〜吉田遠志のプロフィール〜
日本版画協会会・日本美術家連盟会員



1911年、洋画家であり版画家であった吉田博の長男として東京に生まれる。
大平洋美術学校に学び、その後素材を広く海外にも求め、20才までにインド、ビルマ、セイロンなどのスケッチ旅行をし、その後も何度となくアメリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ、南極などへの旅行を重ねる。その間200回以上もの海外での講演および個展を行い、また作品はニューヨーク近代美術館、ボストン美術館をはじめ世界の一流美術館のパーマネントコレクションとして所蔵されている。

略歴
1911  東京文京区生まれ
1925  暁星中学卒業
1929  インド東南アジアを父と写生旅行
1936  大平洋美術学校卒業。中国、朝鮮半島を父と写生旅行
1940  結婚 1951  日本版画協会会員となる。以後毎年出品、理事、監事をつとめる
1952  米国各地で木版画の講演、展覧会を催し欧州に廻る
1973  アフリカに渡る。野生動物の作品を多数制作
1980  長野県北安曇郡に旧小中学校の廃校を利用して「美麻文化センター」を創設
     世界最大の多色刷り木版画『虎』を制作
1982  絵本『野生動物シリーズ(アフリカ)』を福武書店より出版
1984  「エルバ美術賞」
1985   読売「絵本にっぽん賞」受賞、産経新聞「美術賞」受賞
1986  フランス「翻訳出版賞」、東京児童書「国際オーナリスト賞」
1990  フランス「異文化理解貢献賞」受賞 1995  東京世田谷の病院にて永眠。享年84才


グループ展
1939  大平洋画会展〜'49
1943  生産展
1947  日展、入選
1949  第一回読売「アンデパンダン展」、展覧会委員〜'51
1952  米国各地で展覧会〜'53
1954  4人展、スミソ二アンインスティチューション、ワシントンDC
1956  ルガノ国際展覧会

個展
1948  柳屋画廊、東京
1950  柳屋画廊、東京
1955  井出画廊、東京

収蔵
ニューヨーク近代美術館、大英博物館、パリ国立図書館、ボストン美術館、
シカゴ美術館、シンシナティー美術館、ブルックリン美術館、シアトル美術館、
ポートランド美術館、ブルックリン美術館、セントポール美術センター、
ホノルル・アカデミー、シドニー州立美術館、キャンベラ国立美術館、
東京近代美術館、MOA美術館、世田谷美術館、その他多数

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