹介記事でメインで薦められていた、
「蟹のお粥」(鮮蟹粥)を注文する。

店員が、「日本人がどうのこうの」言って、まわりの客が笑っている。
オレがバンダナを被っているからかな。

そう言えば、アフォンの友達が日本に遊びに来た時に、
「どうしてバンダナを被っているの?香港では、賭けで負けた人間がそういったような格好をするんだよ」
なんて言ってたけど、やっぱこんな格好をしてるヤツなんか、
こっちに来て見かけなかったもんな。たいそうヘンなヤツに思われたんだろう。

何分か待たされ、ようやっと出て来た。

うん、なるほど。
蟹の味噌を混ぜながら食べると、なんとも良い味だ。
しっかし、熱いな。ちょっと時間がかかるぞ。でも、さすがにコレだけじゃもの足りないな。
隣の客を見ていると、お粥を食べた後に、やっぱり何か麺ものを頼んでいる。
でも、結構な量だ。ま、時間も無いし、次回にするか。(笑)

PM:2:30
ようやっと完食。 
こうしちゃ居られない。早く次の目的地に向かわねば!

PM:3:00
地下鉄に乗って、香港島の端、「西湾河」と言う駅で降り、
今回の旅行の目的の1つでもある「香港電影資料館」へ。

ここまで来ると、ちょっと雰囲気が違うぞ。
なにやら空き地がたくさんあったりなんかして。
何だか閑散としちゃってるな。
人もまばらだし、まだまだ未開発の地区みたいだ。

一昨日、Aさんから「標識があるから、それに従って行けば着くよ」と言われていたが、
ホントにその通りだった。(笑)ちょっと遠回りしたけど、10分ぐらいかかったかな。



香港電影資料館 入り口


立派な建物ではないか。
早速入って、案内を見る。
資料らしきものが置いてそうな階まで上がって行く。

ドアが開くと、図書館みたいな階に出る。

スタッフの人間もいるけど、勝手に入っても良いんだろうか・・・
ま、何か言われたら、それに従えば良いや。(汗)

古い映画館関係の本があったら、見てみたいぞ・・・・と棚の奥に進んで行くと、
映画関係らしき、コーナーを発見!
何処かの日本のショップで立ち読みしたことがあるようなものも並んでるぞ。(笑)

昔、新聞や雑誌に掲載された記事を、スターごとにファイルしてある。コレはスゴイ!
ユンファ(周潤發)の結婚式の写真や、ニコラス(謝霆峰)の幼少時代からの写真なんかも、
キチッと整理してある。

特に、 薛家燕(シッ・ガーイン)のカワイイこと!「ダンスが上手な女の子」なんて紹介されている。
メチャクチャ、カワイイな!なんであんなに太っちゃったんだろう・・・って、40数年を経ってるんだから、
当たり前だけどさ。でもちょっとオドロイタ。

コレ、全部白黒だけど、何かからいちいちコピーしたのかな?
だとしたら、もの凄い時間がかかっているに違いない。

物色していると、世界各国の映画雑誌もちゃんと年代別にファイルしてある。
すんげーなぁ。

ソファもあるので、ゆっくりココで見ることにしよう。

棚を見ていると、「電影双週刊」なんかもあるぞ・・・
オッ!ショウブラが出していた「南国電影」もあるじゃないか!
コレが見たかったんだよ!日本で買うと、1冊、1万円ぐらいするもんなぁ!

今年は、ショウブラ映画がDVDリリースされて、「ショウブラ元年」の年とも言える。
だから、こういったものを見て、いろいろ勉強したかったのだ。

最初から最後まで揃ってるのかな?
さすがに全部の号は読みきれないから、知ってそうなタイトルがある、
1960年代後半のものから、順に見て行くことにするか。

コレも全部白黒コピーで号順にファイルされている。
香港映画全盛期に活躍した、俳優の写真がたっくさん載っている。
人気投票のランキングみたいなコーナーもあるけど、やっぱり、ジミーさんが強いな。

こういった資料を年代順に見て行くと、「今、イチオシのヤングスター」みたな紹介もされていて、
徐々に人気を得て、スターになっていく過程が見て取れる。

後に、(カンフーの)大スターになる御方がレッスンしている風景なんかもあったりして。
中には、1960年代後半だろうか、チェン・ペイペイ(鄭イ凧イ凧)が、
来日して松竹のバレースクールに通っている写真や
、映画の挿入歌の楽譜、1968年の特大号には、スターの本名の一覧なんかも載っていた。

1970年ぐらいのものになると、ようやっと狄龍(ティ・ロン)が出始める。
ここらへんからはちょっとは知ってる名前があるな。

コピー機らしきものが、カウンターの近くにあるんだけど、コレはコピー出来んのかな?
HPの資料に使いたいけど、どうなんだろう?

