ターミネーター3
監督:ジョナサン・モストウ
出演:アーノルド・シュワルツネッガー、クリスタナ・ローケン、ニック・スタール
ストーリー
サラ、ジョン、T-800型ターミネータ、そして、サイバーダイン者の開発主任大損らの活躍により、サイバーダイン社は破壊され、スカイネットに繋がるマイクロチップもすべて破壊され、1997年に起こるはずであった、審判の日は、回避されたはずであった。
そして、あの事件から10年。ジョン・コナーは、回避できたはずの、悪夢のような未来の幻影に付きまとわれ、全てを捨てて、全米を放浪する生活を送っていた。
そんなジョンの前に、再び、彼を抹殺するため新型ターミネーターT-Xと、10年前彼を守ってくれた物と同じ型のターミネーターが現れた。
「ジョン・コナー時が来た」
審判の日は回避できたはずではなかったのか?
審判の日を回避するため、人類の未来のため、ジョン、未来の抵抗軍の副司令官になるクレア、ターミネーターの戦いが始まる。
審判の日までの残り時間はあと・・・・・・・・・・・・・・・・・
解説
I'll be back
前作から12年
ここの所、ヒット作に恵まれなかったシュワルツネッガーが、自身最大のヒット作(と言うか、唯一かもしれない)の続編と共に帰ってきた。
奇麗にまとめた筈の前作からどうやって続編を作るのか?
全世界注目のその続編。結論から言えば、結構(と言うか、かなり)良くできていた。
ジョンが何故、未来の抵抗軍のリーダーになったのか?
スカイネットとは何なのか?
と言う謎の解明が結構奇麗になされていた。
が、色々残った疑問もある。
ターミネーターが言った「2032年に私がお前を殺す。」と言う台詞。なぜ、ジョンは、ターミネーターに殺されなければならなかったのか?
また、スカイネットとは、以前送り込まれたターミネーターのマイクロチップを基に作られた物ではないのか?
でないとすると、スカイネットにとって、あのマイクロチップとサイバーダイン社の存在って?
前作の「運命などは無い」と言う言葉が、この作品の根幹のテーマではなかったのか?
等等、タイムパラドックスな部分も含めて、色々な疑問が残った。
全ての解決を図ってくれ、は言わないが、もう少し、色んな疑問に奇麗に回答を出して欲しかった機がする。 色々曖昧なまま終わってしまった部分もあり、
ひょっとして、続編への布石?
とか、かんぐってしまう。
でも、今作から、続編を作るのは、もっと難しいような気もするが・・・・・・・
だが、あのシリーズ好きの期待を裏切らない作品である事は確かである。