X-MEN

監督:ブライアン・シンガー

主演:パトリック・スチュアート、イアン・マッケラン

ストーリー

そう遠く無い未来。

特殊な能力を持ったミュータントと呼ばれる人々は、その特殊能力ゆえに、ひとびとから疎まれ、迫害されていた。

少女ローグも触れた相手の生命力を奪うと言う特殊なが目覚めてしまったため、家を出て、各地をさまよっていた。彼女はとある酒場で、賭け試合をしていたウルヴァリンと言う男と出会う。同じミュータントである彼に親近感を覚えたローグはウルヴァリンについていく。

しかし、その途中、セイバートゥースと言うミュータントに襲われる。間一髪で彼らを救ったのは、サイクロップスとストームと言う二人のミュータントだった。

彼ら二人は、Xメン。人類と、ミュータントは理解し合え、共存できると言う理念を持ったプロフェッサーXの元、その特殊能力を人類を守り、共存するために使うミュータントであった。

彼らに救われたウルヴァリン達は、その特殊能力を使い、人類を滅ぼそうともくろむマグニート率いるミュータント達と戦う事になる。

 

解説

アメコミの人気作品「X−MEN」の映画化。

得意な力ゆえに迫害されるミュータントたち。そのときどのように迫害する側と接するか。あくまで戦うか?理解しあうように努力するか?この作品の根本もここらへんにある。

偏見、差別、迫害。

このあたりがテーマになるのも、人種問題などを抱えるアメリカらしい。

敵であるマグニートも、幼い頃、ナチスの強制収容所で両親を失ったと言う過去を持っていたりして、人類に憎しみを抱くのも頷ける悪役となっている。

しかし、

やはり中途半端な感じは否めない。

ミュータントたちの特殊能力がすごすぎて、迫害されているほうの悲しみ、哀れみ、迫害する側の醜さ、あさましさ、等が今ひとつ伝わってこない。(本来迫害は、圧倒的な強者が、弱者に、理不尽な事をする事である筈である。)

戦闘シーンは確かに見ごたえがある。特殊能力を表現するあたりはVFXなどが惜しみなく投入されている。しかし、宣伝で言っているほどの迫力は残念ながら無かった。

この作品いかにもこれから更なる続編が出来ますよ。と言った感じの終わりかたをしている。

続編ではもう少し上記の事を表現しきって欲しいきがする。

 

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