血眼になって見ていると、管理人のオバちゃんみたいな人が近づいて来て、
ニコニコしながら、こっちを見ている。


♪〜〜〜ピンポ〜〜〜ン〜〜〜♪


あれ?何だ?・・・あ、まさか閉館? そ、そっか、もう5時だもんな。
すっかり、そういったことを忘れてたよ。

Aさんが「行って見てわかるけど、図書館みたいなのよ」って言ってた通りだ。
(信用してなかったワケじゃないけども)

キッチリ時間厳守なんだな。
南国電影の他にも、「銀河畫報」の古い号もあったから見たかったけど・・・
どっちかと言うと、こっちの方が見たかった。
世代的に思い入れのあるスターの記事がたくさんあったんじゃないか?

しょうがない。ココらへんでお暇するか。

よ〜〜〜く考えて見れば、最初からココに来れば良かったんだよ。
何時間でも居られるし、居て飽きないんだから。
今度またリベンジだな。ちょっと残念・・・・

PM:5:00
出ると、あたりはまだ明るい。昼にお粥一杯と言うのは、さすがに腹が減る。
駅の近くのマックで、フィレオフィッシュのセットを頼んで、外で食す。

異国の地で、たった1人でメシを食うと言うのは、ホント寂しいな・・・・
アフォンたちが一緒に居たら、何処かの一杯メシ屋にでも入って、
軽く何か食べるんだろうけど・・・・

PM:5:30
コーズウェイ・ベイ(銅鑼灣)まで出る。

時代広場(タイムズ・スクウェア)の方まで出ようと思い、地下鉄を降り、
地下道をどんどん進んでいく。
とあるビルに出たのは良いものの、外への出口がわからない。
土曜の夕方とあって、何処の店も満員御礼だ。待ち合わせの人でごった返している。



コーズウェイ・ベイ(銅鑼灣)付近


どうにか、それらしきドアを見つけ外へ出るが・・・見たことも無い景色が広がっているではないか。
昼間と同じように、「地球の歩き方」を広げ、通りの標識をいちいち確認しながら、
湾仔(ワンチャイ)の方へ歩いて行く。

大きな通りに出れば、なんとかなるもんだとばかりに歩いて行くと、
ようやっと見た事のある通りに出る・・・
方向には強いんだけどなぁ〜・・・わからない所に出てしまう、さすがに焦るよ。


PM:6:20
「東方188商場」
ココはいつ来ても、はっきりとした場所が覚えられない。
テキトーにここらへんを歩いていると見つけるんだよな。(笑)





「信和中心」と同じだ。
相変わらず、ゲームやパソコンのソフトの海賊版を売っている。
新作らしきゲームソフトのデモが置いてある店の前には、人が集っている。

NOKIAの製品でネットもゲームも出来る、ちょっと変わった携帯電話があったけど、面白い形してる。
こっちではNOKIAが強いんだな。
アフォンのもそうだったし。日本のモノに比べると、やっぱり何か物足りない感じがするな。
まぁあんまり日本のモノみたいに、余計な機能は要らないんだろうけども。

PM:7:20
 湾仔から、尖沙咀(チムサーチョイ)へ出て、HMVへ行ってみる。

残された時間はわずかだ。今まで何も買わなかったけど、
せっかく来たんだから、DVD散策でもするかな。

んまぁ〜ここは品揃えに関しては良いけど、高いと評判だから(笑)チェックだけだ。

無間道(インファナル・アフェア)のパート1が、125HK$(1875円)、
パート2が120HK$(1800円)、パート2の特別版が、169HK$(2535円)
ショウブラのDVDは88〜99HK$(1320円〜1485円)と言ったところか。
2年前に出張の帰りに半日居た時に、ココで1000HK$(確か当時2万円近くだった)
も焦って買ったもんな。買った良いものの、全然見なかったりして・・・
買った後で後悔するんだよな。

さすがに歩きまわって、脚がキツイぞ。一旦、ホテルに戻って、休憩。

PM:8:30
ホテルを出て、旺角(モンコック)へ。
初日に土産用のDVDを買った店に入ってみる。

いろんなタイトルが並んでいるんだけど、2・3年サボっていたせいで、何が面白いかわからない。

ショウブラのDVDはリリースが決まっているし、今年、日本劇場公開が決まっているものもあるからなぁ。
英語字幕で中途半端で先に見るよりも、どうせだったら、しっかり日本語字幕付きで見たいし。
たくさん買っても、どーせ見ないんだろうしな。(笑)

店内で考えた挙句に購入したDVDは・・・


金鶏(ガムカイ)・・・48HK$(720円)
無間道(インファナル・アフェア)のパート1・・・88HK$(1320円)、
パート2の特別版・・・148HK$(2220円)

この3本だけ。
昼に2万円の両替することもなかったんだよな。それも損してまで。
あ〜〜勿体無い。

「金鶏」は完全にジャケ買いだ。(笑)
センス良いよなぁ〜この表紙は。

ダッチワイフの呉君如(サンドラ・ン)


