ドクタースランプ

鳥山明/集英社

説明するまでも無い有名ギャグ漫画。

私も子供の頃、腹を抱えて大笑いした。

この漫画、やはりギャグのさえなど、鳥山氏の才能が遺憾なく発揮されている。

また、この漫画が受ける理由は、勝手な独断だが、やはり、勉強をしろ、などとうるさく言う大人がいないのが、成功の原因の一つではないだろうか。

ペンギン村の子供たちは、勉強などに煩わされることなく、学校が終われば一日中遊びまわっている、塾に行く子供などもいない。

遊ぶと言うのは子供にとって、仕事のような者の筈である、そこには、大人の入り込めない、子供たちのルールと世界がある。子供も、そこで、学校や、家庭と言う大人の世界で受けたストレスなどを晴らしていたのではないだろうか?

しかし、この頃から、子供はその遊ぶと言う当然の行為が出来なくなり、塾や、習い事などに行かされ、大人の支配下から全く離れられなくなったのではないか。

ペンギン村と、ドクタースランプの世界は、子供にとっての一つの理想郷を作品にした物であって、それが、息苦しさを感じていた子供たちの共感を呼んだのではないだろうか?

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