公開当時、観客は大爆笑だったらしい。
ギャグの部分はわからないだろうけど、見てみたかったので、コレだけは買って帰ろう。

あああぁ〜〜〜ろくなものを食べてないので、お腹ペコペコだ。
気温は17度。寒くはないけど、若干冷える感じだ。
どの店も、行列が出ている。

PM:9:30
いろんな店を外から覗いて見るが、なかなか入る勇気がない。
どんな料理が美味いのかもわからないしな。店先で土鍋を作っている店があったので入ってみる。

店内は超満員。当然、相席だ

昔、コレ食ったよな。確か、「保仔飯」(ボーチャイファン)とか言ったっけ。
メニューを指差し、牛肉入りのものを注文し、目玉焼きをトッピングする。

しかし、汚い店だな。床なんか、ゴミと食べカスだらけじゃんか!大丈夫か?

20分経ってもまだ来ない。
片言の広東語と英語で文句を言うが、英語はさっぱりらしい。
「OK!OK!アンタは牛肉入りのヤツね!」みたいな事を言って、他の客の方に行ってしまう。
 
絶対忘れてるな。

喋る相手がいない上に、2〜30分も待たされると言うのは、さすがにツライ。
やることもないし、ひたすらに黙っていなきゃいけないんだもの。

30分近く待っただろうか。ようやっと料理が来る。待っただけあって、美味いよ! もの凄く熱いけど。
卵の黄身と掻き混ぜながら、コゲたトコまで平らげる。
コレでたったの30HK$(450円)。





PM:10:30 
物足りなかったので、「許留山」(ホイラウサーン)で
デザートでも食べようと行ってみるが、何処も満員。

若干、空いている店があったので待っていると、「1人か?」
と聞かれたので、オバチャンの店員が席を用意してくれる。

「ここに坐りな」
・・・って、アンタ、若い女性が仲良く2人で坐っているテーブルの端に
席を作ってくれたってしょうがないんだよ!
オレもその場で断れば言いのに、言われるまま坐ってしまう。(笑)

あ〜〜〜〜気恥ずかしいぃ〜〜〜とっとと食べて出ちゃおう!
店の前に「オススメ商品」みたいな看板があったので、「あずきのスープ」みたいなものを指差し注文する。
すぐに来て、食べてみると・・・

ぬ、ぬるーーーーーい!!そしてあんまりウマくなーーーーい!! 
ああもうダメだ。悲しくなってきた。お金を払って、速攻で店を出る。
もう踏んだり蹴ったりだ。甘いものを食べて、こんな思いをしたのは初めてだ!
うううううゥ〜〜〜〜〜もう1度何処かでリベンジしてやる!

PM:11:30

尖沙咀(チムサーチョイ)へ戻って、ブラブラ探し始める。

ココらへんにも、許留山があったよなぁ〜・・・ありゃぁ〜どこの店舗も満員だ。こりゃ、ダメだ。

そう言えば、ホテルの近くに、「31アイスクリーム」があったよな。そこで食べるか・・・
本当はさっぱりした、マンゴープリンとか食べたかったんだけども、仕方ない。

ネイザンロード沿いの「31」に入る。
今の時間になっても、結構な賑いだ。旺角と比べると、客層が欧米人が多いかな。

ラズベリー&マンゴーシャーベットのダブルを注文。
こんなので44HK$(660円)もするのか。
まぁ味はこんなものだろう。サッパリパリパリの味だ。





だけど、この時間に、こんな所でオッチャンが1人でシャーベットを食べているって・・・・
なんか寂しすぎるよ・・・

PM:11:45
ホテルに戻って、シャワーを浴び、「なんか後味の悪い旅行だったなぁ〜」
なんて思いながら、荷造りを始める。

すると、アフォンから電話が入る。
新しい仕事の面接にはパスしたそうで、早速ちょっと働かせてもらったそうだ。
今、その帰りで地下鉄の中かららしい。
「仕事はもらったけど、ケーキを作る量が半端じゃない!ちょっと物理的に今の人数じゃ無理かも・・・」
なんて、就いた早々にギブアップ宣言している。(笑)

丁寧にお礼を言って、電話を切る。

明日は早いので、テレビを見ながら、就寝・・・・・
(翌日無事帰国)


  〜 終 〜



コメント:
何らはっきりとした目的もないまま、遊びに来てしまった事もあり、今回は不完全燃焼に終ってしまいました。
映画も「無間道V」の1本だけだったし、DVDも3枚買っただけ。『香港電影迷』失格ですな、コリャ。
でも、久々に香港の匂いを感じることが出来て、ホント嬉しかったです。
やっぱり香港は何度来ても良いなと改めて実感した旅行でございました。

今回の旅行記は、以前のものと違って、あまり役に立たないかもしれませんが、
何かしら感想があれば、BBSに書き残していただければ幸いに思います。

最後になりましたが、
作成に3ヶ月もかかってしまったことを、心よりお詫び致します。(ペコリ)






ご感想をどうぞ!


旅行記目次


TOP